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ニジマスは生で食べられる?刺身でもOKな理由と養鱒協会の根拠【寄生虫アニサキスは嘘?】

生のニジマス料理パンフレット どうにも分類できないお役立ち記事!
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ニジマスは生でも食べられるのか

「川魚は寄生虫がいるから生では食べられない」

 

この漠然とした知識のみで齢40まで生きてきたグリーン。

 

しかしそんなある日、埼玉県にある管理釣り場「朝霞ガーデン」で貰ってきたパンフレットにこんな記述を見つけました。

 

ニジマスは寄生虫の心配が無いという記述があるパンフレット

「ニジマスは寄生虫の心配が全くないので安心してお刺身でも頂けます。」

 

 

 

なにぃーーっ!そうなの!?生で食べられるの!?

 

 

 

鱒のパンフレット

このパンフレットの「食べなきゃ鱒(そん)」のシュールさに後から気付くという失態ぶり。それほど驚愕だったのです。

 

 

 

しかしパンフレットを開いて見たところ、

ニジマスの刺身の写真

「赤身か…」

 

 

 

赤身なら生で食べられるということなのでしょうか。だとしても赤身のニジマスなんて管理釣り場ではレアケースです。中々お目にかかる機会はないでしょう。

 

 

やはりメインは「白身」です。

 

 

 

 

生のニジマス料理紹介パンフレット

しかし一生懸命トラウトを推してくる。

 

 

このパンフレットは「全国養鱒振興協会」のものです。

全国養鱒振興協会HP

 

 

全国養鱒振興協会は、「幸せニジマスを食卓へ」をキャッチフレーズとして、鱒をPRしているマス類養殖業者の組織だそうです。

全国養鱒振興協会パンフレット

そしてそのHPを見ていると、さらに驚きの記載が…!

 

 

国内の淡水で養殖された鱒類にサナダムシはいない?

「国内の淡水で養殖されたサケ・マス類にはサナダムシはいません。冷凍する必要はなく、生でも安心していただけます。」

(サナダムシというのは条虫科や裂頭条虫の総称だそうです。10mまで成長するといって泣く子も黙らせているあの寄生虫ですね。渋谷区の寄生虫博物館にはまだあるのでしょうか。)

サナダムシ調査結果

 

 

サナダムシがいないということは、管理釣り場で釣った魚は生で食べられるのか!刺身でも寿司でもOKなのか!我々は勝ったのか!?

 

 

生のニジマスにはサナダムシ以外の寄生虫はいるのか

いや、待てよ。確かに「サナダムシはいません」と銘打ってはいるが、その他の寄生虫はどうなんだ?

 

 

 

マス類に寄生する寄生虫について調べていると、東京都保健福祉局のページにたどり着きました。

東京都保健福祉局アニサキスについて

 

 

「アニサキス」

アニサキス

 

 

何となく聞いたことはあります。

 

南海キャンディーズの山ちゃんが罹ってしまったアニサニス胃腸炎の原因になる寄生虫ですね。

 

 

 

死滅条件として「-20℃での24時間冷凍」。ルイベという調理法の根拠となっているものですね。

 

 

 

 

しかしさらに我々トラウト釣り師を鼓舞する有力な記載が!

 

 

生の淡水魚にアニサキスの心配はなし!

「アニサキスの寄生した生餌を与えていた場合などを除き、養殖魚には、アニサキスの寄生がほとんど認められていません。」

 

 

アニサキスは海の魚に寄生する寄生虫だそうなので、海に出ることのない養殖マス類から検出されないのは当然ですね。

 

 

 

 

 

なんて日だ!

 

 

 

 

解放です。今まで寄生虫を疑われ続け、生では食べられないと忌み嫌われてきたニジマスさん。たくさんのご無礼をどうぞお許しください。これからは陽のあたる場所を堂々と歩いてよいのです。

 

 

 

 

おそらく現状をまとめてみるとこういうことだと思います。

 

 

 淡水養殖マスを生で食べる場合の注意点まとめ

日本の養殖魚は厳しく管理されており、自然界の川魚に寄生しているような寄生虫の心配はほとんど抑えられている。そもそも寄生虫は海川問わずどんな魚にも寄生している可能性があり、自然界で獲られたマグロ等の刺身が平気で食べられているのは出荷の前後で冷凍されているためといった理由もある。ましてや寄生虫や細菌等は何種類も多岐にわたり存在しているのであって、完全に予防するには海川問わず全ての魚介類の生食を避けることしかない。とにかく食中毒諸々を防ぐために我々に出来ることは、管理釣り場で釣ったトラウトを刺身等の生で食べようとする際には、出来るだけ新鮮なうちに捌いて(内臓はしっかり取る)食卓に出すこと。

 

 

こんな感じではないでしょうか。

 

 

養殖業者さん達の思いをうまく代弁できたかはわかりませんが、世に出回っている間違った噂を少しでも払拭できていたら幸いです。

 

 

 

 

さあ、これからは管理釣り場で釣った白身のニジマスを堂々と生で食べられるぞ! 

 

もちろん白身のニジマスも生食OK!

白身のニジマスの刺身

むしろ私は白身のニジマスの刺身はしょっちゅう食べています。

 

食べるラー油で白身のニジマスの刺身を食べる

「食べるラー油」が一番のオススメですね。

 

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みんなも管理釣り場で釣ったニジマスを生で食べてみよう!感想は受け付けないぞ!

 

 

 

 

白身のニジマスを刺身で食べるとどうなのかの検証記事もご覧ください。

ニジマスの刺身を食べる!臭みやクセがない高級魚の味&スモーク醤油が合う!

 

 

 

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コメント

  1. […] ニジマスは生で食べられる!?刺身でも大丈夫な理由と養鱒協会の提唱する根拠【アニサキスは嘘?】 […]

  2. Hiro より:

    「養殖魚には、アニサキスの寄生がほとんど認められていません。」
    の「ほとんど」ってことは、ときどきは居るってことなんでは?

    本牧海づり施設で釣ったサバをときどき刺身で食べますが、刺身で食べる分は血抜きしたあとすぐに頭を落とし内臓を取って、未処理のサバとは別の袋に入れてます。

    • グリーン green より:

      お、なかなか鋭いツッコミですね!いわゆる海の寄生虫よりは全然安全というらしいですよ。世の中の寄生虫なんてごまんといますからね!もちろん新鮮なサバの中にも!いくらでも体内に吸収していますが死にはしないということですね。体調が悪かったり運が悪かったりすると当たったりするのはどんな海産物でもありますよね…

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