前回のあらすじ
横浜市の本牧海釣り施設で沖桟橋をキープしたグリーン親子。しかしこの日は「渋牧」!釣果を伸ばせるか!?
「渋牧」。釣りお父さんが一番嫌な言葉ですね。
「なぜ前日お酒を控えて早く寝たのに。」、「なぜ嫁の反対を押し切り息子を連れ出したのに。」…。「なぜ本牧は応えてくれない!」海は無慈悲です。
「アジ、サバ、カレイ!五目釣りだぁーっ!」釣りお父さんの夢は妄想に終わります。
しかしこのまま引き下がれない!釣りお父さんを馬鹿にするな!釣りお父さんは偉大なのだぁーーーっ!
シコイワシ一本に絞ります。
入場料、ガソリン代、カーナビに騙されて乗り直した首都高代、イソメ代、コマセ二袋代、すでに計8000円を超えています。
しかし無い!コマセが無くなる!
簡単に絞って出せるマルキューのコマセが無くなってきました。1キロパック二つも買ったのに…。子供にはサビキをやらせて私はイソメで根魚狙いと決め込んでいたのに状況が「シコイワシ一本」に変わったのが要因です。
何が悶絶かって、本牧のコマセ料金!
マルキューの1kgコマセが600円もします。地元のキャスティングでは400円でした。
1.5倍!「圧倒的スキー場料金」・・・!
スキー場なら良いでしょう。まだ「イベント感」がありますから。しかし本牧にイベント感はありません。広瀬香美もいません。ただ卑しく「金目の魚」を切望するのみです。
「黒鯛が釣れたら元が取れる!」、「イワシなら100匹釣れてトントンだ!」頭の中は「貧乏計算機」が常に動いています。
現在シコイワシ5匹!
圧倒的コマセ赤字・・・!!
交通費や入場料はおろか、追加分を含めたコマセ合計は1400円。「思い出、プライスレス。」どころじゃありません。「思い出、コマセ回収すら不可」です!
「本牧ーなんてララーラーララララーラーーー。」頭の中ではその歌が繰り返し流れています。
満潮へ向かうにつれてもうワンチャンスあるはず!諦めるな!諦めたらそれで納竿だ!
頭の中での翼君の「みんな釣り友」の鼓舞により高級コマセを間髪無く打ち込みます。
しばらくすると周りでシコイワシが上がり始めました!
今度は息子に懇願します。「見てきてくれ!頼む!最後のチャンスなんだ!」
20年後、酒を酌み交わしながら話すことでしょう。
「あの時のオレ、必死だったよな。」
「うん。すごく哀れだった。」
そんなことはどうでも良いのです。今!今絶対に釣らせたい戦いがそこにはあるのです!
息子が戻ってきます。
「4秒!4秒だよお父さん!」
また秒!しかもお前の中での1秒の差はなんなんだ!?
ワラ(息子の情報)にもすがる思いでその情報通りにタナをとります。
すると当たりが!釣れました!しかも三匹掛かり!息子の竿にもマルチヒット!さすが息子の解析ソフト!
かわいい!かわいいぞシコイワシ!
さらに追加しました。
タイムアップ!波はすぐに終わり、周囲も一気に沈黙したところで終了です。午後2時でした。
釣果は2人で計15匹。
頭と内臓をこの場で取っておく「嫁に気を遣うスタイル」です。
うん、肉厚だったから居酒屋値段で一匹50円と評価します。15匹×50円=750円ですね。これを繰り返していたら貧しさだけが増していきます。
次回はせめてアジ、サバが釣れる時期にチャレンジしたいですね!
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コメント
秒は流行りますねwww
確かに子供には何mかというより何秒かのほうがわかりやすいでしょうね。「子供には秒」でいきます!
ああwww
解ります!解りますよぉ!釣れないときに原価計算しちゃうあの感じwww
マスの管釣りで2~3匹しか釣れないと1匹¥1000ぐらいの換算率ですからね!
で、帰りにスーパーでニジマス3匹¥200に打ちひしがれるワケです。。。
そもそも休日に釣りに出かけるって事は休日出勤した場合の人件費も入れ・・・いや、なんでもないです
人生日々労働ですね!
しかし楽しさプライスレスなのでお金のことは気にせず行くこととしましょう!(限度がありますが…)