コロナでも安全なレジャーとして急上昇の管理釣り場!
未曾有の管釣りブーム。「コロナ禍でもできるレジャー」としてトラウト管理釣り場の人気が高まっています。
トラウト管理釣り場のメリットは、
- アウトドア気分が楽しめる
- 人との距離を置いて楽しめる(2m以上)
- 比較的設備が良い(トイレ・手洗い・飲み物等)
などでしょう。
また、近年の鱒開発戦争は激化。「美味しい淡水魚」を目指して味のレベルも格段に上がっています。
安全に楽しめて美味しく食べられる。こんなレジャーはなかなかありません。
しかし、初めてトラウト管理釣り場に行こうと思っている人の一番の不安点が「敷居」。キャンプや登山などと違い、まだまだ一般的とは言えないトラウト管釣りは初めて行く人には不安感を持たせます。
「鱒のエサ釣り」にすれば良いとは考えるでしょうが、鱒のエサ釣りの一番の難点は「釣ったら全て持ち帰り」ということ。
エサを投げればすぐに釣れてしまう場所が多いため、そういった所では一日のレジャーとして楽しむのはほぼ不可能と言って良いでしょう。
ルアーを用いるタイプの管理釣り場が多いため、半日〜一日エンジョイしたいのであればルアータイプの管理釣り場の方が向いています。
管理釣り場にはどんなルアーを持っていけば良いのか
しかしそうなると問題となってくるのが「どんな決まりがあるのか」、「初心者や子どもでも釣れるのか」などの点ですね。
管理釣り場のルールは「レギュレーション」と呼んだりしますが、そのレギュレーションは各管理釣り場で大きく違ったりするので注意が必要です。
はっきり言って「その管理釣り場のレギュレーションをいちいち確認する」しかないでしょう。これはどの釣り人でもやっています。
とは言え、ほとんどの管理釣り場ではホームページ上にレギュレーションが載っていますのでそれを確認すればOKです。
では、「初心者や子どもでも釣れるのか」。これはやってみなくては分かりません。
「ルアー」という疑似餌を使って釣るのですが、そのルアーの種類は無数にあります。
初めての方にはまず何を買えば良いのか分からなくなるでしょう。
初心者が陥りやすいのが「どこのメーカーから出しているのか分からない初心者用ルアーセット」。これは誰もが陥る罠です。
トラウト管釣りで有名なメーカーが出している初心者セットもあるのですが、日本以外のアジアの国などで作られている謎メーカーのルアーセットはあまりオススメできません。
「釣具に売っているオススメルアーを片っ端から買ったら高くつかない?」。もちろんその通りです。管理釣り場用ルアーというのは一個1500円以上するものもありますから。
出来るだけ個数は少なく準備したいものです。
ということでやってしまいましょう。ファミリーフィッシングジャーナリストが厳選する「子どもでも釣れやすい管釣りルアーベスト5」!
このベスト5のルアーをいくつか用意しておけばトラウト管理釣り場が初めての子どもでも釣れる確率がぐんと上がるでしょう。
子どもでも釣れやすい管釣りルアーベスト5!
それでは第5位から!
第5位 ハイドラム
これは一個が1500円〜2000円位するため、「富豪ファミリー向けルアー」と言えます。
とは言え初心者にも使いやすく、強力なルアーです。
ルアーが大きめであるためそこそこの距離を投げられる上、使用方法は「ただ巻くだけ」。出来るだけゆっくり巻くだけでうねうねボディが威力を発揮します。
しかし個数を揃えるとかなりの出費に。ラインが切れてしまうことも考えてフローティング(浮くタイプ)の物をとっておきとして使うなどすると良いでしょう。
第4位 セニョールトルネード
大人も大好き。管理釣り場での必殺ルアーといえばセニョールトルネードです。
ビーズとワイヤーを主体とするこのルアーの特徴としては、「指で巻いて形作る」ということ。
ということはちゃんとした巻き方をしないとしっかりと動いてくれないということですね。詳しくは下記の記事をご参照ください。
セニョールトルネードの使い方と注意点!初心者はまずこう巻いてこう使え!
一個500円程度とリーズナブルな部類に入るため、数個別カラーを入手しておくと良いでしょう。カラーを変えるとまた釣れてくることがあります。
注意点が2つ、連投し続けるとラインがよれてきます。その場合は逆巻きにして数回投げると改善されることがあります。または竿を真っ逆さまにしてラインのよれが無くなるまでルアーに自動で回ってもらいましょう。また、子どもではセニョールトルネードのボディを巻けない場合もあります。その際は大人が苦労するということを覚悟しておきましょう。
第3位 フェザージグ
フェザージグというのはオモリに毛がついているようなルアーで、ゆっくり巻いたり、底に落としたりと色々な使い方ができるルアーです。
釣り場では「最終的にフェザージグを使う」というお助けルアーとして知られています。
一個の値段も安いため、初めて行く場合には必ず持っておきたいルアーです。
ただ一つ、最大の弱点があります。それは「フェザージグを使ってはいけない管理釣り場が多いこと」。だいたい半分くらいの管理釣り場がフェザージグ使用禁止と考えて良いでしょう。
フェザージグを持参する場合は必ず釣り場のホームページで確認しましょう。
(巨大魚専用フェザージグ「ビッグフィッシュモンスター」)
第2位 縦釣り用ルアー(バベル・ネオスタイル等)
「縦釣り」というのは、比較的最近考えられたテクニカルな釣り方です。
小さなルアーを水中で上下させる、すなわち水の中で縦方向に動かして誘いをかけるため「縦釣り」と言います。
(ロブルアー「バベルA」)
縦釣りはスプーンなどの基本的なルアーを使いこなした後に進む釣り方と言われていますが実はそうではありません。
初心者や子どもがなんとかして釣るためにも最適なルアーと言えるのです。
まずは1g未満の軽めの縦釣りルアーを使い、水の中で落ちている途中に神経を使いましょう。
糸が引っ張られたり、奇妙な変化を見せた時は魚が食っている可能性があります。無理せず軽くアワセをいれてみましょう。
第1位 カラコンルアー
子どもに持たせたいルアー第1位はカラコンルアーという樹脂でできた小さなルアーです。
このルアーはもともとが「バリアフリールアー」というコンセプトで作られた、誰にでも使えるルアーです。
縦釣りルアーの一種ではあるのですが、特徴としては「とにかくゆっくり落ちる」ということ。水面から水底までかなりの時間をかけて落ちていきます。
そのため、一回投げるとかなりの時間チャンスが訪れます。水面から水底まで落ちていく時間のいつでもアタリがくる可能性があるのです。
そして水底に落ちてからもそのまま放っておけば魚が食いついてくる可能性があります。
言わば「投げてほっとけば釣れる可能性がある」というルアーなのです。
もちろんルアー自体を動かして誘いをかけることもできますが、投げてそのまま落としたり、底についたまま放っておく方がアタリが来る可能性が高いといえます。
注意点としては、「釣れない場合子どもが飽きてしまう」ということ。基本的には動かさないルアーなので、集中してラインを見続けていても釣れなければ疲れてしまいます。
そのため、クリアポンド(水に透明度があり魚の動きが見えること)や浅いポンド(水深1mくらい)での使用をおすすめします。
ルアー全般に言えることなのですが、魚の動きやルアーの動きが見える状態であれば釣れなくても子どもはなかなか飽きません。
さらに魚がルアーに食い付いてきたのを見てアワセるということができれば「自分で釣った」という達成感を味わうことができます。
ちなみにこのルアーは釣具屋では売っておらずネット販売のみとなっています。しかし送料無料で一個あたり400円未満(4個1550円)ですので失くしてもそれほど痛くはありません。
なお、スナップ(ラインとルアーを接続する小さな金具)と別売りフックが必要となるため注意してください。
たった一つ頑張れば釣果は確実に上がる【ラインセッティング】
リールとロッドとルアーがあればとりあえず管理釣り場での釣りはできます。しかし、釣果を上げるために面倒くさいけどやっておくと良いことがあります。
それは、「ラインの先にラインを結ぶこと」です。
買ったばかりのリールにはナイロンラインというものがついていることが多いです。そのまま使っても良いのですが、リールに最初からついているナイロンラインは性能が悪いことが多いです。
その場合は、ナイロンラインの先端に1m程度のフロロカーボンラインを結びます。
フロロカーボンは透明で沈む力が強いラインです。3lb(ポンド)〜4lbの表記がある細めの物を取り付けることで格段に釣れやすくなります。
ライン同士の結び方は一番簡単な下記のもので結構です。
リーダーをつなごう!初心者にも簡単なチチワ結びで釣果アップ!?
そしてそのフロロリーダーの先端にクリンチノットなどの結び方でスナップを付けます。
少し頑張れば釣果は断然変わりますので初めての釣行であっても強くおすすめします。
出来るだけお金をかけずまずは釣れることを楽しもう!
管理釣り場の釣り料金はなかなか高いと思います。
さらに高価なリールやロッド、ルアーなどを揃えるとすごい金額となってしまいます。
それほどお金をかけなくても管理釣り場での釣りは楽しめますので、まずはこのベスト5を参考にしてルアーを準備してみましょう。
最終手段…、「聞く」!
もし釣り場でなかなか釣れない時は釣り場のスタッフや近くの釣り人に聞いてしまいましょう。
子どもに釣らせたいということであればその釣り場でよく釣れるルアーを直売してくれます。
子どもを釣り場に釣れていって一番やってはいけないことは「子どもが一匹も釣れない」ということです。そうなると子どもは二度と行きたくないと思ってしまいますので、大人が頑張って楽しい思い出を作ってあげましょう。
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