牛久沼で生命の危機！係留杭に放たれたイサムの投げ輪の威力とは！？

前回のあらすじ

 

ガソリンがなくなるという遭難寸前の危機を脱した三銃士。

 

再度三人に迫り来る恐怖とは？

前回から読む [ip5_divider style=”dashed” margin_top=”20″ margin_bottom=”20″]

ガソリンを補充され、快調に飛ばす木製の御大。

 

 

男子中学生というのは基本的にバカです。

 

 

バカなので危機を乗り越えた三人は

「心に冒険を～♪」

と大声で歌っています。

 

 

 

 

モウロクジジイの復活のギグに興奮しているイエローは突然思わぬ行動に出ました。

 

 

今でもグリーンの会社の同僚の女子に面と向かって「薄ヒゲが生えている」などと言ってしまい、グリーンの会社での人間関係を悪くしてしまうような突発的な行動を取るイエローは、もちろん昔も突発的な行動をとる子なのでした。

 

 

 

なんと、全速で走っているボートから、１メートル先の係留用の杭に向かってこれまた係留用のロープを投げたのです！

 

 

 

 

 

イエロー「イサムの投げ輪！」

 

 

 

 

 

なぜ今ファミコンジャンプに出てきた「荒野の少年イサム」の技が出てきたのか！

 

 

 

 

 

確かに酷です。当時の漫画ですから今時のカッコいいネーミングの必殺技なんてないのですから。

 

 

それがファミコンジャンプに無理矢理登場させられて「投げ輪」と「弾丸」って言われても全然カッコ良くないのです。

 

 

 

 

 

そんなことはさておき、この「イサムの投げ輪」の成功が何を意味するかというと、もしロープの輪が杭に掛かれば杭を中心としてボートが急旋回するはずです。

 

 

そしてその遠心力で三人が飛ばされるだろうことは中学生でも容易に想像できたのです。

 

 

 

 

「死んだっ・・・！」

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・バババババ・・・・・

 

 

 

 

ボートは無言の三人を乗せて走ったままです・・・

 

 

 

そうです、イエローが突発的に繰り出した必殺技「イサムの投げ輪」は成熟度が足りず、1m先の杭でさえ外したのです。

 

 

 

助かった・・・。

 

 

 

イエローはことの重大さに気づいていません。それより投げ輪が決まらなかったことにショックを受けているようです。

 

 

 

そんなこんなでボウズだった三人ですが、命とフロッグと愛と勇気を手に入れることができたことが幸いなのでした・・・

 

 

 

 

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