釣りをしていて思わぬ大物がかかってしまい、狼狽した経験がある方もいるでしょう。
今回は中学生時代のエース、チャンMと大鯉とのバトルからタモ(網)が無いときの対処法(失敗例)を紹介していきたいと思います。
前に記事に書いたこともあるのですが、中学生時代にメインで釣りをしていた50m四方の野池がありました。
そんなに小さい池でもバスがいると信じて我らはルアーを投げまくっていました。
まあ釣れるわけはなかったのですが、多くは鯉釣りをしていました。
浮き釣りまたはパン釣りでしたが、やはりパン釣りの釣果が抜群だったため、パン釣りメインとシフトしていきました。
釣れる鯉のアベレージは30cm~40cm。これがメインだったため、竿はそれぐらいのサイズに対応した小型の安竿でした。
しかしある時、タックルでは対応出来ないサイズの鯉がチャンMの竿にかかってしまったのです・・・・・・・・・
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浮かべたパンに大きな魚影が接近してきました。
「でかいぞ・・・」
チャンMが置き竿から離れたところでつぶやきました。
その瞬間パンが水面から消え、竿が一気に引きずられていきます!
竿を握ったチャンMは体制を整え、バトル開始です。
体を持って行かれそうになりながらも何とか持ちこたえていますが、いかんせんタックルが貧弱です。
2Mちょいの竿にプラスチック製のスピニングリール。
道糸は4号ですが、当時はライン同士の連結結びを知らなかったため、道糸とハリスはチチワ同士で繋げています。
しかもハリスは道糸と同じ4号。切れる時は道糸からいくでしょう。
しかし道糸が切れる心配をよそに大元が逝ったのです。
「ボキっ!」
まず竿が大鯉の餌食となりました。
このまま糸を切られてゲームセット・・・と思いきや、我らがチャンMが諦める訳はありません。
「グリーン、タオル!」
私にそう告げるとチャンMはなんと道糸を手で掴んだのです。
手袋があるわけでもなく、長袖だったわけでもなく、生手で糸を握りしめ、持ちこたえます。
「痛ぇーーー!ウヒョーー!」
もはや釣りキチ三平的な言語が現れてきており、釣りエンドロフィンが全開です。
私はあったタオルをすぐに手渡しました。
チャンMはタオルを右腕に巻き付け、そこに道糸をぐるぐる巻き付けました。
「さあ、いこーか」
「・・・チャ、チャンMゥ!」
大鯉がヒットしたチャンM。
しかし遭遇したことのない未知の相手にどう立ち向かうのか?
黒王号はいななき、暴れ、叫び、そしてラオウが現れる・・・
次回、五時レンジャー貧乏釣り部!「大物がかかった時は丸太で叩け!?【タモ(網)が無い時の魚の上げ方続編】」
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