釣り場で指に釣り針がささってしまったら！
釣り場で指に釣り針が刺さってしまうことはよくあるでしょう。
たいていが釣り針の先端が刺さってしまうだけだと思いますが、かえし（アゴ・バーブとも言う）まで入ってしまうとさあ大変です。
刺さった方に抜こうとしてもまず抜けません。魚の口にかかったときに抜けないように作られていますので。
通常であれば釣りを終了して救急車を呼ぶことになるでしょう。無理やり抜こうとすると激痛と裂傷は必至です。
しかし、痛みもほとんどなく（刺さった部位や針の種類によりますが）救急車を呼んだり病院にいかなくても抜く方法があります。
釣りをする方であれば知っている方もいると思いますが、以下にその方法をあげていきます。
実際にバーブ付きフックで試してみた
わかりやすいように白い消しゴムを用意しました。これが「指」のモデルです。
そして「かえし」付きの針です。今回はわかりやすいように大型の針を使います。こんなものが刺さったらと思うと恐ろしいですね。
必要不可欠なのがペンチです。ペンチといっても先端ではなく、根本近くのワイヤーが切れる部分を使います。「針を切る」ためです。
消しゴムを指に見立てて見ていってください。
まずこの状態、かえしが指の中に入っていない状態なら簡単に引き抜けます。
しかしこの状態。かえしが指の中に入ってしまったらもう簡単には抜けません。通常であれば病院での処置が必要です。
ここからが勝負どころです。
①少し痛いですが釣り針の先端を指の外に出してしまいます。
こんな状態になりますね。この時出血はほとんど見られません。
②そしてペンチの根本の部分（ワイヤーを切る部分）で釣り針の根本側をカットします。
こんな状態になります。
※フックが太くて切れない場合は上の画像のように針先を出した状態からかえしをペンチでつぶしてから刺さった方向に戻して抜く方法もあります。
③最後に針を通すように指から抜いていきます。抜いた後は血が出てくるのでティッシュ等で止血し、絆創膏でも貼っておきましょう。
消しゴムだとちょっと硬かったのですが、指なら結構簡単に抜けます。
出血や痛みは最小限！何よりタダ！
この方法の利点は、出血や傷跡が最小限に収まり、痛みもあまりないといったところです。
病院でもこの方法で処置するか後述の動画の技法で抜くようなので、それを自分でやってしまうというわけです。
もちろんすぐに釣りを続けることができますし、何より「タダ」です。
しかし、当然自己責任ということになりますので病院に行った方が安心という方はそうしてください。微妙なところに刺さってしまった場合はこの方法が難しい場合もあるでしょうし。
ちなみに、自分自身では指に針がささったままサビキ竿を投げてしまい、自己手術をした経験と、
子供の指にささってしまったのを手術した経験がありますが、やってみると意外に簡単でした。
先ほどのペンチについてですが、やはりこれだけは少し良い製品を持っていると良いと思います。
今回は１００均のペンチを使いましたが、切れ味が悪くかなり力が必要でした。このワームフックまでは何とか切断することができましたが。
自分はアブガルシアのプライヤーを昔から使っていますが、２０００円位でした。
そこまで高級なものでなくても大丈夫（当然ワイヤーカッター付きのものにしてください）だと思いますので一つは入手しておいた方が良いと思います。
今回の記事の動画解説はこちら！
※針が太くてワイヤーカッターで切れないような場合にはこちらの抜き方もあるようです。この方は自分に刺して実演しているという鬼根性の持ち主ですね・・・。
（ちょっと技術が必要なようです。レモンで練習すると良いのですね！）
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