バーベキューの定番食材の是非を問う
前回は「庭バーベキューに最適なコストパフォーマンスの良いバーベキュー食材」についてランキング形式でご紹介しました。
しかしバーベキューの定番食材はほとんど登場しませんでしたね。
今回はバーベキューの定番食材についての是非を問うべく、メリットとデメリットを織り交ぜてご紹介していきたいと思います。
エビ
海鮮バーベキューの定番と言えば「エビ」ですね。しかしバーベキューでエビを用いることはいささか問題があります。
食べる部分が案外少ない
バーベキューで使うくらいの大きさになると、エビの頭は食べられません。
「エビの頭の中をほじくる」という至高の珍味がありますが、かなりの微量しか取り出せません。
となるとエビの頭はもはや演出。バーベキューの「非日常」を演出するパーティークラッカーのようなものです。
そこにお金を出すか否かは「パーティー感」次第としましょう。特別特例給付金で豪華にバーベキューをやる場合なら一向に構いません。
皮を剥くのが面倒くさい
これは子どもと一緒にバーベキューをやる際の天敵です。
エビを殻ごと豪快に焼く。しかし殻は剥かなければ食べられない。ハリネズミのジレンマによりエビの面倒臭さは時に親を悩ませますね。
焼く係のお父さんが皮を剥く係を兼務してしまうとどちらもおろそかになる危険性があります。
ホタテ
これも海鮮バーベキューの定番食材です。しかしこのホタテという食材にも当然デメリットがあります。
場所を取るくせに食べる部分が少ない
ホタテは高級な部類に入る食材。しかしこれほどまでに全身と可食部分の比率が悪い食材はあるのでしょうか。
全体と可食部分の比率は約30%。身の3倍の大きさで網の上を我が物顔で占領します。マッカーサーを彷彿としますね。
バーベキューにホタテを用いるなら貝のない身だけのものを用いるのも一考です。
サザエ
これも夏のバーベキューを彩るアイドルです。お酒と抜群の相性を誇る高級食材。しかしこのサザエにも罠が潜んでいるのです。
蓋がなかなか開かない
これはサザエの最も致命的な欠点と言えるでしょう。
蓋がブクブクと泡立ってきたら爪楊枝などで刺してくるりと取り出したときの高揚感。サザエが一番輝く瞬間です。
しかし、しかしです。この蓋がうまく開かなかった時の悲劇といったら簡単に言葉には出来ませんね。
貝を持つ手は軽くヤケドをし、垂らした醤油をぶちまける始末。それでも開かないサザエに折られた爪楊枝は2桁を超えます。
この点を加味してもサザエには特別な価値があると言えるでしょう。しかし次のデメリットについてはいかがでしょう。
5人中3人が食べられない
サザエの身の先端の黒い部分は非常に苦い。これが最高に美味しいのですが、これを苦手としている人は大変多くいます。
ましてや子どもには拷問。「ほら、この黒いところが美味しいんだよ。食べてごらん。」なんて知り合いのおじさんに言われたら一生のトラウマになりかねません。自重しましょう。
「君はサザエを食べたからハラミは1枚ね。」などと不条理な制限をかけられてしまうことにもなりえます。トラブルを避けるため、みんながサザエが食べられることを事前に確認しておく必要があります。
スペアリブ
これも「演出」という面ではトップレベルに君臨する食材です。しかしエビやホタテと同様、「食べられる部分と価格のバランス」が場末のボッタクリチャイニーズバーと近似してきています。
「大学を卒業と同時にバーベキューでのスペアリブを卒業」というタイミングが一番理にかなっているかもしれません。
ウインナー
安くて子どもにも大人気。一見欠点が見受けられないウインナーですが、状況により致命的な欠点をさらけ出します。
網から転がり落ちる
網の形状によりますが、網からウインナーが軽がり落ちるという現象が頻発します。
円状のバーベキュー網の場合、中央が少し高くなっている場合があります。すると楽しかったバーベキューは一転、阿鼻叫喚の場とすげかわるのです。
こんがり焼けた美味しそうなウインナーが網から転がり落ちる。3秒ルールが適用となる地域以外の方は気を付けましょう。
さあ、「新しい生活様式」が強いられる中、バーベキューは「特別なイベント」から「日常の風景」となることは必至。豪華な定番食材は極力減らして質素でお得なバーベキューを楽しもう!
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