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釣育とは?子供を育むために重要な釣りの三大要素を提唱!【今このワードが熱い】

どうにも分類できないお役立ち記事!
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「釣育」という言葉。聞いたことはありますか?

 

ほとんどの方が聞いたことないと思います。なぜなら「釣育」という言葉はまだ確立された言葉ではないからです。

 

 

読み方すら定まっていませんので、ここで私が「チョウイク」と呼ばせていただきましょう。

 

 

しかし確立されてないということは、定義を定め、周知をしてしまえばそれはもはや「提唱者」。新しい言葉の提唱者になれるのです。

 

そのため、真剣に「釣育」という言葉を提唱してみることとしました。

 

 



釣育とは

広辞苑には、「釣りを通して子供に命の尊さや規則を守ることの大切さを学ばせ、常に考えさせることで脳の成長を促進させることを期待した教育方法。」と10年後に載るでしょう。

 

今は確立された言葉ではないので意味などはどこにも定められていませんが、10年後、いや、5年後には一般的な言葉になっていることを祈ります。

 

 

さて、この釣育。大きく三つの要素から成り立っています。

 

「命」、「考」、「規」です。

 

もっと沢山の要素があるのですが、三つの柱を立てたわけは、「わかりやすい」からです。だいたいプレゼンテーションとかでは三つぐらいの要素を作ってますよね。本当は3.5ぐらいの要素なのに三大要素に無理矢理まとめたことがある人も多いはずです。

 

そしてそれを図にしてみました。なぜかというのはもちろん分かりますよね。「なんだかカッコいいから」です。

 

 

以下、この大きく分けた三つの要素について、一つずつ説明していきます。

 

 

 

「命」について

魚釣りの大元は、「狩猟」であったことは誰もが否定できない事実です。今はゲームフィッシングが人気となっていますが、それは人間が「逃がす」、「命を取らない」、という選択をした上で行っているものであり、行為自体は何ら「狩猟」と変わりません。

では、なぜ「狩猟」をするのか。もちろん食べるためですよね。今はベジタリアンの方もいますが基本的には「肉類万歳!」の世の中です。特に魚はヘルシーなこともあり、釣りはしなくても魚介類が大好物という方も多いはずです。

 

しかし肉類(魚含む)を食べるためにはまず「殺す」ことが必要です。ここをあまり意識していないのは、子供に限らずほとんどの大人がそうでしょう。

 

生き物を食べるためには殺さなければならない。釣りを通してこの部分を理解、体験してもらいます。

 

子供が普段食卓で口にする「牛・鶏・豚」。それでは牛が農場から食卓に並ぶまでのイメージってどのようなものでしょう。

おそらく、「農場」➡「食卓」以上です。しかしその間に隠されている、子供や、むしろ大人でさえ忘れかけている最も残酷な行程は何でしょう?

 

「締め」、いわゆる「惨殺」です。牛の体を切り裂き、大量の出血が及びます。さらに頭を切り落とし、皮を剥ぐ。はっきりいって笑顔では見られない場面です。

 

しかしこの一番残酷な行程を子供たちは知りません。大人が教えてあげられていないといった理由もあるでしょう。

 

牛、鶏、豚、魚、全てが誰かに締められています。逆に言えば誰かが締めてくれたから食卓に並ぶことができているのです。

一番見たくない、残酷で目を背けたくなるようなことを誰かしらがやってくれているおかげで私達は美味しく肉類が食べられるのです。

 

釣った魚を美味しく食べるためには「締め」を必ず行います(氷締めも含みますが)。釣り人は誰かに締めを頼むわけではなく、自分自身で行いますよね。

 

それを子供にもやらせてあげてください。子供に生き物を殺させてあげてください。それが命を理解することの大切な体験・教材になります。

牛の締め風景を見せるのも良いとは思いますが、ショックで牛肉をしばらく食べられなくなってしまう危険性があるでしょう。

魚であればソフトな教材として最適ですね。

 

そして生き物を殺めるということを理解できた子供は食べ物に感謝するようになるでしょう。

 

うちの子は食べ物を残しません。食べ物を残すことに罪悪感を感じているからです。釣った魚を締めさせもしますし、内臓を取ったり、頭を落としたりもします。魚を締めるときは少々のためらいもあり、「ごめんね…」などと言いながら締めていることもあります。

食べ物を残すことをためらうということは、逆に言えば食べ物は有難いことだと認識していることだと思います。食べられることに「感謝」する。自分のために死んでいった生き物に感謝の気持ちを抱くようになったのかも知れません。

 

食べるため以外にも魚を殺すことがあります。「駆除」ですね。外来魚の駆除については賛否両論ありますが、現実には行われています。

「なぜ駆除するの?」「生態系って?」子供は様々な質問をしてきますが、正解なんて我々には分かりません。明確な答えは出せなくても、それについて子供と話し合うだけでも良いではありませんか。

 

命と対峙させる。それが釣りを通してできるのです。

 

 

 

「考」について

次に考、「考える」ことについてですが、釣りには「考」が常につきまといます。どうやったら釣れるか。大人でも必死になって考え、悩むことです。

 

しかし釣りには「先人の知恵」があります。魚を釣るために大昔から考えられてきた仕掛け、ポイント、時合いなどがあることをまず知らなければなりません。

 

まずそれぞれの魚達の特徴や生態、釣り方などの「知識」を植えつけること。そして釣り場においてその知識を放出する。勉学でいうと「インプット」と「アウトプット」の手法です。

このインプットとアウトプットの繰り返しが脳にはとても良い、最も効率的な勉強方法の一つだと言われています。釣りにはそれがあるのです。

 

自分の知識をもってでも釣れなかった。しかしそれは自分自身の「経験」になります。それを次回に生かせば良いのです。自分のした失敗を反省し、改善策を考えたうえで次回に生かす。人生に必要な行程と何ら変わりはないのです。

 

当然子供のひらめきや導いた自分なりの答えに対して、「それじゃ釣れないに決まってる」はNGワードになります。実際にやらせてみて子供自身に気づかせてあげること。それも大切な部分になります。

 

 

「規」について

釣り場に規則はつきものです。「釣りは自由」。もちろんそういった面は多々あるのですが、多くの制約があるのもまた事実です。

自然の釣り場にだって最低限のルールはあります。「他人に迷惑をかけない」、「ゴミを捨てない」、「リリースする魚を素手で掴まない」等々。

 

さらに管理釣り場はもっと強く、細かいルール(レギュレーション)が盛りだくさんです。「バーブレスフックを使うこと」、「10cm以下のルアーを使うこと」、「セニョールトルネードは使用禁止」etc…。大人でも理解に苦しむようなルールもたくさんあります。なぜでしょう?

はっきり言って理由なんて関係ないのです。ルールがどんなものであってもまずは従う。「郷に入っては郷に従う」を地で行くわけですね。社会にはおかしなルールなんてたくさんあります。しかし一見不条理なルールだからといってそれを守らなければ秩序が保てません。

 

サッカーのルールのここがおかしいとFIFAに訴えかけますか?なぜゴールキーパーは手を使って良いのかとグラウンドの中心で愛を叫びますか?それも良いことだと思います。

そこで過ごしたいならそれに従う。おかしいと思ったらそこを去るか訴えかける。訴えかけたことで新たな発見があるかも知れませんし、何かが変わるかも知れません。全ては自分次第です。それも世の中の縮図なのです。

 

 

その他

「命」、「考」、「規」。三つの要素を元に子供を育成する。釣りにはそれができる可能性が大いにあります。その他にも釣りには、国語、社会、理科などの「学力」を伸ばす要素も含まれています。それに気付かれていない、未だ釣育という言葉が確立していないのは大変もったいないことですね。

 

もっとも私のまだ知らない釣育の要素もまだまだたくさんあると思います。釣育には子供を伸ばす要素が108個あると言われています。今私が思いついたのです。108という数は煩悩の数と一緒なので覚えやすいですね。

 

しかし、それらをうまく活用できるかできないかは「指導・育成する側の裁量次第」。大人の責任となります。

「釣りをした。たくさん釣れた。楽しかった。」と日記に書かれているようならまだまだ「釣育」とは言えません。

釣りを通して人生の糧になるような何かを得てもらうことが釣り好き大人、いわゆる「釣りおじさん」の使命なのです。

釣育の推進には良き「釣りおじさん」の活躍が不可欠です。自分の子供を含め、釣りシーンで出会った子供達にそんな何かを伝えられればこの上ない達成感を感じられましょう。

 

 

 

 

以上、「釣育」についての説明でした。皆さんがこの話を広めてくれれば私が晴れて「提唱者」になれるというわけですね。まだ出来立てホヤホヤの言葉ですから、「釣育とはこうじゃないか?」「いや、こんな要素もあるはずだ!」という議論を深めていくのは後の世代に任せましょう。私が提唱者なことには何ら変わりはありませんから。しめしめです。

 

 

さあ、みんなも子供達の未来のためにも釣育を普及させよう!

 

 

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コメント

  1. ta より:

    急に真面目な話しだしたので脇汗が止まらないですwww

    子供が外で遊ぶっていうのはいろいろと勉強になることが多いですよね!

    • グリーン green より:

      急に釣育評論家になりたくなったのでなってみました。今後はミヤネ屋とかに呼ばれることになるでしょう…

  2. さかなちゃん より:

    はじめまして。
    小型船舶の免許をとり、なんだか近寄りがたい海釣りを気軽に楽しんでもらいたいと思っています。
    釣育はすごく子供たちに大切なことをおしえてくれていると実感しています。
    いま作成中のサイトに、釣育について、たいへんわかりやすくまとめていらっしゃるので、引用させていただくのは可能でしょうか?よろしくご検討のほどお願い申し上げます^_^

    • グリーン green より:

      小型船舶取りましたか!いいものですよねー、私は1回で船酔い挫折しましたが…
      釣育推奨者が現れてくれましたね!うちのブログはリンクを貼ってくれればいつでも無断引用OKなのでどうぞよろしくお願いします!記事も読ませていただきたいので可能なら記事リンクも教えてください!

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