群馬県の赤久縄というニジマス釣り場の食事処で食べられるニジマスの唐揚げ。
ニジマスの唐揚げランキング目下1位です。
外側がカリカリに揚がり、中にもしっかり火が通っている。あんな唐揚げを家で作ることができたらこんなに嬉しいことはありません。
あまりにも美味しかったのでスタッフの方にポイントを聞いてみると、「業務用フライヤーで高熱で揚げる」とのこと。
夢破れて山河ありですね。
業務用フライヤーでニジマスを揚げるのだからそれは業務。お店だから為し得る業だったのです。
赤久縄のニジマスの唐揚げを再現することは断念。しかしもう少しニジマスの唐揚げを美味しく作りたい。
なぜなら私のニジマス料理のレパートリーは「塩焼き」と「刺身」のみ。前から変わっていません。
そこに堂々と唐揚げを加えることにより、ニジマス料理御三家が完成するのです。
今回は手間を惜しまない。早速釣ったニジマスを3枚に卸します。
今回の手間の一つ、それは「水分を完全に取り切ること」。リード吸水シートでしっかりと挟み、丸一日冷蔵庫に置きます。
そしてもう一つ手間が、「小骨を取る」こと。
ニジマスの小骨取りはとっても面倒臭い。面倒臭すぎて吐き気がしますね。
しかし今回は本気でニジマスの唐揚げを作る。目に物をみせてやります。ニジマスに。
カラッと揚げるにはどうしたら良いか。以前うちの嫁が使っていた手法を思い出しました。
「米粉」です。
米粉を使って作った鳥の唐揚げを食べたところ、いつもの鳥の唐揚げよりカラッとしている。カラッとサクッとしていたのです。
ならばそれをニジマスにも応用してみる。新たな試みです。
まずは下味をしっかりつける。
塩とコショウとガーリックと黒豆ですよ?そんなものを一気にまぶすのだから下味がつかないわけがありません。つきすぎますね。
そして米粉をまぶす。
そしてすぐには揚げず、30分ほど寝かしてみます。理由はよくわからないけど寝かせてみるのです。
そして揚げる。ニジマスの唐揚げを作るために買った電気フライヤーを使うことを嫁に禁じられたため、フライパンで揚げます。
フライパンで揚げる最大の弱点は油がしっかり浸からないこと。油焼き的なものになってしまいます。
しかし鳥の唐揚げもそうやって作ったとのことなので結果は変わるはず…!
完成しました。新ニジマスの唐揚げ米粉ver.です。
見た目何だか衣の付きが薄い気が…。間違いなく赤久縄の唐揚げの1番遠いところにいます。
食感はどうか…。うん、全然カラッとしていない。
失敗。米粉を使ってもカラッと感に違いは感じられませんでした。米粉が悪いのです。私が悪いのではありません。
でも下味はしっかりついているため、味としては合格ですね。これにカラッと感がついていれば最強なのですが…。
やはり気になったのは油の浸かり具合ですね。禁断の電気フライヤーをこっそり持ち出して作るしかないのでしょうか。
誰か…、誰かカラッとしたニジマスの唐揚げの作り方を教えてください!!
※読者のポテポテさんの得意とする「醤油麹唐揚げ」これは旨そうですね!
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コメント
確かに赤久縄のから揚げはかなり美味しいですよね!!
僕もお店の人とお話ししたんですけど唐揚げは虹鱒に限るそうですよ。
イワナやヤマメだとあそこまで美味しくならないそうです。
あそこの「背切り」(ヤマメの骨付き薄切り刺身)も衝撃的で,手打ちそばも美味しくて昼休みをうっかり3時間くらい過ごしてしまうのが問題ですねw
へー!ニジマスが最も輝く瞬間ですね!
囲炉裏も良いですがおばちゃんの炭交換が激しくてちょっと恐いですね。
しかし3時間も過ごすとはセレブじゃないですか!
グリーン様
お味は良いとのことですので、2度揚げされてはいかがでしょうか。
あと、しっかり揚げていれば骨抜きしなくて大丈夫ですよ。カルシウムも摂取できるし^^
先週、小菅に行って甲斐サーモンをゲットしたので(自分達で釣ったとは言ってませんw)、
ニジマスと一緒に唐揚げにしたら、どちらも骨なんてまったく感じませんでした。
貧乏な我が家は、「日清の唐揚げ粉」が一番人気。
そういえば、吸水シートを使われたとのことですが、身にはある程度水分があった方が唐揚げ的には良いと思いますよ。表面はキッチンペーパーで10分くらい放置(裏表)程度で粉の付きもいいですし、中はふわっと、外はカリッとなります。脱水は身が臭い場合やうまみ熟成では有効だと思います。(タレ漬け込みも身はウェット状態ですけどおいしいですよね)
あとはテクニック的なところだと、まだニジマスで試したことはないですが、常温の油からフライパンで揚げる方法もあります。「常温から揚げる」でぐぐってみてください。これも2度揚げしますので、サクサクジューシーです。
好みにもよりますが、フリッターで仕上げて、タルタルソースやチリソースも美味しいですよ。
コメントしながらお腹減ってきちゃった(笑)
む、難しい…!皆様の意見も多種多様でニジマスの唐揚げの難しさに直面しました。おそらくニジマスの唐揚げは海原雄山がお題に出すほどの難料理です!
揚げ方一つでも工夫のしどころがたくさんある。キングオブ唐揚げですね!
グリーン様
自分の調理例、ありがとうございます!
ニジマスの唐揚げ、下味は液体系の調味料が簡単ですよー。
メンツユ+ミリンが美味しいです。
分量は・・・メンツユはほぼストレートで大丈夫です。
ミリンは大さじ1ぐらい?
それと、醤油麹は本当にお勧めです!
この調味料、魔法か!ってぐらいにニジマスと合います。
あ、あとフライパンで揚げ焼きでも、液体系の調味料を下味につければ美味しく出来ますよー。
油、フライパンに1cmもあれぱ、結構カラッと揚がります!
醤油麹なるものが売っていたとは…。捜してみます!
ニジマスに大変に失礼なことを言ってしまうと、「味濃くすればOK」的な仮説にたどり着きました。もはやたまり醤油で三日間漬ければとりあえず旨くなるのでは…なんて。
皆様、手が込んでいますね。
我が家の唐揚げは、、、
味塩コショウで下味つけて、片栗粉。
片栗粉にも味塩コショウを入れて。
マスは3枚に卸して、骨取りが面倒なので骨切りを。
皮一枚残して、ハモのように。
で、一口大のぶつ切りで。
下味を付ける前に、醤油にさっと潜らせると、一段上の味になりますよ。
水分よりもとにかく味を濃くすれば良いのかもしれない…なんて考えてしまいました。
醤油はかなり有効かもしれませんね!また唐揚げをすることが許されればチャレンジしてみたいと思います!