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プールフィッシングの「指定管理者」とは【入札に類似した競争制度で選ばれる】

どうにも分類できないお役立ち記事!
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公営のプールフィッシングは「指定管理者」が運営している

「プールフィッシング」。冬のエリアアングラーの憩いの場です。

 

としまえんフィッシングエリアの閉園により、都内のプールフィッシング場は消滅することとなってしまったのは大変残念ですね。

 

となると頑張っているのが埼玉県。民営プールフィッシング場は「西武園フィッシングランド」1か所、公営のプールフィッシング場は「さいたま水上公園」、「川越水上公園」、「しらこばと水上公園」、「加須はなさき水上公園」の4か所となっています。

 

西武園フィッシングランドは株式会社温浴事業研究所が運営となっていますが、株式会社西武園ゆうえんちが設置したプールであるため、「民営」となります。

 

一方、埼玉県の「さいたま水上公園」、「川越水上公園」、「しらこばと水上公園」、「加須はなさき水上公園」や栃木県の「栃木市総合運動公園フィッシングフィールド」などは「自治体が設置したプール」。すなわち「公営」となります。

 

 

「公営」というと「お役所管理のぬるい場所」というイメージが湧くと思いますが(五時レンジャー市民アンケートによる)、プールフィッシング場の運営者情報に「指定管理者」といった文言が書かれているのを目にしたことがあるといった方も多いと思います。ちなみに「さいたま水上公園」、「川越水上公園」、「しらこばと水上公園」、「加須はなさき水上公園」の埼玉県内の4か所のプールフィッシングは「公益財団法人埼玉県公園緑地協会」が指定管理者となっています(令和2年現在)。

埼玉のプールフィッシングHP

 

では「指定管理者」とは何なのか。今回は公営プールフィッシングの運営方法「指定管理者制度」について簡単ではありますがご紹介したいと思います。

 

 

指定管理者制度ってなんだ!?

「指定管理者制度」とは、簡単に言うと「公営の施設等を自治体の代わりに運営する者のこと」を言います。法令上の細かい説明の仕方はわかりません

 

 

指定管理者として運営を行う者はいわゆる「民間企業」です。株式会社や有限会社、公益財団法人などの各種法人も含まれます。複数企業が合同して「JV(ジョイントベンチャー)方式」による応募も見られます。

 

「公営」なのに運営しているのは紛れもない「民間企業」なのですね。

 

 

しかしながらかつては公営の施設等を運営する者は自治体が指定する団体などによってある程度決められていました。大昔は「自治体が設置した団体が公営の施設を運営する」という仕組みが確立していたのです。

 

 

そのため、「公営施設=お役所運営」というイメージが定着したのだと思います。たしかにひと昔前は公営施設の運営はなんだか「ぬるい感じ」でしたね(五時レンジャー勝手なイメージによる)。

 

 

しかし現在では、「ぬるい運営をしていたら他の企業に指定管理者の立場を奪われてしまう」という厳しい現実があるのです。

 

 

「公募」と「非公募」について

公営施設等を運営する指定管理者となるためには、名乗りを上げなければなりません。

 

現在、ほとんどの公営施設では「公募」という形が取られています。

 

公募というのは文字通り公に募集をすること。応募条件はありますが、それを満たしていれば指定管理者になりたいと名乗りを上げることができるのです。

 

それでは「非公募」とはなんでしょう。

 

自治体が公に募集を募らずに指定した団体を指定管理者に指名するいわゆるかつてからの方法です。

 

栃木市総合運動公園フィッシングフィールドは(株)メディカルフィットネスとちの木による「自動更新」がされています。

栃木市総合運動公園フィッシングフィールドHP

栃木市プールフィッシングフィールド案内【場所・料金・設備・レギュレーション】

 

これは何もしなくても自動的に指定管理者として継続できるという仕組みとなります。

 

 

公募による指定管理者の選定方法

それでは公募による指定管理者の選定方法とはどのようなものなのか。

 

簡単に言ってしまうと「入札」に似た方法によります

 

参加企業が自治体が設定した事業内容の実施に足りる事業計画を提出し、その事業計画の審査の結果、指定管理者として指定されるか否かが決まります。

 

その事業計画の中には「運営予算」が含まれます。「自治体からの運営費としていくらもらえれば運営できますよ」ということを示すのです。

 

もちろん運営方法や実績なども勘案されるのですが、大きなウエイトを占めるのが運営予算。市民の血税から支払われるわけですから、自治体全体の予算にも影響する重要なポイントなのです。

 

プレゼンテーション

指定管理者の審査としては、紙ベースの事業計画に加え、プレゼンテーション形式の審査が行われることがあります。

 

審査委員の前で自分たちの企業がいかに指定管理者としてふさわしいのかをアピールする場です。

 

 

私もかつて公営施設の指定管理者審査のプレゼンテーションを行ったことがありますが、10分程度の短い時間で分厚い事業計画書の内容をかいつまんでアピールするというのは至難の業。

 

「審査する人達あんまり聞いてないんじゃないの…?」という心の声は決して表には出せません。

 

 

以上の点を審査委員が勘案して指定管理者の選定が行われるのです。

【参考】

さいたま水上公園(上尾運動公園)の選定結果

他三か所の選定結果

 

埼玉県内のプールフィッシングの指定管理者応募状況は…?

指定管理者制度の概要についてご説明しましたが、実際の埼玉県内のプールフィッシングの指定管理者応募状況はどのようになっているのでしょうか。

 

指定管理制度のほとんどは3年~5年程度の複数年を指定して公募しますが、令和2年現在の指定管理期間についての応募状況を見てみましょう。

 

 

「さいたま水上公園」、「川越水上公園」、「しらこばと水上公園」、「加須はなさき水上公園」指定管理への応募企業数

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

1者

 

 

以上です。

 

 

 

 

厳密に言うと、さいたま水上公園で一つの公募、他の三か所でまとめて一つの公募(指定管理期間がそれぞれ違う)ので計二つの公募となっていましたが、それでも一者しか応募がありませんでした。とんでもないことが起きない限り応募した一者が指定管理者となることができます。

 

 

指定管理者制度は簡単には応募できない?

前述しましたが令和2年現在、埼玉県内のプールフィッシングの指定管理者となっているのは「公益財団法人埼玉県公園緑地協会」です。

 

この公益財団法人埼玉県公園緑地協会という団体は、かつてから埼玉県内のほとんどの公営の公園施設を運営してきた実績があり、今現在でも多くの埼玉県内の公営の公園の指定管理者となっています。

 

すなわち、埼玉県内の公園管理の王「キングオブパーク」なわけですね。

 

埼玉県内のプールフィッシングの指定管理者といっても、プールフィッシングだけの指定管理者ではありません。夏季の本業プールはもちろん、公園全体を運営するための指定管理者なのです。逆に言えば、プールフィッシングは「夏だけのプールじゃもったいないから」というおまけ程度のものなのですね。

 

ちなみに埼玉県内であれば「一日券はどこに行っても使える」という仕組みも4園全て同じ指定管理者だからということでの恩恵かもしれません。共通した指定管理者というのもメリットがあるのですね。

 

皆さんも「フィッシングメーカーとか管理釣り場が運営したら面白いのにな…」などと考えてみたことがあるでしょう。もちろん私もあります。

 

しかし、公園一体として指定管理者が公募されている以上、釣り単体の関係団体が指定管理者へ応募することは難しいでしょう。

 

 

今後のプールフィッシングの運営状況は…?

以上、公営プールフィッシングの運営の仕組み「指定管理者制度」についてお話しましたが、今後のプールフィッシングの運営状況は変わってくる可能性もあります。

 

なぜなら、埼玉県内の他の公営の公園施設等では株式会社やJV方式による共同体が指定管理者となっている場所が多くなっているからです。

 

公園部分は公園管理に長けているもの、プールフィッシングは釣りメーカーが運営するなんていう方式も可能なわけです。

 

今後は公営プールにも民間のアイデアが取り入れられてくる可能性もあるかもしれません。

 

山ちゃん串

 

また、現状で指定管理者として君臨している企業もあぐらをかいていてはならない時代になっています。公募である以上、次回の指定管理者選定時に他の優良な企業が参入してくれば敗北する可能性だってあるのです。

 

 

「釣れない」、「つまらない」、「めっちゃマッディ」などのクレームが指定者の埼玉県にいってしまうとまずいわけですから「お役所運営」をするわけにはいきません。現指定管理者も少ない予算で頑張って運営しているため、暖かい目で見るようにしましょう。

 

結果としては、どちらに転んでもアングラーのマイナスになる可能性は低いと思います。埼玉県民はこれからも安心して公営のプールフィッシングを楽しみましょう。

 

 

 

としまえんフィッシングエリアの閉鎖や西武園の運営者変更で大きく変化するプールフィッシング環境。公営のプールフィッシングはまだまだ安泰か…!?

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コメント

  1. アバターマッサーカー国家元帥 より:

    プールフィッシングは関西はほとんどありません
    関東が本場仕込みなのかも

    よって更なる拡大を目論むJV等は関西進出も検討するべし
    刮目せよ企業
    モデルは埼玉県にあり
    でしょうか

    • グリーングリーン より:

      埼玉は計5つもプールフィッシングがありますからね。公営でも場所によって大物を入れるなどの特色を出しているようです。
      なぜ関東にプールフィッシングが多いのか。それは海がないからプールに魚を放しちゃったんでしょうね…。