激短ロッドでイシダイを釣ろう!
またも日曜の朝霞ガーデン。管釣り界のテーマパークに乗り込みます。
なぜ日曜にわざわざ朝霞ガーデンに行くのか。
戸田競艇のついでです。
午前に釣れても釣れなくても戸田競艇でもう一勝負できるのです。釣れなくたって構いやしません。
そんな自暴自棄で挑む朝霞ガーデンにはこれ。子どもにキャスティングを覚えさせるために使った激短竿。ミニバチを遥かに超える短さです。
この図鑑の付録だった竿。「これでイシダイを釣ろう!」と書いてあるあまりにも子どもに無慈悲な上級者用ロッドです。
イシダイで即折れする可能性はあれどニジマス相手なら十分に戦ってくれるはず。この竿のポテンシャルを引き出してみましょう。
激短ロッドの性能は…!?
朝イチに確実に釣るにはルアー池。それしか私には戦法がありません。
今回はたてよこななめ氏に加え、私のサバゲーの師匠「シーナ氏」が初参戦です。
ロブのイベントで「ガチで鶴貝代表としもきんを間違える」というミラクルキャラなわけですから召喚しないわけにはいきません。
鶴貝氏に会うやいなや「しもきんさん!会いたかったです!」と声をかけるという大奇襲攻撃。さすがサバゲーの師匠。近距離からのMP3フルオート顔面射撃です。
今回はそんなシーナ氏に「しもきんの顔をもう一度よく覚えてもらう」という趣旨も含まれている非常に重要な機会です。鶴貝氏も召喚したのですが「子どものサッカーの試合」を完全優先されました。
ルアー池で激短ロッド「激ミニバチ」でカラコンを投げます。
と、飛ばない…!!
なんと予想より遥かに飛ばない推定4m!激短ロッドにはこんな弱点も隠されていたのです!
何度か投げて一番飛距離の出たキャストに全集中します。
「アラフォーの呼吸…。少し動くだけでやたらハアハア言っちゃうアラフォーの呼吸…。」
…来た!!
ヒット!足元3mでヒットさせました!
・・・・・
し、しなってない!!
なんと、竿が全くしなっていません!竿の曲がりは2cmといったところか。この全くしならない竿でのファイトはスリルありすぎです。
キャッチ!3mの長い戦いを制しました。
やりました。激短ロッドが釣れることを証明しました。これでこのロッドの「イシダイを釣ろう!」のスタートラインについたわけです。子ども達の星になったのです。
苦戦する中、さらにカラコンでヒット!このロッドは本物です。
飛距離が出ないという弱点を解消するためにハイドラムを投げてみます。すると、池の半分まで飛びました。朝霞ならこれで十分です。
そして丁寧にリーリング…。??…。おかしい。何かがおかしいぞ…。
ぜ、全然泳いでくれない!!
ふわとろに付け替えますが同じく全然泳いでくれません。なぜだ…?なぜ激短ロッドだとうまく泳いでくれないんだ…?
そうか!「ガイドが2つ」だからだ!
やりました。貧探偵コナン。ルアーの不可思議な動きの原因を突き止めました。
このロッドのガイドは2つ。そうすると、リールに引っ張られるラインの動きに異常が出ます。よくわからないけどかなりのおかしな挙動をしているのです。皆さんも一度ガイドが2つのロッドで試してみてください。
ロッドのガイドというのは重要なのだな。ためになる。これは「釣り人を育てるロッド」ですね。
そして「競艇」という言葉によだれを流して緊急参戦してきた「源」氏がこれで釣って見せるというのでタックルを貸し出します。
案の定なかなか釣れません。ミノーを投げてもクランクを投げてもスプーンを投げてみても全く正常に泳いでくれないのです。
そしてこのロッドの帰結、「縦釣りルアー」に狙いを絞ります。すると…、
ヒット!見事この呪いのロッドで釣り上げてくれました!この竿のしならなさが激闘を物語っていますね。
良かった…。釣りを嫌いにならないでくれて良かった…。このロッドは「どんな釣り好きでも釣りを嫌いにさせてしまう」という呪いの効果も併せ持つロッド。さらにこのロッドをたてよこななめ氏にも使わせます。
最初からバベルに絞ったたてよこななめ氏。比較的すぐに釣れました。
「バベルならどんなタックルでも釣れる」という大きな証明に成功したロブルアー。会社を挙げて祝勝会をすることでしょう。
そして最後はやはり「競艇」につられて3時間しか釣りが出来ないのにのこのこと朝霞に顔を出したユッケ氏。
ここで魔性のロッドが牙を剥く…!!
釣れない…!どうしても釣れない…!気温が上昇しているため縦釣りルアーですぐ釣れる状況ではなくなっています。
ここでユッケ氏は奥義を繰り出します。
どんな名の奥義かは知りません。どんな効果をもたらす奥義かも知りません。しかし試行錯誤を繰り返して奥義を出すまでに至ったユッケ氏。やはりこのロッドは「釣り人を育てるロッド」です。
しかし挫折…!ユッケ氏はこのロッドに完全敗北しました。
「このロッドで釣ること」が社会的になんのメリットも無いことに気付いたことは称賛に値するでしょう。人生で無駄にした時間はたった30分。まだまだ挽回がききます。
さあ、もうやめにしよう。ここからは「普通のロッド」で逆襲だ!!
朝霞にセニョールトルネーダー現る!堂々とした振る舞いに感動の涙も…!
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コメント
なんて奥深いルアーフィッシングトーナメンターの集いなのだろうか
激短ロッドとガイド数とルアーの泳ぎに相関式が発見されれば、イグノーベル賞かも
いよいよ五時レンジャーも学会進出できるかも
未だかつてガイドの数がルアーのアクションに影響を及ぼすことを公表した者はいないでしょう。さらに竿の短さがファイトを盛り上げることを知る人もいないでしょう。先人は常に名誉を受けるべきなのです…。