前回は宮城県にある不忘グリーンパークについての説明でしたが、今回は釣果編です。
蔵王エリア屈指のレジャー施設を攻略することは出来るのか!
今回は友人ファミリーと私で不忘グリーンパークへ挑みます。
友人ファミリーの子は10歳と6歳の男の子。2人ともルアーフィッシングは初めてです。
ましてや両親もルアーフィッシングは初めて!この状況で皆に釣果をもたらすことは出来るのか!?
まずは受付で3時間券を購入しました。
フェザージグの使用がOKでもあり、なんだか施設全体がゆるい感じです。これが東北の懐の広さですね。
まずは2号池へ向かいます。
「くそっ!くそぉーーっ!」
なんとマッディ水面。蔵王FSがクリア水質だったので当然こちらもクリアだと思っていました。
これはマズい。よりによって今日だけは。
初めて釣りをする子供には絶対にクリアであって欲しかったのです。
そもそも池に魚の姿が見えなければそれだけでモチベーションが下がります。私がそうなのですから。
しかしやらねばならない。「全日本トラウト管釣り協会(JTKA)」名誉会長を務めている私としてはトラウト管釣り普及のチャンスです。子供達に爆釣させてトラウトマニアにしてしまいましょう。
まずは子供達にルアーを選択させます。
無理強いはいけません。ここはまず子供のファーストインプレッションを尊重し、全日本管釣り協会(JTKA)倫理綱領第三条「ルアーセレクトの自由」を遵守します。
上の子はスプーンを選びました…、しまった!このスプーンか!
なんとKenClaftの3gスプーンを手に取りました。
Kenが悪いと言ってるわけではないのです。3gというのが気に掛かります。この狭い池でうまく3gのスプーンを引くことが出来るのか。
下の子は「魚のルアー」を希望したので手堅くバービーのフローティングを使います。これは無難でしょう。
まずはキャストの手順を教えます。上の子はすぐに覚えてくれました。素質がありますね。JTKA宮城支部ジュニアユース部門にこっそり登録しておきましょう。
下の子はなかなか難しいか。しかし投げられるだけすごいことです。大丈夫、あとは任せてください。
その子の父親に。
駄目なんです。私がついて教えるのは。
だって、まず私の使命は「いきなり釣って場のモチベーションを上げる」です。これをやらないと軍の士気は上がりません。
初っぱなに釣り上げるのを見せることで、皆の「やる気20、元気45、井脇86」アップさせることが出来るのです。
私は桃色カラコンZ。なりふり構いません。
まずはリフト&フォール。何投かすると…、ヒット!
やったぞ!ファーストブレイク、速攻だ!
…しかしバラす!誰にも知られずバラします。
誰にも知られずバラしたら意味がないではないですか。せめてもうちょっと持ちこたえて子供達に気付いて欲しかった。そうすれば「桃色カラコンZはすごいなー、使ってみたいなー。」と言ってもらえるのですから。
その後もバイトがあるも掛けられず。早くも1時間が経過します。
そろそろ子供達は飽き始めます。下の子はロッドを母親に託し休憩。上の子は1号池に移動しています。
1号池も2号池と同じような造りです。マッディ水質に丸いポンド、流れ込み少々。
画像右手前の流れ込みにはそれほど魚は集まってはいませんでした。
2号池のほうがかけ上がりが「遠浅」。縦釣りルアーのリフト&フォールは2号池のほうが有効と考え、2号池へ戻ります。
2号池入口から見て右側に強めの流れ込みが二カ所あります。そこでの釣果が目立っていたのでポイントが空き次第移りました。
魚の動きがよく見えます。遠浅のかけ上がりに桃色カラコンを落とし込むと…、
ヒット!
すぐ隣にいた友人の上の子に声をかけます。
「よし!ロッドを持ってくれ!頼んだぞ!」
千載一遇のチャンス。せめて「釣りごっこ」ぐらいはさせてやりたい。魚の引きを体験させる義務が私にはあるのです!
「え、オレ網がいい。」
な、なんと!あえての網選択!?
ランディングネットで魚をキャッチします。子供としては魚の引きを味わうよりも直接のゲット感が味わえるランディングのほうが楽しいのでしょうか。難しいものです。
しかし初キャッチ!小ぶりながら不忘グリーンパーク初キャッチです!
このポイントはなかなか良さそうです。
リフト&フォールで落ちていった桃色カラコンZを追う影が見えた…、ヒット!
今度はそこそこナイスサイズ。
下の子が魚に触りたいというので存分に触らせてあげました。キープしますからね。「人生で知らなくても良いこと100選」にも選ばれている「ニジマスのぬるぬる感」を知ることができましたね。
しかし難しい…!周囲のファミリーも大苦戦。私が確認できた中では子供で釣れていたのは1人だけでした。
しかし釣れない中でもよく集中を切らさないでできるものです。上の子は完全に「ゾーン」に入っています。
上の子は私が東北釣り旅第一章でタカ氏にもらった「Tスペシャル」を使用しています。かけ上がりにステイさせる戦法を指導しました。
すると上の子が…、
「来た!」
待望のヒット!
…が、すぐにバレる!くそっ!くそぉーーっ!!
しかしヒットがあるだけで子供のモチベーションは上がるもの。いや、私だって同様。さらに集中して釣りを続けています。
コツコツとした当たりは本当に多い。しかしこれを合わせるのは子供には至難の業。私にだって難しいのですから現在15バイト2キャッチなのです。
しかしものにした!私の桃色カラコンZは孤軍奮闘!子ども達に使ってもらえることを願っての孤軍奮闘です!
これで厳しい中での桃色カラコンZの威力を証明することができた。胸を張って子供達に使わせましょう。栄光への架け橋です。
この大人が作った「子供にレインボーを釣らせるための虹のルアー」を今こそ使うのです!!
「よし、このピンクのおじさんが作ったルアー使ってみな?」
「いや、難しそうだからいい。」
・・・・・
タイムアァーーーップ!!
3時間は終了。私は子供達はおろか、大人達にも釣らせることは出来ませんでした。
難しい…、難しいぞ不忘グリーンパーク!
忘れない。この悔しい思いを忘れさせない不忘グリーンパーク。皆様ぜひお越しください…
敗北!完全敗北!!このままでは家に帰れない!!
次回、とち狂ったグリーンが向かった場所は…!?
キングフィッシャー釣り場案内【ポンド・レギュレーション・細かすぎる設備紹介】
にほんブログ村 まあまあ面白かったという方、投票お願いします!
コメント
グリーン様
あのルアーでも難しかったですか~!
確かにあれはアングラー側がビシっと合わせられないと難しいかもしれません。
しかも、Lロッド以上の固さもないと瞬間的な合わせは技術がいりますしね。
それにクリアに慣れてしまうとマッディは迷子になりますよねぇ。
バイトはちょこちょこあったんですがね-。でも家族で楽しめるゆるいところですね。
ゆるいけど釣果は厳しい釣り場でした…。
厳しいですねー・・・!!!
しかし釣れないながらも集中力を切らさずにいれる上の子は釣りにハマったかもしれませんね。
管釣り宣教師としての指名は果たしたといえるのではないでしょうか!
うちの子と同様ハマる素質はありましたね。あの炎天下の中集中してゾーンに入ってましたから。また次回不忘に行くと言ってました!
マッディポンドの難しい所ですね~。
見えないとテンション下がる、結果飽きて釣れないと言う「負のスパイラル」
緩いけど釣れない・・・
恐るべしですね。
しかし玄人っぽい方はそこそこ釣っていましたので「ハイレベル釣り場」に認定したいと思います!
水温が高過ぎでもう駄目なんですかね、川越のある管釣りで、一人で3時間やってニジマスではなく巨大ゴイ引っ掛けて終わった経験がつい先日あるので‥
なお、私事ですが、最近は彼女が使ったカラコンを再利用して縦の釣りに挑戦し始めました。
意外とバスロットのulなんかはパワーもビシッときまってつかいやすくなってきましたねー。
水温高すぎですよねー。もう朝一と夕方しか釣れる気がしません…
カラコンルアー!?それは気になりますね。ご披露お願いします!