小型船舶免許を取ってはや3年。操縦経験は、
一回
です。
前回は完全敗北した私でしたが、今回は勝利することができるのか!?
今回は一人ではありません。ユッケ氏とたてよこななめ氏が共に乗船します。
もとい、共に死地を経験します。
ペーパードライバー、いや、ペーパーキャプテンのこの私の船に乗るなどカイジでもやらない賭け。しかも生きて帰ってきても何ももらえません。
しかし一緒に死んでくれる仲間がいるとは心強いもの。行きましょう。二度目の大海原へ!
今回もボートをレンタルするのは「スパイラルマリーン」様。前回の17ft艇からワンランクアップした22ft艇です。
スパイラルマリーン様は「スポットレンタル」を取り扱う数少ないレンタルボート屋さん。入会費も年会費も不要なため、初心者にはおすすめです。
朝8時半。スタッフさんから注意事項の説明を受け、いざ出航です。
まずは離岸。ピットから船を離して水面に出ます。
バックでゆっくりと下がったらハンドルを戻して前進…!
前進!うぉぉぉーっ!!
・・・・・
船が前を向きません。
バックで戻ってやり直します。
前進じゃー!ウォウォォぉーっ!
・・・・・
また船が前に向かない!
いきなりのアクシデント。勢い勇んで飛び出した22ft艇「サンタ・グレア号」はまだピットの横にいます。
スタッフさんから声がかかります。
「ハンドル回りますかー!」
ハンドル?ハンドルは回る。しかし前を向かない。これはハンドルの回しが足りないのだな…!
ハンドルをブンブン逆方向に回すとようやく舟が前を向いてくれました。
「ちゃんと運転してください!」
出航を待つ他の組も不審がって見守る中、スタッフさんの悲痛な叫びがこだまします。
「真面目にやってたんだけど…。」
私が真面目かどうかなんて関係ありません。スタッフさんは「ちゃんと」運転して欲しいのです。
金髪ロン毛尻履きであってもちゃんと運転してくれたらスタッフさんは何も言いません。ボートを壊さないようちゃんと運転することがこの場で最も求められることなのです。
とりあえずボートは走り出せました。あとは川を下って海に出るだけです。
警戒船を交わし(直進するだけ)、橋脚をパスし(直進するだけ)、浅瀬に乗り上げずに(直進するだけ)なんとか大海原へたどり着きました。
嗚呼…、また会えたか海よ…!今回こそは爆釣してみせるぞ…!
前回とは大違い。今回はなんと魚群探知機があります。
スタッフさんに簡単な見方を教わったので操作をしてみます。魚マークが見えたら魚がいる。それだけしか分かりませんがそれで十分です。
そして私のタックルは「ザ・サビキ」。本気のサビキ釣りでアジやサバをごまんと釣り、オマケにアジやサバの群れを追ってきたタチウオを釣り、底に落とした瞬間に喰ってきたハゼに食い付いたマゴチやヒラメを釣るのです。
釣るのですが、それはまた次のお話。
残念ですが、それはまた次回にしましょう。私はキャプテンに徹します。
ボートを操り、魚探を見て釣れるポイントを定め、皆に釣らせる船頭の役割をしっかりと努めるのです。
しかし海は大時化。走行中ヘラヘラと笑っていたら下を噛むほどの大時化です。ペーパーキャプテンにいきなりの洗礼!
次回、サンタグレア号沈没の危機!無事帰港できるのか!?
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