前回のあらすじ
他のお子様を招いて挑んだ朝霞ガーデン。
しかし子供の初心者に釣らせる術が見つからない。
ようやくたどり着いた結論「ぐるぐるX」での最後の勝負に挑む。
前回から読む[ip5_divider style=”dashed” margin_top=”20″ margin_bottom=”20″]
ぐるぐるX仮説を検証するため、まずは自分でトラウトの反応を見てみます。
比較するのはセニョールトルネードとXスティックです。
いつもは良い反応を見せてくれるXスティックですが、この日は全くトラウトが反応してきません。
ピンク、モス共にダメです。何故でしょうか?
わかりません。素人なので。
セニョールトルネードは好反応です。先ほども一匹ゲットする事ができました。
しかし前回あげた理由「形がすぐに崩れてしまう」ので今回は初心者の子供には無理だと判断しました。
ではぐるぐるXはどうでしょう。
セニョールトルネードよりは反応が良くありませんが、Xスティックほど無反応ではありません。
朝霞ガーデン特有?の「直前まで追ってきてプイ」という人間であれば殴られても仕方ないイラつかせテクニックを何度か見せられました。
自分の子供にも使わせます。
やはりバイトが何回かあったようです。子供の言うことなので信憑性に欠けますが・・・
作戦を決行します。
作戦「ぐるぐるX縛りで今夜は確実に塩焼き」です。
全員にぐるぐるXの使用を命じます。
所持しているカラーパターンは、イエロー、山吹色、ブラックアワビ貼りの三種しかありません。
全てタックルベリーの中古です。
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Xスティックと比べて有利な点は、そこまでデッドスローでなくても大丈夫だというところでしょうか。
デッドスローだと綺麗な「蛾」を演じてくれますが、もう少し早く巻いてもしっかり食ってくれました。
これは比較的子供向けだと言えるでしょう。
自分自信ではどんどん釣れるのですが、肝心のゲストのお子さんは全く釣れません。やはりキャスティングからリーリングまでの動作は初めての小2には困難ですね。
すると、そのお子さんが私の所にきて言いました。
「これ飛ばないから違うのがいい。」
私は言いました。
「ダメだ。最後までこれを使い続けるんだ。」
一人の子供の自由と権利を奪いました。
現行の児童虐待防止法の趣旨ではこれは完全に虐待に当たるでしょう。
「ルアー選択の自由」を完全に奪ったのです。
しかし法に触れてまでも何とか釣らせたい私はもう一度ぐるぐるXの使い方をレクチャーします。
少しでも目を離そうものならリーリングスピードが早くなっています。
「ダメだ!もっと遅く!もっとデッドに!!」
なんて低廉な釣りスポ根ドラマでしょう。
頼んでもいないのに他人の父親からルアー選択の自由を奪われ、こんなにも厳しい指導を受けることになってしまった少年の気持ちはどんなだったでしょう。
「嗚呼、これが釣りか。これがフィッシングというやつなんだな・・・」
そうです。ディスイズフィッシングです。
結局6時間の死闘の末、その子に釣らせることは出来ませんでした。
罪滅ぼしとして帰り際にスプーンを一つあげたら大変喜んでくれたのが救いでした・・・。
次回こそ釣らせて見せる!!
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