日本ではあらゆるところでこんな状況に陥っている…
先日自治会の草むしり作業に行ってきました。
そこで驚いたことが…、
私が最年少…!!
草むしり作業に集まった精鋭25名の中で、40代の私が最年少草ムシラーだったのです!
こ、これが世に聞く町内会の現状か…。
人口の逆ピラミッド化。うちの近辺にも押し寄せてきました。
あと30年後、草をむしる者などもはやいません。この地区は森林となりオランウータンやイボイノシシが人類を制圧するのです。
「うちは都市部だから全然関係ないぜ」
とシラを切ろうとする方、あなたにも関係があるのですよ。
管釣り界だってこのような有り様、自治会化が進む危険性があるのです。
管釣りの自治会化、それは何かというと、業界人口の減少による消滅です。
そもそも子どもの頃主にやった釣りといえば何ですか?
フナ、パン鯉、スプーンウグイ、激安ルアーでのバス釣り、防波堤でのサビキなど、友達同士でよくチャリを走らせたものですね。
子どもの頃に友達だけで頻繁に行っていた釣りの共通点、それは
タダ
です。
タダでなくては毎日のように釣りを楽しむことはできません。
もちろん遊漁料を取られたり、道具を買い揃えたりするのにはもちろんお金がかかります。
しかし我々は携帯電話コーナーの「実質無料!」という言葉に惹かれてしまうほどの無料好き。
管釣りはそうはいきません。必ず釣り券が必要になりますね。
そのため、親と行くことはあっても、子どもだけでしょっちゅう楽しめるジャンルの釣りではないのです。
このことから低年齢層の参入が非常に難しい分野だということがわかりますね。これは自治会に例えると地域の出生率の低下と同じように考えられます。
ではこの管釣り業界が人口を増やすにはどうしたら良いのか。
それは「中途参入」です。
自治会で言えば、うちの地域に引っ越してきた世帯のようなものです。
「税金が安い」、「住みやすい」、「周りの人柄が良い」など、その地域に魅力を感じて引っ越してくる者が多ければ、人口は成年層からでも上がっていく可能性があります。
若年層および中途参入層、この2種類の人口を集めることは、管釣り業界に限らず、様々な業界の発展においては共通していると思います。
ではこの2種類の層、ベテラン勢から見たらどうでしょう。
いわゆるほとんどが
トーシロー
の人達ということになりますね。
管釣り技術をピラミッドにするならば、いわば「底辺層」です。
「初心者や子どもは釣り場に来られると邪魔なんだよなー。」
と思ってしまうアナタ。
それは同感です。
釣りなんて友達も特に多くない世界平和とは真反対にいる人達がやる趣味ですから、そう思うのも当然です。
私だって竿を奪われたら数字と数字をハイフンで繋ぐことしか楽しみのないただの低所得者ですから。
しかし考えてみましょう。
山はふもとが広ければ広いほど高くなるものです。
塔やタワーはふもとなどいりません。カリン塔やスカイツリーは一直線に空まで伸びていますからね。
どの業界もこの山型の仕組みによって価値が高められているものなのです。
仮に管釣り人口が今の100倍になったとします。
あなたは崇め奉られます。
ツ抜けなんてしようものならサインと写真責めになることも夢ではないでしょう。
逆に管釣り人口が今の100分の1になったとしましょう。
アナタは今も変態ですが、さらに変態だと周りから後ろ指を指されます。
周りを見渡しても誰もやっていない管釣りをヨダレを垂らしながら楽しんでいる。平日になれば誰からも話しかけられず窓際族状態です。
もう分かりましたね。管釣り人口を増やすことは今の管釣りファンのためでもあるのです。
「業界の発展など関係ない。オレはオレが楽しめればいいんだ。」
というエゴアングラーであればあるほど管釣り業界が盛り上がればその承認欲求が満たされます。これは美味しい話ですね。
というおふざけはここまでにして、本題に入りましょう。
管釣りの未来を考えよう!
ということで、またまた管理釣り場の異端児「アングラーズパークキングフィッシャー」さんが面白い試みを始めました。
詳しくは後のリンクを見てもらうこととして、簡単に言えば釣りの未来を考えるアイデアコンテストです。
3人よれば文殊の知恵と言いますが、ヤオコーでは100人よれば文殊の知恵をスローガンにしています。
みんなの意見をヒントにして管釣りを含めた釣り業界全体を盛り上げてしまおうということです。
しかし参加者には年齢制限あり。我々の古く腐った脳など対象にしていません。
(幼稚園生・小学生まで)
いい大人はお子さん、または親戚の子と一緒に考えさせてもらいましょう。
今回のイベントは上州屋さんとのコラボイベントなので、賞品も豪華です。
最優秀賞は上州屋ギフト券一万円分+キングフィッシャーの釣り券5枚セット。
ホントは200万円にしようと考えたのですが、子どもに200万円を渡してしまうと全て課金に回ってしまうのであえて一万円に制限したのでしょう。
さらに各審査員による特別賞もあります。
私も審査員の一人ですので、激アツ緑保留バリの、ステップアップ3、単発図柄的なアイデアをお待ちしております。
全国から応募可能なので、夏休みの自由研究の一環として、親子で取り組むにはうってつけの企画と言えるでしょう。
さあ、子ども達に未来の管釣りは託された!我々がアグラをかいてのほほんと釣りができるもここまでだ!
【アイデアコンテストの詳細はこちらから!】
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