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【しもきん特別寄稿③】バベルキング選手権試合終了!激闘の結果は…?

ブロガー登竜門!読者寄稿のコーナー
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※今回の記事はしもきん(たてよこななめ)さんの特別寄稿です。

【前回の記事はこちら】

【しもきん特別寄稿②】バベキンの釣座抽選から試合開始までの裏側を公開!

 

 

それではその決勝戦の様子を

【激アツ!!劇場型実況中継風】でどうぞ!!

 

前半戦

私が最後に残された丁度真ん中辺りの釣座に着くと左隣には優勝候補者のH君がいた。

彼の屈託の無い笑顔に癒されながらも、一度もキャストしていないタックルを投げる不安

 

そして

「Simo-King」として大勢のギャラリーからの視線やプレッシャー

決勝戦という緊張感に満ちた雰囲気

手が震えているが「しもきん」を装い笑顔とふざけた言葉で誤魔化す・・・

 

色々な条件があっても、あるからこそ優勝を勝ち取りたい。

頭の中で前半戦は

「感覚や様子を掴みながらもそれなりに釣って後半戦に全てを掛ける作戦」

を企てていたが、後半戦は決勝進出者が避けたと思われるインレット側端のポジションになる為にそうも言っていられない。

むしろ前半戦が勝負となった。

 

前半戦開始

 

一投目ですぐさまヒット&キャッチに成功

しかし

自身のミスにより2投目でヒット直後にラインブレイクした時点で少しも落ち着けていない迷い猫のような自分に気付いた。

 

プロスタッフに就任してから平静を装う術は身に着けてきたつもりだが

極度のプレッシャーと緊張からは逃れられずに身体は正直に反応してしまう。

 

ある種の賭けであったが試合中に釣りを中断してルアーを付け直すという選択をした。

ラインを結ぶ指が震えてうまく結べない・・・

 

ただそのお陰で、やはり考えていた通りに「前半戦は捨てるつもりでいこう」と諦めがついた。

 

改めて釣座に身を置き、青空を見上げ深呼吸をし

肩を回して3回ほど跳躍もする。

 

さぁ

ここからが俺自身との試合開始だ。

 

しかし、その数分後には勝手にラインが走る。

手元に伝わる感触は間違いなくスレ掛かりだ・・・

足元に寄せて優しくリリースをする。

 

 

マイナス1カウント

 

しかし、これに対して実はほとんど動揺も何もしていない。

事故的なスレは避けようがないのと焦る気持ちをもう殺せていたからだ。

 

隣のH君はコンスタントに釣り上げ

ヒットコールを連発している。

 

多少同様は勿論するものの自分の目的に集中する。

私はルアーによる反応や動きをチェックしながら終われば次のルアーに変える。

釣れないから変えるのではない。

 

そして決めていた残り3分切ったくらいで満を持しての

バベルエース0「しもペナ」投入。

 

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これは名前の通り私のパイロットカラーで愛してやまない恋人のようなものである。

ここで狙った通りの釣り方で2匹連続で釣れた。

「よし!」

心の中で叫んだ。

釣れたからではない自信がもてたからだ。

 

しかし釣果はもちろん惨状に近い。

前半戦の結果

隣のH君が10匹でトップ折り返し

流石としか言いようがない。

 

対して俺は

6匹マイナス1匹で5匹

トップの半分か・・・

 

 

後半戦

一番インレット寄りの端の釣座ポジションに移動

対するH君は一番アウトレット寄りの端の釣座ポジションに移動

 

先ほどまで真横で釣って戦っていたのが、後半は一番離れたポジションになった。

 

有難い

これでもう何も気にするものはない。

ただただ自分の釣りに集中するのみ。

端のポジションは片隣には釣人がいないので更に集中しやすいのもあるのだ。

 

後半戦開始

 

カラーは「麒麟」を選んだ。

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狙うレンジを変えて2投目・・・1キャスト目はバイトすらなかった。

 

ヒット!

 

無事にキャッチした。

安堵したのかそこからは定期的に釣れた。

 

遠くから色んな人のヒットコールが聞こえるがさほど気にならない。

 

そんな中、しっかりヒットするも連続でバレる事があったのでフックをチェックしてみたら

何故か大物を掛けた時のように針がグニャっと真横に曲がってしまっている

 

何故だ?

折角リズムに乗っていたのにと思ったがフック交換は流石に今はしていられない。

 

次に何を投げるか一瞬悩んだ・・・

試していない「枝豆グロー」

狙い処を変えて0.7g「かなで」

前半1匹で終えた「ピンキー」

そして信頼をおく「しもペナ」

 

歩きながら

賭けだが最大の釣果が得られそうな0.7g「かなで」

これで釣れなければ諦めも付く「しもペナ」

この2択まで絞った。

 

しかしタックルボックスの目の前に立ち

何故か手に取ったタックルは・・・

 

「ピンキー」

 

理由はない

 

本当にない

 

強いて言えば昨年末の釣行から特に相性が良く感じていたのと

直感や閃きとでも言うのだろうか。

 

正解か不正解かは誰にも分からないがその後もコンスタントに釣る事は出来ていた筈だが

ここから記憶が本当に無いのだ。

 

 

試合終了

自分が何匹釣ったか当然覚えていない

後半も簡単に爆釣なんて感じは無かった

遠くからヒットコールは常に聞こえてきていた

 

前半戦の結果からも試合終了の合図は優勝を諦めた瞬間でもあった。

 

悔しくて叫びたい

この場から逃げ出したい

 

進行係をしていてくれた白井プロがニヤニヤしながら

 

「しもきんちゃん結果ききたい??」

 

と言ってきたので

優勝は勿論

あぁ入賞も出来なかったのか…という確信がうまれ本気で泣きそうになった。

 

「いや、聞きたくないです・・・」

 

笑顔は作れていたが元気無く答えた。

当然、試合での緊張・重圧・集中力などでかなり疲弊もしていた。

 

 

表彰式

5位から入賞者が発表されるが俺の名前が呼ばれる事はやはりなかった。

4位も

3位も

 

いずれも呼ばれるのは腕に覚えのある優勝候補の実力者たちばかり

そして2位にはあのH君が呼ばれた

 

おぉ!と感嘆し拍手した。

それは初出場で準優勝するなんてなかなかやるなという思いと

それより釣って優勝した人がいるのかという驚きだった。

 

きっと

2位の人も3位の人も自分が優勝出来るかもと思っていたと思う。

入賞の嬉しさの表情の裏に優勝じゃなかったのかという悔しさも滲み出ていたからだ。

 

その気持ちが痛いほど解る。

でもその悔しさが自分の成長や次の釣果に繋がるということもよく知っている。

 

そして

第4回バベルキング選手権

優勝者の発表

 

その一瞬の間に

白井プロが俺の目を見てほほ笑んだ

 

えっ?

 

 

ロブルアー鶴貝社長も俺をみて微笑んでいるようだった

 

んっ??

 

 

 

 

「・・・優勝はゼッケン7番・・・シモデさん!!」

 

 

驚きと同時に嬉しさが爆発した。

年甲斐もなくはしゃぐように表彰台に飛び乗ってしまった。

 

今度は逆の感情で涙が溢れそうになったがグッと耐えられた。

 

表彰台の一番高いところで

初出場の第2回バベルキングからの3年が勝手に想い返され・・・

連続優勝で3連覇達成までに本当に本当にいろいろな事や想いが詰まっていて

感慨も一入で色んな感情が溢れてくる・・・

 

ふと空を見上げたらとても青く眩しかった。

 

 

結果

私の後半戦はスレ無しの16匹でトータル21匹

2位は18匹

3位は17匹

 

色んな運が重なった結果で紙一重の接戦だった

 

だからこそまた自分が強くなれた気がした

そして

またこの釣りが好きになった。

 

落ち

落ちついてから嬉しくてハシャぐ馬鹿なキングの姿・・・

そんな試合終了後のmihomi氏緊急リポートはこちら👇

 

ロブルアー公式ブログの内容はこちら👇

『バベルキング御礼 & バベル王者募集』
昨日は第4回バベルキング選手権ご参加いただいた皆様誠にありがとうございました! 運営してても、毎回ワクワクして楽しませていただいております!  結果は、シモ…

 

こんなん最後まで読んで頂けた貴方に幸がありますよう☆

ありがとうございました♪

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