(今回は「ユッケ」様からの寄稿です)
2度目のお目汚し、大変恐縮です。
【ユッケ】です。
前回のあらすじ:
ドーナのオレ金?結局どのスプーンが釣れるんだ!?【問屋のオリカラとは?】
「スプーンで釣った。」って言いたい…。
完全なるスプーン迷子となっていた私の元に舞い降りた救世主【ドーナのオレ金】。
果たして放流狩りで釣果をあげることは出来るのか!?
そして、世のスプーンビギナーに一筋の光明を見せることができるのか!?
いざ、真夏の朝霞ガーデン、実釣編!!!
行ってきました。
朝霞ガーデン。
今回は朝一6:00から6時間券での勝負です。
わたくし、朝霞ガーデンに来るのは今回で3度目。
過去には、かの朝霞有名ポイントの一つ「わくわくトローリング場」で30匹以上という釣果をあげたこともあります。
ひたすらトローリングをし続けるその姿から、
管釣り界の松方弘樹と呼ばれていたとかいないとか。
さて、余談はともかく、
過去の栄光と自信を引っさげ、いざ朝霞ガーデンへ突入です!!
3度目の朝霞ガーデンですが、
朝一から並ぶのは今回が初めてです。
5:50から並んで順番は先頭から6番目。
6:00にレストハウスがオープンし、順にチケットを購入していきます。
しかしここで、一抹の不安がよぎります。
私以外のほとんどの人が「3時間券」を購入している…。
…暗雲立ち込めますが、早速釣り場へGO!!!
なんとルアー専用池公園側中腹
「わくわくトローリング場」が空いているではありませんか!!!
すかさず釣り座を確保し、実釣開始です。
「朝マヅメ」
数ある釣り業界用語の中でもかなりポピュラーなこの言葉。
端的に言えば
日の出から間もない時間帯は魚の活性が高くとてもよく釣れる、という意味です。
朝は魚の餌となる虫等が行動を開始する時間だからなのでしょうか。
釣りが「一般人から敬遠される理由ランキング」の第3位
「朝がやたら早いから」というのはこれに由来するんですね。
ちなみにこのランキング
第2位は「魚に触れない」
第1位は「餌がキモい」
です。(独自調査による。)
さて、管釣りの場合も例に漏れず、朝一はとてつもないチャンスタイムなのです。
まぁ、朝霞は都心型管理釣り場なので、そんなに虫がいるようにも思えませんが・・・。
詳しいことは私にはわかりません。
これも管釣り七不思議に追加しておきましょう。
閑話休題、実釣に戻ります。
「朝マヅメ」の今がチャンス!!
使うのは当然「ドーナのオレ金」です。
一投目、キャスト!!!
・・・・・・なんと、ヒット!!
これは幸先がいい・・・っ!!!
ふふ…早速あのパワーワードが言えます。
「スプーンで釣っ…」
しかし、ランディング直前で痛恨のバラシ!!
テンションが上がりすぎて竿を立てすぎてしまったのが原因でしょう。
気を取り直して二投目をキャスト。
・・・・・・ヒット!!!!
「スプーンで釣…」
しかしまたもや直前でバラす!!!
くーっ…。
おそらく「スプーンで釣ったって言いたい欲」が出すぎているのでしょう。
管釣りの神様は謙虚な者にこそ微笑むのです。
次こそはと、キャスト!!!
・・・・・・
しかし、ここでアタリがぱったりと無くなります。
シーン…。
・
・
・
・
〜朝マヅメ終了〜
「えー!流石にスレるの早すぎじゃない・・・・?」
つい独り言が飛び出します。
しかし、考えてみればドーナは
・超高アピール
・強烈なウォブリングアクション
が売りのスプーンです。
さらにカラーはオレ金ときたらそのアピール力と引き換えに魚がスレるのもとても早いということなのかもしれない・・・。
ドーナのオレ金恐るべし。
まさに諸刃の剣です。
気を取り直して、色々なスプーンを試してみます。
スプーンビギナーの私ですが、
実は少なくない種類のスプーンの持ち合わせがあります。
なぜなら、年始に某釣具屋で中古スプーン100枚セット(¥5000)を購入していたからです。
しかし、たまにアタリはあるもののランディングには至らず・・・・・・。
当然です。
それぞれのスプーンの特性も、
使い方もまったく分かっていないのですから。
下手な鉄砲は数打っても当たらないのが管釣りなのです。
完全に宝の持ち腐れ、これぞスプーン迷子たる所以です。
途方に暮れていると…。
ガタゴトガタゴト…。
来ました!放流です!!!
すかさず再びドーナのオレ金に変えてキャスト!!!
…
…ヒット!!!
よし!!「スプーンd…」
しかし、またもやバラす!!!
あーーーー…っ!!!
・
・
・
・
昇る太陽。
上がる気温。
そして、またも遠のくアタリ。
あ…。
なるほど…。
だから皆、3時間券を買っていたんだな…。
これは、今日…
ダメかもしれないぞ…?
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・
・
釣れてないから焦る。
↓
焦るから釣れない。
↓
釣れないからさらに焦る。(以下無限ループ)
この地獄のスパイラルからなんとか脱却しなければなりません。
まず1匹。
こうなったらアレを出すしかありません。
そう。
縦釣りです。
どんな時でも縦釣りは裏切りません。
ネオスタイルのルアー「premium」グリーンティーカラーが火を吹きます。
ヒット!
心に余裕が戻り、一気に冷静さを取り戻す私。
と、ここであることに気がつきます。
私、三度も朝霞ガーデンを訪れているにも関わらず、
一度もルアー専用池以外のポンドで釣りをしたことが無かったのです。
惜しみながら「わくわくトローリング場」を後にし、
新天地を求め、2号池(一番奥のポンド)に向かいます。
・
・
・
・
なんだここは!!!
魚がめっちゃ浮いている!!!
「朝霞は表層」
そんな言葉を耳にしたことがありましたが、まさかここまでとは。
この写真ではあまりわからないかもしれませんが、表層付近に大量の魚がいます。
釣り人は「偏光グラス」というものをしているので下の写真のように…
水の中がよりクッキリと見えるのです。(同じ場所を偏光グラス越しに撮影したもの)
ここでさらに数匹、縦釣りで釣果を伸ばします。
が、徐々に縦釣りへの反応も悪くなってきます。
そんな時に使うルアーといえば…
私の大好きなルアー「ティモンのダートラン」です。
変わった見た目のルアーですが、スレた魚のスイッチを入れる効果がすごい。
竿を立てて細かくシャクリを入れることで、水中を左右に大きく飛び跳ねます。
その動きが魚の中の何かを揺さぶるのでしょう。
ものすごい勢いで魚が追いかけてきます!!
…が、食わない!!!
左右に軽快に跳ねるダートラン!
それを追いかけるようにクネクネと激しく動くトラウトたち!!!
…なのに、食わないっ!!!!
おそらく私の使い方が間違っているのでしょう。
大好きなルアーなのですが、実は未だ釣れたことはありません。
私の中では、ただ魚を大喜びさせるだけのおもちゃになってしまっている「ダートラン」。
いつもはただの「ねこじゃらし」と化しているダートランですが、今日は一味違いました。
ヒット!
ヒット!!
なんとヤマメもヒット!!!
表層付近をスピーディかつ小刻みにダートさせる作戦
通称「表層クイックダート」(※私が勝手に名づけました)が爆発します!!!
自信を失いかけていた私に、少しの勇気をくれた「ダートラン」。
やっぱり大好き「ダートラン!!!」
・
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・
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・
満足です。
時刻は11:00.
炎天下の中、これだけやれればもう十分でしょう。
最後は1号池(レストハウス前の池)に少し寄って、今日は終わりにしよう、うん。
何かを忘れるように、自分に言い聞かす私。
ぶつぶつ独り言を言いながら、1号池に近づいていくと…。
ガタゴトガタゴト…。
なんと、またも放流が始まっています!!!
ハッ、と我に返り今日の使命を思い出す。
すぐにドーナのオレ金にルアーチェンジし、キャスト!!!!
・
・
・
・
・
…ガツン!!!
ヒットです…っ!
しかも今までのアタリとは何かが違います。
掛かった瞬間にそれとわかるビックフィッシュの手ごたえです。
竿を立てすぎてバラす、そんな未熟な私はもうここにはいません。
なぜなら、縦釣りとダートランが私に冷静さと少しの勇気をくれたのですから。
ジャーーーン。
ついにやりました。
最強アピールのスプーン「ドーナ」
+
最強アピールのカラー「オレ金」
=「ドーナのオレ金」=爆釣
見事、この方程式を証明してみせました!
まぁ、サイズ的にあきらかに放流魚でない気もしますが…。
結果オーライでしょう!!!
だって、ついに待ちに待ったあの言葉が言えるのですから!
すー…
はー…
「スプーンで釣った。」
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コメント
ユッケ様
スプーンで教科書どおりの釣り方出来ましたね。
でも自分が気になったのはダートランのボトム以外の使い方ですね。
そしてあの良いサイズ・・・。
あれは赤身でした?
朝霞、物凄い難しいイメージですけど、ちゃんと釣れるんですね。
スプーンで狙い通りに釣れたので嬉しかったですねー。
ダートランの正しい使い方がわかりませんが、なるべく沈まないようぬロッドを立ててチョンチョンと連続でシャクる(?)ようなアクションがなぜかハマりました!
アタリもすごく強烈で楽しかったですよ!ぜひお試しアレ!!
ちなみに私が使っていたのはエンドパンプキンというカラーです。
それとデカニジは残念ながら白身でした・・・・・・。
あのサイズで赤身だったら最高だったんですけどね~。
残念!
ダートラン、今度トップ付近で使ってみます。
ボトムだけじゃないということが分かりました!
釣行お疲れ様です!
ドーナはデカマスを連れてきてくれましたね♪
放流魚につられて活性のあがった既存魚でしょうか。
ダートランの表層使いは思い付きませんでした!!
ザッガーF1みたいなイメージで使うのかな?
放流前は全くの無反応だったので、放流マスのフレッシュさが既存マスたちの何かを刺激したんでしょうか・・・!
企業の新卒採用のようですね。
私はザッガーF1は持っていないのですが、擬似的にザッガーのようなハイフロートミノー的な動きをしていたのかもしれません!
ただ、竿を下げて横にトゥイッチではなく、ルアーが沈まないようガッツリ竿を立てて、かなりの早まきをしつつの上方向にチョンチョンとシャクリを入れる、という感じだったので、ひょっとしたら早まきが効いていたのかもしれません・・・。
なんにせよ、自分で考えたパターンがハマるととても楽しいですね!!