今はいつでもどこでもサッカーができる時代になりました。
フットサルなんてものが流行っていますからね。仕事帰りや休日に、お父さん達が集って楽しんでいます。
フットサル場の数が激増したため、子供達がまず通うのは地元のサッカー少年団ではなくフットサルスクール。昔では考えられませんね。
月5000~6000円もあれば気軽に子供にサッカーをさせることができます。休日にお父さんが車を出したり、お母さんが炊き出しにかり出されたりすることもありません。
良い時代になりました。
しかし老若男女、誰もが気軽にサッカーに親しむことができるようになった反面、サッカー指導のレベル(底辺の)は確実に落ちています。そもそものサッカー人口が爆発的に増えているわけですからね。
庶民的になればなるほど最下層のレベルは低い物となる。どのジャンルにも言えることでしょう。
子供を対象としたフットサルスクールでは、サッカーをうまくするためではなく、まずはサッカーを楽しんでもらうための指導をします。
私の子供が通っていた小1~小2クラスのフットサルスクールでは、インサイドキックの蹴り方もロクに教えてくれませんでした。
私は小学生の時、地元のサッカー少年団に入っていました。当時はインサイドキックなんて死ぬほどやらされましたね。その後、中学、高校と進んでもイヤと言うほどやらされました。
「サッカーの基礎はインサイドキックなり!」そんな暗示までかけられていたようでしたね。
「サッカーの基礎はインサイドキック」。私はこの格言を否定もしませんし肯定もしません。インサイドキックがうまくなくてもある程度うまい選手はいくらでもいます。点だって取れるしレギュラーにだってなれます。
しかし今の庶民サッカーシーンを見ていて1つだけ気付いたことがあるのです。
「サッカーの素人かそれなりの経験者かはインサイドキックの蹴り方を見れば一目で分かる!」
これは自身のサッカー経験20年目で初めて分かりました。アニバーサリーな発見ですね。
逆に言えばインサイドキックの蹴り方を見て相手のおよその技量を確認するぐらいに使えます。社会人のフットサルゲームの時などには試合開始直後に有効ですね。
あくまでも庶民的、子供的レベルでの話ですので経験者には全く無益な話となりますが、社会人になって初めてフットサルに親しむ方や、自分の子供にサッカーをやらせたい方などには大変有益な情報となりますのでご覧ください。
以下、「インサイドキックのうまく見える蹴り方!」です。
素人と経験者の蹴り方の違い
インサイドキックは素人と経験者で蹴り方に大きな違いが見られます。
逆に素人と経験者で一番大きな違いが見られるのがインサイドキックと言うのが良いでしょう。
なぜなら、このキックは「最も特殊な蹴り方」だからです。
だって、わざわざあんな蹴りづらい蹴り方をするんですよ。「打点を広くして正確性を上げる」ために。
人体の構造上、自然で蹴りやすい蹴り方はインステップキック(足の甲)やトゥキック(つま先)です。これは自分で試してみればわかります。
「はい、今からこのサッカーボールを蹴ってみてください。」と言われたサッカー未経験の子供が蹴る蹴り方はインステップキックやトゥキック。わざわざインサイドキックを選択する子はいません。
むしろインサイドキックなんて蹴り方、教わらなければやろうとも考えないでしょう。
わざわざ蹴りづらい蹴り方を、「打点の広さとブレづらさ」をメリットとして行うわけですから「最も特殊な蹴り方」というわけなのです。
ですから、子供も大人も訓練していなければ蹴りづらい。蹴り方に一番素人感が表れてしまう蹴り方がインサイドキックということになります。
インサイドキックの蹴り方のコツは?
いよいよ本題です。
インサイドキックをうまく、格好良く蹴ることができるようになるには、「練習の積み重ね」。当然のことです。
しかし、大の大人が休日に家の前の壁にひたすらインサイドキックでボールを打ち込んでいたら異様な光景ですよね。近所の名物オジサンになります。
子供でもそうでしょう。自分の子供にひたすらインサイドキックを教え込む。サッカーが嫌いになられたら元も子もありません。
実は、インサイドキックがうまく見えるコツは1つだけ、意識するだけで大幅に上達するのです。
まず、サッカー未経験が手こずるのが、足の内側90度にボールを当てること。これはやってみればわかります。非常にやりづらいです。
大体の人のボールは内側に転がっていってしまうでしょう。
足の内側90度にボールを当てなければ真っ直ぐには転がっていきません。真っ直ぐに転がらなければそもそもインサイドキックをやる必要がないのです。
一番正確性のあるキックがインサイドキックと言われているのですから、他の蹴り方より正確性が無ければやる必要がないのです。
ではその正確性を増すために必須の「足の内側に90度で当てる」コツとは。
蹴らない方の足のヒザを曲げまくる
「蹴らない方の足のヒザを曲げまくる」これ一択です。
ちゃんと足の内側90度にボールを当てる訓練よりも、蹴らない方(軸足)のヒザを曲げまくることの方がよっぽど重要なのです。
蹴る瞬間の軸足のヒザを曲げまくるだけで全てが解決します。足の内側90度に正確にボールを当てるためには軸足のヒザを曲げまくることのみが重要なのです。あとは全てが解決します。
とにかく曲げる。極端に言えば軸足の方を90度曲げてしまうくらいの曲げ具合です。軸足を90度曲げれば蹴る方の足は確実に90度曲がります。
これを実践することにより、インサイドキックの正確性が増すばかりか、とりあえず「サッカーやってます」感も倍増します。
相手から察知される、「おっ、こいつサッカー経験者だな。」感が増すのです。
インサイドキック時にヒザが曲がってないプレーヤーでうまい人などまずいません。ちょっとオネエっぽい蹴り方をしている人でうまい人など皆無なのです。
とにかく軸足のヒザを曲げまくる。これで自分も自分の子供も「サッカーやってる感」が今の2倍まで高められること請け合い。その他のプレーがどんなにヘタだろうと強烈な「サッカーやってる感」を相手や見ている人に与えることができるのです。
良かったですね。もう「オネエ蹴り」なんて誰も呼びません。これからは「プロっぽいインサイドキック」でとりあえず第一印象だけでもうまく見せておきましょう。
ちなみにこの「ヒザを曲げる」はサッカーをうまく見せるために色々応用が効きます。とりあえずどんなシーンでもヒザだけはしっかり曲げておけば素人と見破られる確率は減少させることができるので、念頭に置いておくと楽しいサッカーライフが送れることでしょう。
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コメント
良いことを聞きました・・・・!!
平日の公園で軸足の膝を曲げまくって地元の有名人(変な意味の)になりたいと思います!!!
私は全国大会出場の〇〇高校サッカー部3軍の青い稲妻と呼ばれてましたからね。私の左サイドオーバーラップからのインターセプトされてのカウンターで何点失ったことか…