魚釣りの楽しみの一つに「釣った魚を食らふ」というものがありますね。私も「食」には目がありません。
私が今まで釣ってきて料理した魚を具体的に挙げてみると、
イワシ、アジ、サバ、コノシロ、ニジマス、ヤマメ、イワナ(養殖巨大イワナ)です。
これをどんな包丁を使って捌いてきたか分かりますか?
「ダイソーのアジ切り包丁」です。全て。
40upのトラウトをアジ切り包丁で捌くのは大変なものです。しかしやり遂げました。「成せばなる」です。
いやー、切れない。切れないからこそ100円なのか。一切文句は言いません。貧乏なのが悪いのですから。
むしろ100円にしては充分な切れ味です。切り損ねて指をケガしても切れない分痛手は小さいというもの。ありがとう、ダイソー。
しかし私も今やいっぱしの釣り師。「いっぱし」は自己判断です。
「魚を捌く」ということにそろそろ本腰を入れないといけません。
しかし「柳刃包丁」、いわゆる刺身包丁は高い。相場は5000円~10000円といったところか。そんな高価な物は買えません。そんな包丁を買ってしまったら常に魚を捌かなければもったいないではありませんか。
「たまに釣ってきた魚を捌く」。この程度で良いのです。自分にプレッシャーをかける必要はありません。
すると、手頃な値段で買える柳刃包丁を発見!これだ!これぐらいのユルさを求めていたんだ!
これです。
「伝統の技」。濃州正宗作です。
「濃州」って何でしょう?正宗なら「奥州」なのではないでしょうか。
ネットで調べると濃州とは「美濃の国」。斎藤道三です。「ダテなマムシ」というわけですね。
では「関の包丁」とは何か。関サバの関ではないのか。これも調べると岐阜県にある刃物の名産地だそうです。
どうですか?激安でこのレベルの刺身包丁が買えるのです。世も末ですね。
私はこの日本最高レベルの刺身包丁を手に入れてからシマアジを捌きました。いや、シマアジ様には濃州正宗作の包丁ぐらいでないと失礼にあたりますから。
すると…、
アジ切り包丁よりも格段に捌きやすい!ダンチ!ダンチだ!
当たり前のようですが、魚を捌くために生まれた刺身包丁。アジ切り包丁だって「アジ」を切るために生まれたのですがやはり魚種限定。アジ以外なら刺身包丁に勝る物はありません。
風雲児です。我が家に風雲児がやってきました。
この濃州正宗作の柳刃包丁は身はそこまで長くありません。柳刃包丁としては短い部類です。
そのため、初心者にも大変扱いやすい。正に初心者のために生み出された刺身包丁といっても過言ではありません。
もちろん高級な柳刃包丁とは切れ味も違うと思います。しかし今までダイソーのアジ切り包丁で何もかも捌いてきた、「プロゴルファー猿」のような私には奇跡の使い勝手です。
そして「とげる包丁」。この文言にも注目しました。
研げるのなら研いでくれよう。「研ぎ石」を買いました。
しかしそこまでは余裕がありません。ダイソーの研ぎ石を購入です。
日本製・関の包丁【濃州正宗・刺身包丁】柵で買ってきたお魚をお刺身に・白木柄
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濃州正宗作柳刃包丁&研ぎ石セットで1600円也。これでアナタは魚料理人のスタートラインに立ちました。むしろ寿司職人の門を叩いたかもしれません。すでにスシローのバイトには勝っています。
深入りしないよう注意してください。巨大トラウトだって巨大青物だって捌くことができる。捌きたいから釣りに行くことになっては本末転倒です。
さあ、これでどんな大きな魚が釣れても安心だ。あとはYouTubeでこっそり捌き方を学んでみよう!!
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コメント
関は日本有数の刃物の町で、貝印など沢山の刃物メーカーがありますよ。関の孫六というブランドもあります。
切れ味のいい刃物は安全です。切れ味が悪いとゴシゴシやらないと切れないから、突然指もろともザクッと行きます。ドラグ性能の悪いリールみたいなものかな。
貝印は関だったんですか!「なんと孫六」しか知らない私は料理人失格ですね。
そんな包丁を手に取った私にはもはや怖いものはない。捌く!80cmのカンパチを捌いてやるぞぉーーっ!
いつも楽しく拝読させて頂いております。
赤身の刺身!作りたいです。
うちはサーモンの刺身好きは私だけなので、持ち帰りの時はコンロで塩焼きにしやすいチビ鱒ばかりです。
私は準備万端なんです。しかしビッグトラウトが釣れないんです!アジ切り包丁で充分捌ける大きさしか釣れませんからね。
60cm位をこの包丁で捌いてみたいですね!