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西武園に何も知らずに挑んだ親子の行動とは…!人間的レギュレーション違反

基本ボウズ!ポンコツ実践記
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前回のあらすじ

5個で980円のスプーンセットをAmazonで購入した貧乏親子の管釣りデビュー。貧乏釣りの女神は微笑むのか…!

初プールフィッシングの黒歴史【西武園フィッシングに親子で挑戦!】

 

 

西武園フィッシングに行ったことのあるアングラーなら当然ご存知。

 

 

 

せ、狭い…!

 

 

比較的狭い朝霞ガーデンを見たことしかない私にもより狭いということが分かります。

 

 

「ト、トラウト管釣りって引き〇もりの人がやるものなのかな…?」

 

 

偏見が生まれました。Zガンダムでいうとヘンケン・ベッケナーが西武園で立ち尽くしています。

 

 

しかしそんなことはどうでも良い。今回は釣りの魅力を息子に伝えること。当時未就学児の息子に魚を釣る楽しさを体験してもらいたかったのです。

 

 

とりあえず5個セット(オール3g)のスプーンをナイロン12ポンドに直付けして息子に投げさせます。

 

 

何度巻けども当たりが無い。

 

 

「魚いないんじゃないの…?」

 

 

プールフィッシングはマッディウォーターなことが多い。水中の魚の様子は見えません。魚がいるかどうかもわからないのです。

 

 

巻いているレンジもよくわかりません。おそらく上層から下層を行ったり来たりしている「マルチレンジ砲」だったと思います。

 

とにかくトラウト管釣りにおける「全ての概念」が無いのですから。初めて日本に来た外国人さながらです。

 

 

とりあえずスプーンのフックについていた返しはペンチで潰しました。なぜ潰すのかも分かっていませんでしたが。

 

 

「お父さん、釣れないね。」

 

 

「ああ…。釣れないな。」

 

 

 

1時間経過。アタリらしきものはありません。

 

 

 

 

2時間経過。アタリらしきものはありません。

 

 

 

ドラクエでいうと一生ガイコツに話しかけ、「へんじがない。ただのしかばねのようだ。」を繰り返している状態です。

 

釣れない…!こんなにも釣れないものなのか…!

 

 

私は親として一つの決断に迫られます。「子供に釣らすか釣らせないか」の二択です。

 

 

せっかく西武ライオンズのお膝元に来たんですよ!?ジェットコースターにも乗れないんですよ!?

 

 

スタッフさんにせがみます。

 

「すいません…。子供に何としても釣らせたいんですけどコーンを買わせてくれませんか?」

 

 

率直に「コーンをスプーンに付けてもいいですか?」だったらアウトだったと思います。全米が認めるレギュレーション違反ですから。

 

「うーん、駄目なんだけどねー。ほんとは駄目なんだからね?」

 

 

そもそも私はエサ釣りに切り替えたいという趣旨でお話したのですが、スタッフさんはスプーンにコーンを付けさせてくれました。超法規的措置だということは当然分かっています。西武園始まって以来の大レギュレーション違反ですね。

 

 

しかもコーンの余りをタダでもらってしまいました。さすが西武園。子供に夢をもたらす場所だと野性爆弾のクッキーが言っていました。

 

 

3gのスプーンのフックにコーンを付けて投げます。

 

 

 

…即ヒット!エサですからね。

 

 

 

「やった!かかったよ!釣れてるよ!!」

 

 

息子の嬉しそうな声。やはり遊園地には子供の歓喜の声が必要です。

 

 

スプーンにコーンを付けるという前代未聞のESESTYLEでうちの子の初ニジマスを釣らせていただきました。今をときめくESESTYLEが誕生した瞬間です。西武グループと貧乏釣り部が業務提携をした瞬間。おそらく100年後の保健体育の教科書に載るでしょう。

 

 

 

いいですか皆さん。スプーンにエサを付けたら間違いなく釣れるんです。むしろスプーンなんてそもそも不要なのです。

 

悲しくなりますよね。スプーンのカラーローテーションやg数なんてどうでもよいのか。やはりエサなのか。

 

 

西武園を責めてはなりません。我々親子がいけないのです。昭和の親子的なゆるさで望んだ当時の我々親子を恨んでください。

 

 

 

とにかく初ニジマスをゲットし、その場で炭火焼きにすることができた。

 

そのくせ焼き場で同席したカップルを冷めさせまいと、「全然火が通らないんですけど。もっと炭を入れてくれませんか?」とスタッフに詰め寄った私は死。死んだほうが良かったのです。

 

 

誰もが味わうトラウト管釣りデビュー期の話。これより切ない話をお持ちの方はぜひ寄稿を…!

 

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コメント

  1. タカ より:

    グリーン様

    息子さんに釣らせられたから良かったじゃないですか!

    うちなんて私が釣ったイワナ1匹にボウズの息子ですから絶望です。

    そして私達家族はその後、近所にあった今は無き「ベリーパーク小山」で、子供達にはペレット撒きに放流と至れり尽くせりをしてもらい管釣りの世界にどっぷり浸かりました。

    • グリーン green より:

      子供がボウズだと心が痛みますよね。
      でもペレット撒きで釣れて良かったじゃないですか!
      二度と行かないと言われるところでしたね…。

  2. HAL より:

    皆様の経験談はシビれました。
    やはりボウズは1度は通る道だなんですね(・_・;

    まぁ、ウチは子供もボウズ覚悟でやっていましたから。
    特に野池のバスは…
    年中ボウズ。

    1番キツかったのは、船釣りでのボウズです。
    結構経験しました(笑)

    • グリーン green より:

      船釣りでのボウズはキツイですね!おそらくカジキマグロ一本に絞っていたのでしょうが…。
      まあ野池のバスはボウズが当たり前ですからね。私は30日通って一匹でした…。

  3. ポテポテ より:

    グリーン様

    最終奥義を繰り出してしまいましたね・・・。
    それぐらい管釣りのボウズは恐ろしい物です。
    そのうち「西武園 貧乏カップオープン戦」が西武ホールディングス協賛で開催されるのでしょうか・・・?

    • マッサーカー国家元帥 より:

      ポテボテ様
      西武園なら世界の荒ぶる貧者たちも電車で行けそうな気がします
      単身赴任社畜杯手ぶらヌード管理釣り大会ワールドカップ
      腕がなります
      西武に企画書出したい位です。
      下手したらライオンズの選手も参加しかねないですよね

    • グリーン green より:

      最終奥義「西斗モロコシ拳」を出してしまいましたね。速効性が半端ないですけどね。
      野性爆弾のクッキーをアドバイザーとして改革していたので大丈夫でしょう。

  4. マッサーカー国家元帥 より:

    グリーン様
    私は千早赤阪の目方釣のセミプロなので、ルアーは得意ではありません

    スプーンのフックに黄色い玉をつければ真性ESESTYLEに なるかも
    なるといいかな

    保険体育教科書採択に?
    まさか第二次成長期メルモちゃんかな?

  5. マッサーカー国家元帥 より:

    グリーン様
    ESESTYLEをレギュレーションにして、西武園にESESTYLEコースをつくりましょーと無責任に考えてしまいます。
    管理釣りの坊主逃れ、カラコンルアーとコーンの抱き合せ西武セット販売とか
    んー妄想は広がります。

    • グリーン green より:

      西武園の勇気次第でしょうね。ルアーもエサも同じプールなんですから、コーンを一粒100円で売って「鬼ボウズ逃れ」として売り出すことができれば全世界からの批判を一気に集めることができるでしょう。
      しかし「西武園黄色が強い説」は果たして本当なのでしょうか…。誰か立証してください!

  6. ばる より:

    グリーン様

    先日、西武園に行って黄色スプーンを投げてきましたが爆釣!ということはありませんでした。
    というか、黄色では一人も反応がありませんでした・・・。

    むしろ地味目のスプーンが結構反応が良かったですが、隣のおじさんはどんな色でも釣れていましたので色より腕か、貧乏には手に入らない道具の差ですね。多分絶対後者です。

    西武園では反則系も失格系も縦も反応が無いですが皆さんどうやって釣ってるんでしょうか・・。

    1日で10匹以上連れたら奇跡の西武園として寄稿したいと思います。
    無理でしょうけど!

    • グリーン green より:

      なるほどー。黄色も特にきかないんですね。それではブエンコーンカラコンを使うのはまだ控えておこう…。
      プールフィッシングはどこも難しいですよね。釣る人はすごく釣ってますが。私は魚影が目に見えないとまるでやる気になりません…!

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