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大変リーズナブルな川場フィッシングプラザの天ざるそば【孤独の管釣りグルメ⑦】

孤独の管釣りグルメ
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~これはさすらいの管釣り師「管 釣太郎」による、管理釣り場の食事処をめぐる物語である~

川場フィッシングプラザ。ここでは釣りたての川魚の塩焼きが有名である。

 

しかし私は釣り場で川魚を食べることには抵抗がある。

 

 

貧乏性だからだ。

 

 

食べたければ釣って持って帰れば良い。それをあえて釣り場で食べるというのは富豪であり、川魚マニアであり、そしてヒグマである。

 

 

 

ということで私は小屋前の焼き魚コンロを羨ましそうに眺めつつ食堂へ向かった。

 

 

 

川場フィッシングプラザの食堂は屋内と屋外に席がある。

屋内は座敷席がメインとなっており、和のリゾート感が楽しめる。

 

 

一方屋外は「和洋折衷」。ヨーロピアン調の座席から松を眺めれば気分は異世界転生だ。

 

 

メニューはリーズナブルでありながら種類が豊富。単品メニューもあるのでつまみ感覚で注文できる。

 

 

私は優柔不断であり、特に食事メニューの選択への時間の費やし方は尋常ではない。

 

実はここで何を食べるかは早朝から悩んでいた。そして現在も悩み中である。

 

 

 

候補は「カツカレー」、「辛口もつ煮定食」、そして「天ざるそば」だ。

 

 

まずはカツカレー。これは「市民満足度№1」のメニューと言える。これを頼んでおけば後悔する確率はぐんと低くなるだろう。

 

 

しかし「辛口もつ煮定食」のインパクトは相当のもの。単品メニューには辛口と書いていない「もつ煮」だけが載っているといういわゆる「アトランティスの謎」がさらに興味をそそられるのだ。

 

 

この両者の競合から間隙をついて上がってきたダークホースが「天ざるそば」だ。これは天気も後押ししていると言える。

 

 

快晴の屋外デッキで和洋折衷の景色を眺めながら天ざるそばを食す。私が勝手に考えた大人気フィクションアニメ「異世界に送り込まれたけどチート能力で天ざる食べてみました。」の世界観が楽しめるということだ。

 

 

 

ということで怒涛の追い込みで勝利した「天ざるそば」を屋外デッキで食すこととする。後悔は何もない。

 

 

昼時真っ只中であるが食堂にいる人の数はそれほど多くない。これは管釣りあるあるの一つ、「10人釣り場にいたら食堂を利用する人は2人くらい」の法則だ。

 

午前券派、午後券派、はたまた持参おにぎり派や断食で即身仏派など、様々な流派を持つものが混在する管理釣り場。「食種のるつぼ」である。

 

ただし「『あと一投で昼飯』からすでに一時間経過派」が最大派閥と言えよう。

 

 

 

そんなことを考えていると私の注文メニュー「天ざるそば(大盛り)」の登場だ。

 

おお…!これは見た目も満足感ありだ。「カツカレーを頼んだが案外カツが小さくて残念感」を味わう可能性を完全に排除した。

 

 

 

手打ちでは無さそうなタイプの麺。しかし手打ち麺でなくてもどのような麺を、そしてどのような茹で具合で出しているのかを見定めるのは孤独グルメの楽しみの一つと言える。

 

なぜなら観光地には「手打ちゴーマニスト」という危険な存在もあり得るからだ。

 

 

「手打ちなんだからいいだろ?」という「巨根だから前戯は短くていい」という歪んだ考え方の店舗も多くある。そんな店よりも市販のそばのチョイスをしっかりと行っている蕎麦屋のほうが好感が持てるのだ。

 

 

野菜天ぷらも期待感を高める。持論であるが「観光地の天ぷらに海老天は不要」。その地に縁もゆかりも無い食材が乗っていることによって矛盾感を生じてしまうことになってしまうからだ。

 

何も伝えられていなくても「この野菜は地元で採れたものなのかもしれない…」「このキノコは自家製栽培されているものなのかもしれない…」と想像することで観光地の食事を2倍、3倍と楽しむことができるというものだ。

 

 

 

この薬味も見てもらいたい。

 

キングオブ薬味、「みょうが」だ。

 

みょうががあればそばやうどんの価値は何倍にも膨れ上がる。ドラクエで言うならば「スクルト」の効力がある薬味と言える。さらにみょうがとネギのマリアージュは「村一番の器量良し娘と結婚した働き者の農夫」のような羨ましさを誰もが抱いてしまう。

 

 

早速そばを食してみる。

の…、喉越しが良い…!!

 

 

やはり市販のそばだと思うが、良いそばをチョイスしている。また茹で具合もちょうど良く、心地良い喉越しを演出するのに最適である。

 

このみずみずしさが家庭でも楽しめれば良いのだが、なかなか及第点のそばはスーパーでは見つけられない。

 

 

そしてこちらはキングオブ山の天ぷら、「舞茸」。

天ぷら盛り合わせの中に舞茸かしめじの天ぷらが入っていればもう御の字。椎茸なら小躍りしても良いくらいだ。

 

 

その他の天ぷらもかなりサクッと揚がっており、アツアツを楽しめる。観光地のそばやうどんには野菜天で十二分というのが分かってもらえるだろう。

 

 

 

完食…。大盛りにしたため十分満足できたが、食べようと思えばまだいくらでも入りそうな喉越しの良いそばであった。ぜひ特盛りか鬼盛りを作っていただきたい。

 

 

 

午後はもう良いだろう。満足の昼食をとれたという時点でもう勝利は手中に収めている。ヤマメが一匹も釣れなかったことなどなんのダメージにもならない。

 

 

しかし気になる「辛口もつ煮定食」…。この川場フィッシングプラザの食を制するにはもう何回かは足を運ばねばならないだろう…。

 

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