究極のフェザージグって使ったことはありますか?
私はあります。
これはとある釣り場で名も明かせない人により、私に伝承されたものです。
おっと、これでも言い過ぎましたね。命を狙われないことを祈ります。
伝承者から念を押して言われたことは、「絶対に誰にも教えないでくれ」。分かります。これは絶対に広めてはいけない話なのです。
なぜ広めてはいけないか。それは、
「釣り界が消滅する可能性がある」からです。
例えばこんな話を想像してみてください。
「10回投げれば10回ヒットするルアーがある。欲しいですか?」
そりゃもちろん欲しい、という方もいると思います。しかし考えてみてください。
釣り場でみんながそのルアーを使ったらどうなるか。
10人が10人、10回投げて10ヒットです。あとは合わせられるかどうかだけのゲームになってしまいます。
そんなゲームは面白くもなんともないでしょう。次第に飽きられ、釣り界は廃れていきます。
少し過剰な話になりましたが、それに近い話だということです。実戦上、私は2投2バイト、息子は10投8バイトでした。
フェザージグという、使用可能釣り場の少ないルアーにはなりますが、そんな衝撃的な事実に直面してしまったのです。
今回の記事は画像がありません。その衝撃的なフェザージグは画像さえ公開できないのです。
それくらい危険な、「パンドラのタックルボックス」なのです。「そんなフェザージグがあるんだ。ふーん。」ぐらいの感覚で見ていただきたいと思います。あまりにも秘匿なため、フィクション化してお届けします。
時は戦国、ある一国の城主「成田丹後之守長政」はある問題を抱えていた。
長政は釣りが大好きであり、その実子「長持」にも釣りの楽しさを味わって欲しいと考えた。
しかし長持はまだ齢5つの男児。剣術の真似事は好きだが、まだ世の中のことは何も知らない年頃である。
そんな長持を釣りに連れていった長政だったが、結果は惨敗。長持は1匹も釣れず「もう二度と釣りなんか行かない」と言い出す始末。
そこに現れたのは1人の風来坊。
「お殿様。私ならご子息に大満足の釣果をもたらすことができますよ。」
成田丹後之守政長はそれが成功したらたいそうな褒美を取らせることを約束するが、その風来坊は、「そんなものはいりません。ただ一つ、絶対に誰にも教えてはなりませんよ。」とだけ話し、一つの擬似餌を差し出した。
その擬似餌たるや、投げれば食いつきその確率は100発100中。子の長持は大はしゃぎ。「釣りって面白い!また行きたい!」とまで言い出すようになった。
長政はその風来坊に言った。「その擬似餌、いくらでも買う!手始めに10個ばかり調達して参れ。」
風来坊は言いました。「これは商店で売られている物ではありません。私が作ったものでもありません。失くしてしまったらそれまでとなる物なのです。」
「誠か!何ということだ!誰ぞ!誰ぞ具足を持てぇーーー!!」
という話です。とっても分かりやすかったですね。
こんな話と似たようなことがあり、現在私の手元にはその脅威のフェザージグが一つだけあります。
もっと欲しい。1個1000円でも買うでしょう。これを失くしてしまったらうちの子が嘆き悲しむからです。
ならば…作るしかない!!
ルアーといってもフェザージグ。作るためには大した技術はいらないでしょう。
しかし、素材なのです。このフェザージグに使われている素材が全く分かりません。
この素材が水中に入ることにより絶妙な自然アクションを起こし、何をしようが食わせる擬似餌と化すのです。おそらく。
もしこのフェザージグが完成したら私自身は使いません。「釣りがつまらなくなるから」です。
これはあくまでも「接待用」として使いたいのです。
釣り初体験の子供達。初めての釣りで爆釣させることができれば今後も釣りに親しんでくれることでしょう。
「釣り初心者に光を!」というあくまでも釣り普及のために使いたいのです。
素材を探します。当然ユザワヤでしょう。(洋品店)
現物を持っていくのを忘れるという失態のため、言葉で説明しますが「そんな物はない」とバッサリ切り捨てられました。
生地のプロといえども私の不審な説明では分からなくとも仕方がありません。
「この人その生地を何に使おうとしてるんだろう…。まさかコスプレ!?」などと変な勘違いをされても困るので足早にその場を去ります。
次に向かったのはダイソー。生地も置いているし何しろその他のアイテムから抽出できる可能性もあるので有力な店と言えるでしょう。「自作フェザージグ協力店」と位置付けます。
「果たしてこれらで良いのか…」
次回はダイソーで買える物を使って自作フェザージグ作りだ!果たして究極のフェザージグは再現できるのか!
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