マキコボシ釣りでマダイを狙え!沼津釣行【第十八話】モーセK師の爆裂釣行記

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釣行メモをめくると、平成5年1月9日から翌6年8月19日までの約1年半の間、沼津は多比(たび)港の「不動丸」へ9回釣行しています。

 

 

 

ここでのターゲットはマダイとワラサ(ブリの一つ前)です。

 

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「週間つり情報」なる新聞に「沼津の「マキコボシ釣り」で大マダイ爆釣!」とかかれているのが目にとまり、早速釣行計画を立てました。

 

 

メンバーはお馴染みのI氏、第十一話神津島での「釣れてしまったイシダイ」に登場したT社長、A氏、そしてボクの4人でした。

 

 

マキコボシ釣りは、この地独特な伝統釣技で、乗船する釣り人の定員が4人という小さな船を使用します。

 

 

いつも乗っている大型で釣り場までカッ飛んで行くターボチャージャー付きの高速船ではなく、焼き玉単気筒エンジンでノロノロ進む公園の貸しボートに毛が生えたような小船です。

 

 

さて、そんな船で大型の魚をどうやって釣り上げるかといいますと、竿は使用せず船宿で用意されている道具を使っての手釣りなのです。

 

 

船の中には10cm×5cmほどに割られた屋根瓦がたくさん積み込んでありますが、この破片と化した瓦がおもしろい役目を果たすこととなるのです。

 

 

木枠に巻かれたミチイトは延びのないテトロン系で、鉛筆の芯ほどの太さもあるごついもので、それには10ヒロ(約15m)毎に赤、そして1m毎に白い糸を使って目印を付けてあるのです。

 

 

その先にヨリモドシを経て、5~7号(以下自分持ち)のハリスを4ヒロ(約6m)、最後に釣り針をセットして準備完了。

 

 

船頭はポイントに船を着け、魚探で海中を確認して釣り人に指示します。

 

 

釣り人は指示が出るまでに仕掛け投入の準備をしますが、まず釣り針に餌となる親指大に切ったマグロの刺身を付けます。

 

 

次に、先ほどの瓦の上に餌を付けた釣り針を置き、その上からコマセとなるイワシのミンチをテンコ盛りに乗せます

 

 

最後にテンコ盛りのコマセをやさしく包むように、ハリスをグルグル1m分ほど巻きます。

 

 

 

この状態で船頭の指示を待つのです。

 

 

魚探に魚の反応が出たなら、船頭は次のように指示を出すのです。

 

 

「ハイ!2の2!」だとか「3の1!」と端的な数字です。

 

 

これは、頭の数字が赤色、後の数字が白色の目印までミチイトを繰り出せ!

 

 

という意味で、2の2であれば、赤色目印分の20ヒロ(30m)+白色目印分の2m+ハリス分の4ヒロ(6m)で、水面から合計38mまで仕掛けを沈めろ!ということになります。

 

 

船頭の指示に従い、船べりからハリスを巻き込んだ瓦をそっと水中に沈め、ミチイトが張らないように指示された目印まで送り込み、指示された後の数字の目印を指でしっかり押さえます。

 

 

手から離れた瓦は、最初ヒラリヒラリとコマセを乗せたままの状態で沈んで行きますが、指示ダナから1m(巻きつけたハリス分)上まで沈むとミチイトが張ることになります。

 

 

そうすると、瓦がクルックルッと回転しながらハリスがはずれ、この状態がコマセを撒くことになるので「マキコボシ(撒きこぼし)」と言われる所以なのです。

 

 

そして餌の付いたハリは水面から38mの位置に、瓦は海底へと沈みます。

 

 

いつしか海底は瓦の山になるのでは・・・と思うのですが・・・。

 

 

 

 

マキコボシ釣りでは魚のアタリは極めて小さく、全神経をミチイトをつまんだ指先に集中させますが、これがアタリと分るまで相当時間(経験)がかかったものです。

 

 

アタリがあってもアワセのタイミングがうまくいかず、何度も美味しいマグロの刺身を食い逃げされてばかりでした。

 

 

沼津の「不動丸」へは通算9回足を運び、大中小のマダイ×10匹、ワラサ×5匹、ボラ×4匹の成績となっています。

 

 

 

 

エピソードとしてこんなのがあります。

 

 

ワラサをヒットさせたボクは、魚との網引きを始めましたが船頭が「モタモタしてっと他の魚が散っちまうから早く上げちまえ!」と怒鳴るんです。

 

 

ひ弱?なボクはエッチラオッチラたぐり寄せ、ようやくワラサが確認できたところで、あまりにも引きの強さからミチイトがつかんだ指から滑り、なかなか取り込めないのです。

 

 

業を煮やしたボクはミチイトを腕に巻きつけての応戦となったのですが、これが失敗の基で、ワラサが最後の力(でしょう)を振り絞り、グイッときびすを返して反転した瞬間、痛恨のハリス切れ

 

 

と同時に船頭が「アァー!飛ばし(バラす)ちまった!もうここは釣れんぞ」魚が散ってしまうからだそうですが・・・・そのとおりでした。

 

 

その後、I氏から暫くの間「ミチイトを腕に巻く奴なんかいるかヨまったく!」って言われっぱなしでした。

 

 

 

 

10年以上も経った今では、当時70歳前後だった船頭はもう引退してるのではないでしょうか。

 

 

マキコボシ釣りは機会があればもう一度チャレンジしてみたい釣りのひとつです。

 

 

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