世界のモンスターを捕獲すべき我らが貧乏探検隊はとある河川に降り立ちました。
ここは幾度となく「玄武級」のモンスターが目撃されている場所。今までに数千人の寿命を5秒ほど縮めてきました。
今回はこの河川に棲むモンスター達を調査する使命を誰かから与えられたわけではありません。暇だから来たのです。
ということで竿を垂らしましょう。
私の道具は目下絶好調中の110円タックル。これ100本と11000円のタックル一つ、皆さんはどちらを選びますか?もちろん後者ですよね。
餌はミミズ。その辺にのたうち回っていたのを捕獲しました。これで調査費用はゼロ円です。
ああーっと!調査隊の一人が早速モンスターを捕獲しました!
見てください。これがモンスターです。
これは美味しそうなモンスターですね。キープして後で食べることとしましょう。
今度は仕掛けられた罠に掛かっていたモンスターを引き上げます。
見てください。これです。
恐ろしいですね。これは噛みつくと雹(ひょう)が甲羅に当たっても離さないと言われているスッポンです。
その他ニホンナマズとテナガエビも罠に掛かっていました。美味しそうです。
私のタックルは微動だにしません。むしろ鈴無しで完全放置しているので餌を食われているだけかもしれません。
巻き上げてみると、ほら根掛り。恵んでもらった貴重な6号ナス型オモリを紛失しました。
後はアレです。この川にはびこる淡水魚界の帝王。あのボスを確保しないことにはこの調査は完遂できません。
すると…、
ああーっと!調査隊の竿に強烈なアタリが…!
これはヤツです。ヤツに違いありません。
しかしバラした…!モンスターの姿を拝むことはできませんでした。
使用しているのはジグ系ルアーです。この大河でルアーをコントロールできるのは重量のあるジグしか無いでしょう。
私はただ見ているだけ。強いて言えば暑いので凍ったアクエリアスボトルに水を入れて飲んでいます。
「き、来たぁーっ!」
調査員からモンスター来襲の知らせが!すぐに駆け寄ります。
駆け寄ったからって私が何かの助けになるわけではありません。逆に言うと邪魔でしかありません。
邪魔にならないよう遠くから撮影を行います。モンスターの姿を撃撮しなければなりませんからね。
徐々に姿が近づいてくる…。
見えた!これがモンスターだ!
目の位置が魚の常識を逸しています。逆に常軌を逸した近すぎる目の位置はヒラメやカレイですね。
しかしこのモンスター、ハクレンを捕獲したものの次なる問題にぶち当たります。
それは「ネットを使うと臭くなる」ということです。
恐ろしい…、捕まってなお人間を窮地に追い詰めるとは…。敵ながら天晴です。
しかしここで文明の利器「ペンチ」を使って針を外す…!
「惜しかったな…。もっと強くなってまたオラとやろうな!」
ハクレンに別れを告げました。
先程捕獲し丁寧に活かしておいたアメリカナマズを引き上げます。
そして締める。
血抜きが完了しました。
これだけ大きいナマズですが、過食部分は案外少ないもの。高級食材なわけですね。
長い調査が終わりました。
特急河川シンクタンクにはとても渡せない結果です。この川の全貌が明らかになったら国が動きますからね。
ということで2000ページに渡る報告書は焼き捨てました。
次回は謎の魚「口が小さいと言われているのに全然小さくない魚」を調査することとしましょう…。
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