「トラウト管理釣り場初心者はまず縦釣りから始めてみよう!」
こんなキャッチコピーを見たらどう思います?
「非常識だ!」、「釣りが上手くならない!」、「トラウト管釣り界が駄目になる!」そう思ってしまう方も多いでしょう。
私も現段階ではそぐわないと思う節もあります。しかし、今から10年後、20年後にはあり得ない話ではないと思うのです。
今回は「縦釣りルアーがトラウト管理釣り場の入門ルアーとなる」。そう考える根拠を以下に示していこうと思います。
あくまで一般論として、トラウト管釣りの基本は「スプーン」。ここに異論はないと思います。
一般論であって、個人的には私は未だにスプーンだとは思っていません。初心者が一番初めに使うルアーは「一番簡単に釣れるルアー」だと思っています。
場所にもよるでしょうが、「セニョールトルネード」だったり「ぐるぐるX」、「ふわとろ」のような反則的に釣れるルアーを勧めています。
まず、「初心者」に必要なことは何か。
「釣れること」だと思います。
サッカーを初めた少年を心躍らせるのは「ゴール」。野球であれば「ヒット」や「ホームラン」。それがなければ楽しさを見出すのはなかなか難しい。
「魚を釣る喜び」。これを体感しなければ釣りを趣味にしようと思う人なんて生まれません。
そう考えると「一番釣れるルアー」。が候補に挙がりますね。「まずは釣れなくても基本的なルアーを使って下積み時代を作るんだ!」なんてスポ根的な指導をしたって管釣りの普及は進みません。
そして次の条件。「使うのが簡単なルアー」。ここが重要です。
私が提唱しているおすすめルアーの「セニョールトルネード」。抜群の釣果を誇りますが、如何せん使い方が難しい。
高難度というわけでは全然ありませんが、初めての人が容易に使えるルアーではない。ある程度の経験が必要でしょう。
セニョールトルネードの使い方と注意点!初心者はまずこう巻いてこう使え!
いわゆる「巻き系」反則ルアー、「ぐるぐるX」や「Xスティック」等もリトリーブの塩梅がなかなか難しい。
とすると浮上してくるのが「縦釣りルアー」なのです。
まず縦釣りルアーの代名詞、「釣れる」、「3ケタ達成」、「使用禁止大会多数」。実際に使用してみると確かに納得がいきます。
そして使いやすさの点については、
「置いておけば良い」のでは?
縦釣りの行程の中で一番簡単な動作は「底に置いておく」これだけでも釣れることは多くあります。
「投げたらそのまま自然に落とし、そして待っている」。サ〇でもチンパ〇ジーでも出来る動作。これだけでも釣れてしまうのが縦釣りルアーの怖いところですね。
しかしこの動作がルアーフィッシングにおける「最小限の動作」と言えるでしょう。もっと簡単に言えば「キャスティング」だけですから。動作としては一個です。
「動作は簡単なのに釣れる」。この言葉に最も当てはまるのは縦釣りルアーだと考えました。
おまけに「安い」。安さはスプーン並みです。どんなに釣れるプラグでも高値感は否めません。縦釣りルアーを蛍光、ナチュラル、ペレットの三色揃えろと言っても負担はそれほどないでしょう。
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しかし一つだけ、どうしても解決出来ない問題があります。
「ライン」の問題です。
初心者が手始めに使うラインとして最適なのはナイロンライン。
初心者にフロロだのPEだのアーマードFだの言ってもわかりません。
ナイロン直結で縦釣りルアーを使おうとするとどうしても釣果は落ちます(個人の感想です)。
言い換えればナイロンラインだけでは縦釣りルアーの爆発力を充分に生かせないのです。
となるとフロロカーボンラインを全巻きするかリーダーとしてだけ使うか、となってきます。
フロロカーボンをリールに全巻きすると使いづらい。リーダーとして使うのにも初心者には難しい。解決出来ません。
経験者がリーダーを繋いであげるなどの協力が必要となってきますね。
そのため、現状では「初心者に初めて使わせるルアーは縦釣りルアーが非常に適している」。ここまでです。最適とまでは言えません。
しかしこの先、非常に扱いやすくて視認性がありつつ魚に見えづらい、そんなラインが開発されればこの問題は自然に解決され、「初心者が手始めに使うルアーは縦釣りルアーだ!」が一般的になってくるかもしれません。
そうしたら私はまたもパイオニア。「釣育の定義」、「セニョールトルネーダー」に引き続き3つ目の言葉のパイオニアになれる!何の得もありませんが…
皆さんも初心者を初めて管釣りに釣れていく機会があればふと思い出してみてください…
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コメント
ハイハイ先生質問(・Д・)ノ
管理釣り場トラウト2回の初心者です。縦の釣りルアーはメルカリで買っって来たんですが、竿はどうすれば良いですか?鱒レンジャーみたいなペナペナ胴調子ではダメでしょう?
貧乏釣りの観点から行くと、3000円までで入手したいです。
糸はプロックスのワカサギPE02がシーズン終わりで特価になってたんでこれにします。
語弊を恐れずはっきりと言いましょう。リーダーさえしっかりしていればとりあえず竿は関係ないでしょう。「釣れる」ためですからね。合わせの反応には影響あるでしょうが、うちの子は文句言わずグラッシー(1500円のウルトラライトロッド)でも縦釣りをやっています。バスロッドや固めで短めのロッドを持っていればそれを流用するなんて手もありますよ!タダですしね!
縦釣り派として大いに賛同します!!
最近はフロロカーボンのラインもナイロンのように扱いやすくなってきていると聞きますし。
この記事を見たらネオさんもきっとよろこぶことでしょう・・・・・・。
今のところ初心者縦釣りに使える技は「石の上に置いておく」と「水中で止めておく」ぐらいですかね。そもそもこれ、縦釣りでもなんでもないんですがね…
諸先輩の中には縦釣りを嫌う方もいますが、私も『初心者こそ縦釣り』に賛成です。
スプーンもプラグも向こう合わせですが、縦釣りはこちらから合わせないと釣れません。
ライン合わせも覚えられますし、魚の反応が良いので結果的にはアタリをたくさん経験できます。バラしながら「もっと早く合わせればよかった」とか、「あのアタリに反応できなかった!」というように失敗しながら学習できる機会が増えます。
なんていうか、いいことづくめです。集中力も観察力も身につきます。
来シーズンからは私も息子に教えます。
巻くのもおぼつかない子供にはいいですよね。私も4歳の下の子をデビューさせるのには縦釣り(置いておくだけ)でいこうと思います!
私の縦釣りの一番良い点は「安い」ことですね!
縦は確かに釣れるし、よいと思います。釣れない時間帯でも飽きない程度には釣れてくれますからね!
ラインについてはバリバスやプレッソで低伸度で高感度のナイロンが出てるので、それを使えば少し解決できるかなと。
ただ、一つ言えることは初心者の人が最初に投げるものとしては「飛ばない」「飛ばさない」ってことですかね…
軽いのなら飛ばないし、底に置いておくならラインでアタリを取るのは最初難しいので、見える位置に置いてサイトであわせると思うのですが、どうしても近場に置くようになりますよね。
おそらく、おそらくですが全く初めての人に最初2g前後のスプーンを使わせるっていうのはまずキャスティングの練習も兼ねてるのではないでしょうか?2g前後のスプーンならまず投げやすくてラインのたるみも少ないからトラブルも少ないですからね!
最初は遠くに飛ぶってのでも楽しいもんだと思います。重い縦のルアーもありますが、あれは最初は釣果上がらないと思います。
スプーンを投げて投げれるようになったら、自分なら次はフェザーOKならクレイジーボムを勧めます。重さもあるから飛ぶし釣れますからね!フェザーがダメならふわとろですね…
縦は遠くに投げても釣れないなーってわかったときに出すと思います!
元から他の釣りをやっててキャスティングもできる前提ならいきなり縦でもいいと思います!
縦からはじめても、横からはじめてもどっちにも応用できることが多々あるので、もはや卵が先かニワトリが先か…みたいな話になってきますがねwww
考えてみれば初心者がとれる手段はたくさんありますね!「金がある」初心者と「貧乏な」初心者でも違いますしね。
とりあえずリーダーを結ぶためにも「チチワ結び」は覚えなければ…
大いに賛成デス(笑)
底に置いておくメソッドは縦釣りに限らず通常スプーンやフェザー系でも普通に使うテクニックですが、ボトム着底時にフロントフックがスプーンの上に乗っている事がたくさん釣れる要因デス☆
もちろんシルエットが小さい事もありますが通常スプーンでもフロントフックにすればボトム釣果上がりマス。
逆に縦ルアーをリアフックにすると巻きでも釣れるんデス。
「フロントフックスプーンを置いておく」!なかなか釣れそうな技ですね!縦釣りルアーを買わなくてもやりようがあるというわけですね。貧乏でも大丈夫!