釣り用語には難しいものがたくさんありますね。
初めは「タナ」と言われてもさっぱりわからないでしょうし、「スプリットショット」何て言われたらテキサスのバーでクッとやりそうなイメージをしてしまいますよね。
さて、私が最近まで分からなかった言葉は「ランガン」。
ランガンとは、「ラン&ガン」のこと。「走って撃つ」ようにポイントを探りながら釣る釣り方のようです。
私は最初ランガンという言葉を聞いたとき、「荒そうな岸壁かなんかで釣りをするのか、大変そうだな。」と思ってしまいました。
一方「テクトロ」という釣り用語もあります。
テクトロとは、「テクテクトローリング」のことで、岸際をテクテク歩きながらトローリングのような釣りをすることです。
テクトロ中に強いバイトがあるとロッドを持っている手がもげそうになりますよね。
それはさておき、両者を言葉だけで比較すると「ランガン」のほうが「テクトロ」よりもスピード感がありませんか?
「ラン&ガン」なんて、我々の世代で言えば、「ルパン三世」とか「ブラックラグーン」の世界です。
もう少し前の世代であれば「荒野の少年イサム」でしょうか。
一方「テクトロ」はテクテクという擬音を使っているぐらいですからのんびりとしたイメージを持ちますね。
歩く(引く)スピードはルアーにより違うでしょうが、遅くとも「リストラされたことを家族に隠し続けている元サラリーマンの日常」位のトボトボさ、即ち「テクテク~トボトボ」までの範疇で収まります。
しかし実際は、「ランガン」のほうが「テクトロ」よりもスピードは遅いのです。
ランガンは、ルアーを引く間は常に歩き続けるテクトロよりも止まっている時間が長く、移動距離も大分差があるでしょう。
「春の日差しの中、おじいさんが草木の芽吹きを感じるために、所々立ち止まりながら散歩する。」
そのぐらいのスピードではないでしょうか。
しかしわかります。
「ランガン」用小物入れで販売している物を「小春日和の翁」用小物入れ「秀月」で販売した途端売れなくなってしまうのを。
やはり「ランガン」のほうがカッコいいですよね。
そして「トボトロ」よりも「テクトロ」のほうがお茶目ですよね。
世の中よく出来ています。
最後に、管理釣り場でチェアに座り、デッドスロー引きをひたすら続ける即身仏のような釣り、「即トロ」を提唱してこのお話を閉めさせていただきます。
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