子どもにサンタクロースを信じさせることはできる!
毎年12月になると子ども達はサンタクロースを心待ちにします。
それと同時に親たちは子ども達からの詰問に耐えなければなりません。
「ねえ?サンタクロースって本当にいるの?」
昔自分が親に言われたような作り話を子ども達に伝えようとしますが、情報化が進んでいる今の日本。そんなに簡単に子どもを騙せるわけがありません。
そしてついにある時分かってしまうのです。親が嘘をついていたことが…!
子どもにプレゼントをあげるという行為を毎年していただけなのに最終的に嘘つきの烙印を押される。こんなに悲しいことはありませんね。
しかしウチではそんな危険なことはしません。そして子ども達は今でもサンタクロースの存在を信じています。
中2なのに。
なぜサンタクロースの存在をいつまでも信じられるのかというと、とある手法を取っているからです。今回は子ども達がいつまでもサンタクロースを信じられる秘密の手法を公開しましょう。
サンタクロースは普通にいる
子ども達がいつまでもサンタクロースを信じ続ける方法とは至って簡単。
なぜなら、サンタクロースは普通にいるからです。
普通にいるものを信じないほうがおかしいぐらいですから子ども達は普通に信じるわけです。
ただし、そのサンタクロースを空想上のファンタジー的なものにしてはいけません。あくまでも現実にいるサンタクロースをリアルに伝えなければならないのです。
「サンタクロースっているわけないでしょ?」
と思うお父さんお母さん。あなた達はもう時代遅れのアナクロ人間です。
サンタクロースは普通に存在しています。
グリーンランド国際サンタクロース協会は世界的な組織であり、180名ほどの公認サンタクロースが存在しています。
公認サンタクロースは誰でもなれるわけでなく、厳しい試験に合格した者のみが公認サンタクロースを名乗ることができます。
さらにはなんとサンタクロース協会には日本支部もあり、日本人の公認サンタクロースもいるのです。
ほら、「本当」でしょう?ならば嘘なんてつかなくて良いのです。
ただし、「グリーンランド国際サンタクロース協会というものがあって…」などと堅苦しく説明する必要はありません。サンタクロースは確かに存在するという後ろ盾があなた達を後ろめたさから開放してくれるのです。
子どもにどう伝えるかは親のテクニック
あとは子どもにどう伝えるかを調整するだけです。
あくまで一つの例ですが、「世界にサンタクロースが180人いる」ということを伝えても良いでしょう。
逆にサンタクロースが世界に一人しかいないと思うことを完全否定してあげましょう。
世界の児童人口は約20億人と言われています。それらの子に一人でプレゼントが配れるはずが無いということは子どもにだって理解できるでしょう。
しかし子どもも賢くなってくると次の疑問が生じます。
「180人のサンタクロースだって世界にプレゼントを配れるわけないだろう?」
その時に登場させるのが「世界サンタクロースシステム」です。
180人のサンタクロースが20億人の子ども達にプレゼントを配れることが無いというのは認めましょう。サンタクロースは魔法を使えるわけではありませんから。
しかしサンタクロースの要請を受けた親が子どもにプレゼントを渡す役割をしているという全世界共通のシステムが存在するという驚愕の事実を突きつけてやることで子どもたちはただただ納得するしかありません。
低年齢の子どもには、サンタクロースが直接プレゼントを置いていくというファンタジーの部分を残しておいても良いかもしれません。
しかしその場合は「お父さんとお母さんが子どもの希望しているものを聞き出しておき、サンタクロースに伝達しているから早めに決めないと当日に持ってこれないかも」という「人気商品売り切れ防止策」や「早期割引活用策」を兼ねた措置を取っておくと便利です。
トナカイ飛行説は否定的に
サンタクロースのシステムを理解してくれた子でもこれだけは譲ってくれないでしょう。
「トナカイが空を飛んでソリを運ぶんでしょ?」
ここはかなり難しいポイントですが、どちらかといえば否定的に回答したほうが良さそうです。
回答例としては、「空を飛んでいるように見えたという言い伝え説」が最も簡単でしょう。
これは妖怪などにも使われている曖昧だけど使い勝手の良い手法です。
「光のごとく走るソリを見て空を飛んでいると勘違いしたそうじゃ…」と文末に「じゃ」をつけることによって伝説感はさらに増します。
現実的な「アマゾンの物流システムに乗ってくる」というロジスティック説は小学校高学年から使い出すと良いでしょう。
もしプレゼントを置いているところを見られた時の対処法!
うっかりお父さんが最もやってしまう失敗は、「プレゼントを設置しているところを見られる」です。
子どもはタダでさえ寝たフリをしてサンタを見てやろうと虎視眈々と狙っていますから、子どもが寝付いてすぐに役目を終えようとプレゼントを設置しに行けばレム睡眠の餌食となります。
しかしもし見付かってしまった場合にも対応策はあります。
「えっ!サンタってパパだったの…!?」
と驚く子どもには優しく諭してあげましょう。
「いやー、サンタさん都内でトラブっちゃったみたいで急に電話が来て頼まれたんだよ。今回だけは頼むって。」
すると子どもは夢うつつの状態で「サンタさんってマジでキツイんだな…。結構ブラックなのかな…。」と納得したまま眠りについてくれるでしょう。
リアルを伝えることでいつまでも子どもはサンタクロースを信じ続けることができる…!
ということで今回はいつまでも子ども達にサンタクロースを信じさせるテクニックを公開しました。
子ども達に無駄に嘘を教える必要はありませんからね。思い切ってリアルな部分を伝えることでいつまでも子ども達はサンタクロースを信じ続けてくれます。
しかし同時にクリスマスにプレゼントがもらえない子もたくさんいるんだと言うことを教えておくことを強くおすすめします。
「ブックサンタ」というサービスは、誰かにクリスマスプレゼントとして絵本をあげられるというもの。子ども達に逆に誰かのサンタクロースになってもらうというのも素晴らしいことだと思います。
(こちらは以前の記事です)
このサービスでは、ボランティアがサンタクロースの格好をしてひとり親世帯などに直接私にいってくれます。これだって本当のサンタクロースと言えるでしょう。
世界の平和を願いつつ、家庭で楽しいクリスマスを過ごす。これが新しいクリスマスの過ごし方、ネオクリスマスということですね。
以上、子どもにサンタクロースを信じ続けさせる方法でした。今年もお父さんお母さんの頑張り時ですね!
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