今回は朝霞ガーデンでの6時間勝負。
「サクラマス一本勝負」です。
サクラマスしかいらない。悪鬼羅刹の貧乏釣り師が朝霞ガーデンに挑むスペクタクルな物語です。
例によって車の中で開店を待つグリーン。
本日のメニューは「やさぐれシェフのパスタとピラフ〜7のマークを添えて〜」です。
開店しました。早速ルアー池へ向かいます。
ポールポジション(わくわくトローリング場)はアッキー氏。私もその隣に居座ります。
本日の朝霞ガーデンはかなりの混みよう。なぜか。
大栄翔の優勝ですね。
朝霞市出身の大栄翔関が優勝したのだから魚達は大フィーバー。活性が高いのは当たり前です。
それを狙ってやってきた多くのアングラー達。やはり調べてきてますね。
早速釣っているアッキー氏ですが、私には釣れません。
前回はこの時間が爆釣タイムだったのですが、数回の当たりのみで場は鳴りを潜めています。
パレードが終わった後だったのですね。
サクラマスを狙うためエターナルカラコンのピンクを使っていたのですが調子が悪い。桃色カラコンZ(2年熟成バージョン)へ変更してノーマル鱒を狙います。
ヒット!これはなかなか良いサイズか…!
ああーっと!
なんと飛び出してきたのはサクラマス!早くも目標のサクラマスをゲットしました!
長かった旅もこれで終わり…。ありがとう朝霞ガーデン!ありがとう大栄翔!!
終劇。
もうなんの悔いもありません。竿をそっとステージに置いて「百恵引退モード(時短800回転)」に入ります。
周りを見ても前回とは違う様子。ルアー池はあまり釣れていないようです。フロワ氏は誰もいない一号池でこっそり「アローンつ抜け」を達成していました。
私もようやく重い腰を上げ、出稼ぎに出ました。「困った時の縦釣りの里」です。
一投必中!
油断している鱒をステルス攻撃です。一匹釣ったら鱒達は完全迎撃体制を整えたので釣れなくなりました。
ヒット&アウェイを成功させた私はまたわくわくトローリング場に戻ります。スズミ800氏が50cm超えの「巨ヤシオマス」を上げていました。
とここで隣にいたアッキー氏が何かに気付いたようです。
「あの人…、ヤマメちゃんじゃないですか…?」
対岸にいたのは一人の女性。見るからに上手そうな出で立ちです。
アッキー氏はその女性があの新鋭アングラー「ヤマメちゃん」だと言うのです。
東方Projectに出てくる黒谷ヤマメの愛称。そう思った方、
それで良いと思います。
ヤマメちゃんはエリアフィッシングを始めて数カ月で味平工房POPSのフィールドテスターの一人となった新進気鋭の女性アングラー。もはや私のイメージは「メディアの人」です。
六本木を歩いていると芸能人にぶつかるように、朝霞ガーデンを歩いていると人気アングラーにぶつかるものです。
「でももし間違ってたら恥ずかしいからな…。」
「駄目だ!行くんだ!この好機を逃してどうするんだぁーーーっ!」
私はアッキー氏を特殊スキル「鼓舞」により奮い立たせます。
そしてバーサク状態となったアッキー氏の影に隠れてヤマメちゃんに怪しく近付きます。
「すいません…、ヤマメちゃんですか?」
アッキー氏がその女性アングラーに声をかけます。
「はい、そうです。」
大当たり!さすがアッキー氏。ある意味持っていないですね。ここで全然違う人だったら私が以前たてよこななめ氏に騙されて全然違う人に「あの…、たけミンさんですか?」と声をかけ、「はあ…、違いますけど。」と言われた「アンビレの悲劇」の再現となったのに…。
私はオリジナルステッカーを渡し、ヤマメちゃんにご挨拶をします。すると…、
「えっ?グリーンさんですか?いつも見てます!」
な、なにぃーーーっ!!
なんと、ヤマメちゃんが「読んでいるだけでMPを消費する」と言われている私のブログの読者だと言うのです。
しかも「見たことあります」ではなくて「いつも見てます」ですからね。最大で年間365日の可能性もあるわけです。
ましてやヤマメちゃんが読んでいるということは日本の全女性エリアアングラーが読んでいると言っても過言ではないでしょう。すなわち「全女性エリアアングラーが泣いた」貧乏釣り部員五時レンジャー!と銘打っても構わないというわけですね。
しかしヤマメちゃんはとても人当たりが良く、優しそうな方です。
普通なら、「はぁ?貧乏釣り部員五時レンジャー?お前みてえなキモオタ知らねえよ。まあ貧乏そうなのは人相ですぐわかったけどな。」ぐらいのご挨拶があるのが当然です。それを私が傷つかないようにオブラートを五重に包んだ言葉で対応してくれるなんてとんだ女神ですね。藤島康介が生み出した創造物なのではないでしょうか。
「この人は私に石を投げたりライターで炙ったりはしない…」。そう確信した私は調子に乗って曖昧な情報を元に話しかけます。
「ヤマメちゃんってお子さんに釣りをさせたいって言ってましたよね?」
「いえ…、違いますけど…。」
な、なにぃーーーっ!!
なんと私の曖昧な情報源は全くの見当違い!初対面でこんな訳のわからない間違いをしてくるとは何て失礼なヤツでしょう。
和やかな場を一瞬にして修羅場に変えた悪の魔道士グリーン。恥ずかしくてこのままルアー池住宅側の「電気コードがなにやらたくさん出ている流れ込み」に飛び込みたい気分です。
それを気にもせず終始和やかに対応してくれたヤマメちゃん。恐らく我々が去った後、濃いめの除菌スプレーを周囲に入念に撒いたことでしょう。
「ネタだ!傷だ!黒歴史だぁーっ!」我々はヤマメちゃんの元を後にし、プアーカップへ臨むのだった…。
稀に見る激戦のプアーカップ!初タイトルをゲットしたのはどちらだ…!
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