「管釣りフェスってなんだ!?」は社会を良くすることができたのか?という検証。前回に引き続き今回はその他ブース編です。
【検証】管釣りフェスってなんだ!?は本当に社会を良くすることができたのか!?
なぜトライアングルレインボーブース以外をその他と呼んでいるかって?
あんまり見られなかったのでよく分かっていないのですよ。
しかし時間のある時は他のブースも見るようにしていましたので、私が見た、スタッフから聞いた上での検証を行っていきたいと思います。
ブロガーブース
まずは今までに無かった、いや、誰もやろうとしなかったイベントブース「ブロガーブース」です。
管釣りブロガーなどただの一般人。しかしその一般人がイベントブースを一つ担当するなんて前代未聞。閑古鳥必至ですからね。
とはいえそもそもの主催が管釣りブロガー達なのですから中心にならないわけにはいきません。
フタを開けてみればたくさんの方がブロガーブースを訪れてくれました。
ユッケショップのオリカラスプーンやオリカラバベルは売り切れ。私のカラコンも当初の予定数より遥かに売れました。
ドラマCDは予定枚数より遥かに売れず、ステッカーも予定枚数より遥かに貰われなかったのに。
そんなことはどうでも良いのです。
とにかく管釣りブロガーが参加者ではなく参加者を招く側の立場になれたというのが今回の一番の意義と言えるでしょう。
特に管釣りイラストレーターのmihomiさんはこのイベントで大きく知名度を上げました。当初10名位で予定していたmihomi杯は溢れんばかりの参加者数…!これは焦りましたね。
「釣りブロガーと連携することで釣り業界がもっと発展できる可能性があるのでは…」と各釣りメーカーさん達からのブロガーに対しての意識も変革することができたのではないでしょうか。
縦と巻きのハイブリッド!ユッケ杯
そしてユッケ杯。この大会の最大の特徴は「縦ステージ」と「巻きステージ」があるということです。
ここに参加する人達に縦釣りを否定したり、巻きを否定したりする人は皆無です。縦釣りも巻き釣りも両方楽しんだ方が得であるということが分かっているからです。
従来のエリアトーナメントでは、平等性を保つため、ルアーの制限をかけたうえで行うことしかできませんでした。しかし今回の方式は最も平等。誰の目も気にせず、巻きで全力を出して縦で全力を出すことができるのですから。
今後の管釣り業界の共存方法の一案を提言することができたのではないでしょうか。
超特異な存在!いきものブース
いきものブースではこれまた業界初の試み、動物の展示を行いました。
はっきり言ってこれだけの展示を行うのは相当大変。ましてやそれを管釣りイベントで行うというのは全国どこを探してもありえないでしょう。
巨大ボールパイソン二匹を動物プロダクションから呼び寄せているんですからね。
事前に乙連沢地区であれだけの数のいきものを採捕するというのも大変。地元の協力者の方達ありきです。
今回はキングフィッシャーさんから地元の羽田小学校の全校生徒38名とその保護者さんを招待してもらいました。学校単位で管理釣り場と繋がれるというのも画期的なことです。
閉塞感のある今だからこそ子ども達に良い思い出を作ってあげたい。そんな想いがこのイベントにはあったのです。
管理釣り場なくしてイベントはありえない
これは当たり前のことですが、管理釣り場が無ければこのようなイベントは開けませんし、今回はキングフィッシャーさんという管理釣り場が主催者側と一体になって企画を進められたから開催できたイベントです。
むしろ、ほとんどの準備をキングフィッシャーさんにやってもらったと言っても過言ではありません。
中間準備の際も我々は動画を撮って釣りをして楽しんでいただけですし、前日準備の際も我々が到着するころには全て準備が終わっていたのでやはり釣りをして楽しんでいただけでした。
そもそも管理釣り場側がイベントを主体となって行うという例は多くはありません。
従来の管釣りイベントでは、「管理釣り場は場所を提供する」ということしか求められていなかったのです。
しかし、私は前回西武園フィッシングランドでの、運営者側が一体となった奇跡のイベント「子ども達にニジマスを渡そう」タイムを体験したことで、管理釣り場もイベント主催の主体となれる存在であることを知っていました。
鱒魂in西武園で緊急事態!急遽開催された豪華賞品の裏イベントとは!
管理釣り場も主体となってイベントに取り組むことにより、今回のような素晴らしいものが出来上がるのです。
これについても管理釣り場を運営する側の方達に良い事例を提供できたのではないでしょうか。
キングフィッシャーさんは次世代の管理釣り場。神山水産さんのように新しいことにチャレンジするスピリッツを持った、今後管釣り業界を牽引していく存在です。
管理釣り場や鱒業界と今まで繋がることのなかったジャンルへアプローチを続ける姿勢は、釣り界だけでなく社会をきっと良くする方向に進めてくれるはずです。
参加者の皆さんは…?
各ブースでの検証を進めていきましたが、参加者の皆さんは我々が仕掛けた罠に気付いていないでしょう。
みなさんはただ参加していたわけではありません。社会を良くすることに知らぬ間に加担させられていたのですよ…!
楽しそうに釣りをしたり、真剣に大会に参加する子ども達を見て「こんな釣り場も楽しいかもな…」とか、ユッケ杯に参加して「縦(巻き)も案外楽しいかもな…」とか、ヘビを首に巻いて「怖いと思ってたけど結構可愛いかも…」とか思いませんでしたか?
何かを認められる、何かを許容できる、何かに気付くことができる。一人ひとりが進化すれば社会は勝手に良くなっていくのです。
「釣り場で子どもがはしゃいでたらうるさくて迷惑なんだよ!」なんて思ってしまったり、
「ヘビなんて気持ち悪い!逃げ出したニシキヘビなんて殺しちゃえばいいのに!」なんて思ってしまったり、
「縦釣りなんて邪道だ、カラコンなんて邪道を通り越して変態だ!」なんて思ってしまったり、
あなたはもうそんなレベルから遠い存在になってしまったのです…!また神に一歩近づきましたね。
最後にとある参加者さんからの感想をピックアップします。
「私も孫(小4)も全くの初心者で不安ばかりでしたが、スタッフの方やイベント中の各ブースの方々がすごく親切に教えてくださいました。決して上から目線でなく子供目線で丁寧に説明して頂きました。9時に放流がありビックリする量(匹数)でした!バラしも沢山しましたが、持ち帰りもできました。孫も私も大変良い休日になりました。孫もまた行きたい!と目を輝かせていましたよ。」
ということで今回の「管釣りってなんだ!?」は社会を良くすることができた。間違いないですよね?一点の曇りもないですよね?
ああ良かった…。これでまた来年も管釣りフェスが行える…。
次回のさらにグレードアップした管釣りフェスに期待だ!いや、現状維持でも全然許されるんじゃないか…?
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管釣りってなんだ!?協力者一覧(敬称略)
開催場所
アングラーズパークキングフィッシャー
参加メーカー
ADB、なぶら屋、ロブルアー、TANAHASHI、シンエイファクトリー、ヤリエ
協賛品提供
上記メーカーに加え、manic’s、オフィスユーカリ
その他団体
ペットショップ熱帯倶楽部、羽田小学校、乙連沢地区の皆様、トライアングルレインボーグループ
フェスの様子はこちらの動画で確認!
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