「ふるさと納税はやるべきだ!」
以前そんな推しの記事を書かせていただきましたが、
確定申告なしでふるさと納税ができる特例申請が今アツい!【誰でも簡単に豪華商品ゲット】
「ふるさと納税やったよ!」
「すごくお得でこりゃもうやめられないな!」
なんて声は一切聞かれませんでした。
なぜこんなにお得な仕組みなのに、なぜこんなに矛盾している仕組みなのに、ふるさと納税はそこまで浸透していないのでしょうか。
今回はその理由を考えてみることとしました。
まずはふるさと納税システムの概要を。
①ふるさと納税サイトで自治体に寄付をする(商品を買う)
②「寄付金控除」により寄付した額-2000円が戻ってくる(月割りで控除される)
③サラリーマンなら確定申告不要
④楽天等でポイントがたんまりもらえる
以上、あくまでもざっと、一般的なサラリーマンを対象としたざっとの説明です。
まず損する額は0。そして得する額は個人ごとに算定される控除限度額。
一般的なサラリーマンの収入では50000円~100000円くらいと思っていて良いでしょう。
ふるさと納税自体の説明については前回の記事を参照していただくこととして、今回は「なぜそこまで浸透していないのか」についての解析です。
確定申告なしでふるさと納税ができる特例申請が今アツい!【誰でも簡単に豪華商品ゲット】
完全にその理由が判明しましたのでご覧ください。
そんなうまい話はない
世の中にはそんなうまい話はない。当然です。
世にはびこる各種の詐欺。だいたいは「うまい話」で相手をおびき寄せます。
私も常日頃から、「世の中にそんなうまい話はない」をモットーとして暮らしていますから今まで詐欺に遭うこともありません。
ふるさと納税だってそうです。こんなうまい話はありません。
「納税(寄付)した額がほぼ全額戻ってくるうえに商品(返礼品)がもらえる!」ですよ?怪しすぎる。詐欺まがいですね。
そのため私は自分で徹底的に調べ上げることにしました。
ネットで。
その結果、うまい話の真相を突き止めることができ、その詐欺まがいなふるさと納税に手を染めることとなったのです。
ふるさと納税にありがちな、「ウマすぎるワード」を解析していきましょう。
①〇万円の商品がもらえる!
これには語弊があります。
間違えられやすいのが返礼品(商品)の価値。
五万円の寄付額だから五万円の価値がある返礼品をもらえるわけではありません。
私のリサーチの結果、相場は3割~5割です。それも「物の種類」によります。
本来、ふるさと納税の返礼品はあくまでも返礼品であり、商品ではない。ふるさと納税の返礼品の豪華さに規制がかかり、現在は「返礼品は寄付額の3割程度」という目安が設けられているようです。
そのため、楽天市場のふるさと納税サイトで、「牛肉4キロ一万円!」なんて謳われていても、その牛肉に一万円の価値を見出そうとするのは間違いというわけです。
ここが誤解を生み出す大きな点の1つですね。
②全額還付される!
まず誤っているのは「全額」。正確に言うと全額ではありません。2000円は負担しなければなりません。
寄付限度額を五万円としてみましょう。48000円が還付対象額となります。
「48000円もらえるの?いつ?」
ここでも誤解が生まれます。
48000円を一気にもらえるわけではなく、48000円が12ヶ月に均等割され、4000円が毎月の住民税額から引かれるのです。
これも大きな誤解を呼んでいます。
例えば私のように、一ヶ月で寄付限度額全てをつぎ込んだ場合、クレジットカードでの支払額は悲惨です。貯金を崩さなければ対応出来ません。
しかしその額が次年度半ばの住民税から12分割して引いてもらえる。万単位ではなく千単位で。
なんの実感がありましょう?
毎月数千円浮いたからといって気付かない人がほとんどでしょう。クレジットカード払いがガツンときて毎月ソフトな昇給感。よほど家計簿をしっかりつけている人でなければ実感できません。
③あんまり得しない
これも噂の1つにあります。個人的なものがあるでしょうが、私は「超得」だと思います。
プラスなもの
返礼品
カードポイント
毎月少しだけの昇給感
マイナスなもの
一括で払う損感
自己負担額2000円
ざっとこんな感じですが、これを得と思うか損と思うかは人によりけりです。
しかしこの「得感」を増減させるのはテクニック次第。最大限得するためにはいくつかのテクニックがありますのでご紹介します。
①楽天ポイントもらいまくり
楽天市場のふるさと納税サイトを利用することにより、大量のポイントをもらうことが出来ます。
楽天市場を利用している方はすでにご存知でしょうが、楽天カードの利用で+2倍、「楽天アプリ」からの購入で+1倍、などの優待を遺憾なく使用します。
これにより自己負担額2000円をゆうに超えるポイントをゲットすることが出来るのです。
「返礼品の価値」ではなく、「寄付額」でポイントが算定されるわけですから、結構な額になります。ここが技の見せどころですね。
②返礼品を見極める
前にもお伝えしましたが、ここに最大のポイントがあります。
先述したように、返礼品の価値は寄付額の「3割」が目安です。
しかし中には5割を超えてくるような返礼品も隠れています。それを見極めるのです。
例えば食料ではない「既製品」。雑貨や寝具、家具等です。
もちろん良い品が揃えられているのですが、お得感を欲する方にはおすすめが出来ません。
既製品は「返礼品の相場が忠実に守られている」からです。
正確な理由はわかりませんが、物品の場合、市場価格が明確になりやすいことが原因となっているのでしょうか。
例えば寄付額100000円の返礼品として、ヨドバシカメラで売っている70000円のテレビがもらえるとしましょう。
すぐに指摘が来ますよね。返礼品の相場からかけ離れていることが明確です。
食べ物(特産品)ではどうでしょう?
寄付額100000円の返礼品として70000円相当のご当地カニがもらえるとする。
しかし現地のカニの相場なんて検討がつきませんよね?
現地だから安い。獲れすぎたから安い。「うちの市場来てみな?みんなこんぐらい安いよ?」なんて言われても見に来る人なんていないでしょう。
勝手な推測ですが、実際も特産品的な返礼品はお得感のある物が多いです。
次回は「私の実際もらった返礼品レビュー」のコーナーです。お得感のある返礼品を見極めろ!!
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コメント
私も故郷納税はクレジットの一括返済額が怖くて手を出していない口でしたが、毎月少しの昇給感 というワードで考えが改まりました。
今年はまたやってみることにします!
私の昨年末駆け込み一括購入はなかなかの修羅場でした。今年は計画的に納税したいと思います!