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実録!コロナ症状が家族に現れたらどう対応する?【病院に電話すると…】

どうにも分類できないお役立ち記事!
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ハイリスク患者にコロナウイルスの症状が現れたら

コロナウイルスが猛威を奮っている中、こんな連絡が私の母親から来ました。

 

 

「熱が38℃を超えたんだけど…。」

 

これには戦慄。私の母は70歳を超えています。私自身がかかることは屁でもないと思っていたのですが、高齢者となると一気に危機感は高まります。

しかも私の母はガン患者。抗ガン剤治療を定期的に行っているハイリスク患者です。さらに追い打ちをかけるかのようにガンの部位は「肺」です。3密ならぬコロナの3危機全てに該当しています。

 

 

コロナウイルスでの受診ガイドラインによると、軽症であれば受診しないことが要請されていますね。しかし、37.5℃以上の熱が続く場合は受診を検討することとされています。

 

その規定の高熱継続期間ですが、高リスク者は「2日以上」。37.5℃が2日以上続けば病院に相談しなければなりません。

 

コロナ症状が当てはまってしまったら…?

現在の母の症状

・38℃以上の高熱

・咳無し

・味覚異常あり(以前から)

・下痢吐き気なし

・食欲なし、水分採れず

 

こんな感じです。

 

「味覚異常」については、母は以前から抗ガン剤治療を行っているため、味覚に異常があります。これは判断に困ります。コロナの判断材料の一つに味覚異常があがっていましたからね。

 

 

さて、母は私の家とは少し離れたところに暮らしています。そのため、一週間以上前から母とは会っていません。しかし、母を病院に連れて行くとなれば私にも感染リスクが襲いかかります

コロナウイルス

まあすぐに熱が下がってしまえばとりあえず安心です。本人もつらい症状が無いと言うのでとりあえず翌日まで様子を見ましょう。

 

 

次の日。

 

「36 .7℃に下がったよ。」

 

良かった。安心です。「2日連続37.5℃以上の熱」はクリア出来そうです。

 

咳も無く、食事も採れるとのことなので危機を回避したと言っても良いでしょう。

 

 

しかし、その夕方またも危機が押し寄せます。

 

「また37.6℃に上がっちゃった…。」

 

 

ヤバい…。これは結構ヤバいかもしれません。

 

自分自身の勝手な解釈ですが、インフルエンザで熱が下がった後、また上がることなんてありますか?インフルエンザは高熱が出るけれどもすぐに熱は下がるというイメージです。

 

 

「2日以上37.5℃以上」に当てはまってしまいました。

37.5℃以上の熱

自分が「コロナウイルスかもしれない予備軍」に入る覚悟

覚悟を決めるか…。

 

自分自身の衣服をカバンに詰めます。家族の元を離れ、実家に籠もる覚悟を決めました。

 

一度行ってしまえば一週間、いや二週間以上は家に戻れないかもしれません。小さい子供が二人いますので、子供に感染してしまうのはいくら私でも気が引けます。嫁に一生恨まれるからです。そのため母と共にコロナ感染上等の気合で過ごすことを余儀なくされます。

 

母の家に行ってしまえば「コロナかもしれない予備軍」に入ることは必至。そんな私が家に戻ることは許されないでしょう。しかし母を看る者は誰もいない。私が行くしかないのです。

 

準備を万端にし、母に電話をかけます。

 

すると…、

 

 

「また36℃台に下がったよ。調子もいいから大丈夫じゃない?」

 

 

なんと、すぐにまた熱が下がるとは…。これは一縷の望みがあるのか…?

 

 

とりあえず何かあれば我慢しないで連絡することと伝え、もう一日様子を見ることとしました。

 

 

 

そしてさらに次の日の朝。

 

 

「やっぱりまた熱が上がった…。別に体調は悪くないんだけど…。」

 

 

コロナウイルス感染症による病院受診の手順

もうこれはマズいでしょう。再々熱発です。

 

コロナガイドラインでは、各都道府県に設置されている「帰国者・接触者センター」(名称はそれぞれ違います)に電話することとされていますが、高リスク者はかかりつけ医に直接相談しても良いそうです。

 
新型コロナウイルスに関する相談・医療の情報や受診・相談センターについて紹介しています。

 

両者どちらかの選択により、病院受診の必要性を判断してもらい、実際に受診するかしないかが決まることとなります。

 

当然母の病状をよく知っているかかりつけ医に連絡させます。

 

 

するとその病院ではすぐに答えが出せないと言われたとのことで、一時間程度待たされました。病院でもコロナ対策で大混乱していることでしょう。

 

まさかの受診様子見!

一時間後、病院からは「様子見」と回答されたとのことです。

 

なんと、明らかに高リスク者に該当し、さらに高熱が3日目となったにも関わらず要受診とされないとは…。逆に心配になりました。

 

もちろん呼吸器症状が出たらすぐに連絡してほしいと言われたとのことですが、やはり対象療法しかできないコロナウイルス感染症では現段階では何もすることは出来ないのでしょう。病院に行ってもコロナウイルスに感染しているかどうかを検査するだけであれば不毛な受診となるだけですからね。

病院に並ぶ

 

コロナウイルスの怖いところは、4日以上経ったところで呼吸器症状が出現し、肺炎に至るケースが多いということ。

 

このまま熱が下がろうが上がろうが、一番恐れている呼吸器症状が出なければ病院では診てもらえないのです。

 

 

呼吸器症状が出た時点で母の死亡リスクは一気に高くなります。もちろん改善する可能性のほうが高いのでしょうが、かなり心配になってしまいます。

呼吸器症状

母はちょうど抗ガン剤による治療の予約が5日後に入っていました。しかしこの状況ですから抗ガン剤治療を延期される可能性は十分にあります。

 

病院に行くことになるのか行かなくても済むのか。そして行った時点から私の実家引きこもり人生がスタートするのか。かなり不安定な状態となりました。

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しかし私は考えついたのです。母を病院に連れて行っても家族の元に戻れる方法を!

 

コロナの症状がある人を病院に連れて行っても感染リスクが上がらない方法

これは必見。私の考えた「コロナの症状がある人を病院に連れて行っても感染リスクが上がらない方法」です。同じ境遇となった方はぜひ参考にしてください。

 

母を迎えに行くが家には決して入らない

コロナ感染症状のある者の家に入ることは避けたいところです。体調も悪くなく、自力で歩けるのであれば車まで歩いてきてもらいましょう。

 

母の衣服には十分に除菌スプレーをかける

マスクをするのは当然のこと、衣類にもウイルスが付着しているのは必至です。申し訳ない気もしますが、全身にアルコール液やアルカリ電解水をスプレーさせてもらいましょう。

コロナウイルス対策の除菌スプレーが100均に!アルコールの代用に!

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移動中は車の窓を開け換気状況を良くする

換気100%の状態を作れば怖いものはありません。ウイルスが漂う暇なく吹き飛ばしてしまう。少々寒くても我慢しましょう。

 

病院に着いたら自分一人で受診してもらい、帰りも車まで自力で来てもらう

これも大変申し訳ないのですが、自力で歩けるのであればわざわざ私が付き添うのは得策ではありません。心を鬼にして思いやりよりも打算で動きましょう。

 

入院となった場合は、荷物等は実家から持ってくるのではなく新たに購入する

入院時の荷物を取りに家に入ってしまったら今までの努力が水の泡です。衣類はリースのパジャマがあるのですから後は新規購入してしまいましょう。はっきり言って、病院では何でも手に入ります。自分の物を使うことにこだわる必要はありません

入院用パジャマ

病棟では荷物だけの受け渡しをし、本人には会わないようにする

一見薄情なようですが、これは病院でも望んでいるところ。基本的に面会はして欲しくありません。もちろん本人の容態が悪くなれば別ですが、感染者リスクを増やさないように本人には極力会わないようにしましょう。

 

 

以上のようなプランを嫁に提示し、戦場から帰ってくることを許されました。ポイントは「いかに情けを捨てられるか」。人権侵害の狭間で揺らぎましょう。

 

とりあえず自宅での様子見を余儀なくされた私の母。しかし高リスク者の母にとっては余談を許さない状況であることには変わりがありません。今後についてはまたお知らせしたいと思います。

【続編はこちら】

コロナウイルス症状が出た家族と病院の対応例【PCR検査には消極的】

 

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