釣り人口は減少の一途をたどっているようですね。
現在は600万人位ではないかという話もあります。
昭和の後期は2000万人以上いたようですね。
しかし何を持って「釣り人口」は統計を取れるのか。不思議ですね。
例えば各地域でアンケートを行い、それを日本の全人口に割り出すならある程度の目安にはなるでしょう。
しかしどうアンケートの質問を作るか。
「あなたは釣りをしたことがありますか?」ではもちろん駄目ですよね。それはただの経験者。その質問の方式だと「会社の付き合いで東京ドームに1回行ったことがある」人も、「熱狂的巨人ファン」すなわち「G党」ということになりかねません。
それでは、「あなたは釣り師ですか?」。これもうまくありません。
第一、「釣り師」って何でしょう?釣りをしているだけで「師」の称号が与えられて良いのでしょうか。
「師」は医師や看護師の公に認められた技術者を表したり、中東の過激な指導者が称したりするのに使われているものです。
「釣り歴10年=釣り師」ではまずいのです。
それでは「あなたは釣りが好きですか?」これはどうでしょう。
なかなか良い聞き方ですね。これなら釣りを趣味としている感が分かります。
しかし一つの懸念が。
ライブチャット等でいわゆる「釣り」を専門にしている人達やそれを楽しみにしている人達も含まれかねません。
「ここからは課金」みたいな誘導を受け、一喜一憂している男性達も数に含まれてしまう危険性があります。
10万円使ってようやく「マスクをしている女性はみんな可愛く見える」というトリックに気付いて後悔している人達も釣り人口に含まれてしまうのです。
余談が長くなりましたが、私が言いたいのは、「釣り人口が減っていくのは当たり前」ということ。
釣り人口が2000万人以上いた頃の時代を考えてみてください。
ネットもない、携帯もない、「スポーツをやってる風のお父さん」を醸し出せるフットサルもありませんでした。当時の娯楽といえば、釣り、麻雀、庭先にザルで仕掛けを作ってスズメを捕まえる、くらいです。あとカエルに爆竹を詰めて爆発させるというのもごく一部の地域で流行っていたようですね。今やったら大変なことです。
娯楽の多様化が進めばおのずと分散されます。釣り人口の減少は当然のことなのです。
しかしこのまま釣り人口が減っていくのは我々釣り好きにとってもマイナスになります。
なぜなら「釣具屋が閉店する」からです。
近所の大型釣具店が閉店すると大打撃ですね。みなさんも経験があるでしょう。
前日の会社終わりに調達すれば良かった釣り具を休日を使ってまで買いに行かなければならない羽目になります。
休日まで使って遠くの釣具屋に買いに行ったのですからコマセ一つでは足りません。結果無駄な釣り具を買うことになります。
困りますね。
そこで私が提唱する釣り人気を高める策とは…?
稼げるようにする
釣った魚は基本的に食べるだけ。中には特別なルートがあり、魚をお金に換えることができる方もいるでしょうが、やはり基本は釣って楽しむか食べて楽しむかです。
パチンコやパチスロはやはり「お金に換えられるから」人気があるのであって、お金に換えられなければあれだけパチンコ人口は増えていないでしょう。
お金に換えることができれば釣りを純粋に楽しめない人達、ただ「お金」に興味がある層の流入が見込めます。
管理釣り場で魚を買い取ってくれるという仕組みを作るのです。
例えばニジマスは20cm~25cm➡100円、25cm~35cm➡200円、35cm~45cm➡500円、45cm~➡2000円というように。
ヤシオマスやブランドサーモンはさらに価格が上がります。3倍です。
海釣り施設では、イワシ➡10円、アジ50円、サバ➡100円、フッコ➡500円、チヌ➡1000円という感じでしょうか。
これならいわゆる「ギャンブルファン層」から多くの人が流れてくるでしょう。
トラウト1日券が4000円だとしたら、稼ぐ人は稼ぎます。二万円は現実的な数字なのではないでしょうか。
NEO氏が来店したら店は脅威です。3ケタ釣ることもありえますからね。
一方、店だって対策をとります。管理釣り場開店前にあえてペレットを食わせまくります。もう食えなくなるくらいたらふくに。
あとは魚でさえ何も見えなくなるように鬼のようなマッディな水面にするのもセオリーでしょう。
多くの釣り客はマイナスになりますから店としては利益を出せます。買い取った魚はまた放流できますからね。
だからといってマッディ過ぎて満腹にさせすぎても客が遠のきますからそこは営業努力です。
しかしいざこんな方式が流行りだしたらお上からお達しがくるでしょう。
そこで「3点換金方式」をとります。
現在、パチンコやパチスロが法的にギャンブルとして認識されていないのはこの3点換金方式をとっているからです。ギャンブルは違法ですからね。
パチンコ屋は玉やメダルの数に応じた「景品」を出す。それを客は「景品交換所」で買い取ってもらう。そんな複雑な仕組みがゆえに許されているグレーな遊戯なのです。
管理釣り場に併設された「魚買取所」は管理釣り場と直接関係はありません。「第三者」という位置付けです。
そこで魚を買い取ることによって釣り客は利益を上げられるのです。
釣り人口は増える一方、同時に弊害も起こりえます。
釣り客の大半は「釣りを純粋に好き」ではなくて、「お金に換えられるからやっている」人達になります。
そのため、釣りのロマンや道徳などを説いたって聞く耳持ちません。「稼げるか」が第一ですから。
スレ、レギュレーション違反で釣った魚、弱った魚は買い取りませんから最低限の秩序は保てます。あとはそこをいかに厳しくするかでしょう。
タバコのポイ捨てをした人やラインを放置した人などはやがて出禁になります。監視カメラが必要ですね。
「プロ」も出てくるでしょう。ここでいうプロとは今で言う釣りのプロとは違って、その買い取りによって生活をしている人です。
「ここは釣れる」と評判になった管理釣り場には集団でプロが訪れることもあります。朝4時並びです。
常連とプロ集団のトラブルも後が絶たないでしょう。
自分で書いていて怖くなってしまいましたが、そう考えるとやっぱり今のままでいいですね…
しかしそんな管理釣り場もギャンブル好きな私としては面白いかも…
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