前回のあらすじ
グリーンの自作ルアーはことごとく不発。カラコンに頼らざるを得ないいつもの展開に…。しかしそこに現れた承継者は…!?
自作ルアーは駄目でしたがカラコンなら永遠に釣れ続けます。私は椅子に座っています。
爆釣ルアー「桃色カラコンZ」販売開始!ついにあのヤバいルアーが手に入る!
「これは撮影不可なパターンだ…。」
撮影を放棄しました。朝霞ガーデンでは絶対にやらない撮影スルーです。私が命名した小菅トラウトガーデン入口すぐの魚たまりポイント「爆釣の泉」では5匹に一回の撮影で十分と判断しました。
放流タイムです。午前に2回目の放流。入口付近のポイントで釣りをしていた私は荷物をどけてトラックを迎え入れます。
来ました。ゼロ距離放流です。
パイプから出てくる魚達を完全凝視。その時の内訳を惜しげもなく公開します。
水9割
もとい、
レギュラー6割
ヤマメ2割
甲斐サーモン1割
イワナ1割
といったところでしょうか。この混雑日に確実に甲斐サーモンが忖度放流されました。太っ腹ですね。
五時レンジャー用語辞典:「忖度放流」
子どもや女性が多い、撮影に使われる、村田基が来ているなどのイレギュラーな日にいつもよりゴージャスに放流すること。
もはやこのポイントは異常。鱒ボールが勝手に製造される始末。爆釣の泉で仙人化していた私にとある人物が近寄ってきました。
kan氏の息子です。
毎回小菅の峠後に吐いてでも釣るkan氏の息子。見上げた根性だ。今なら私の奥義を伝承しても良いでしょう。
カラコン信者である小3のkan氏の息子。むしろカラコン信者は私の息子とkan氏の息子しかいません。私が脳卒中で死ぬ前に奥義を伝承しておく時期となったでしょうか。真創造伝説の承継です。
まずは「置いておく」。北斗四十八手の一つです。ただ底にルアーを置いておく。「ルアーフィッシングに来てるのにルアーを動かさない」という大人社会の矛盾に発狂せずにいられるのか。
うん、いいぞ。ジャギが裸足で逃げ出した「置いておく」の厳しい修行についてきます。
次は「漂わせる」。兄弟子となる私の息子が開発した技です。足元で漂わせることによって絶妙に揺れるカラコン。ルアーフィッシングに少し近づきました。
漂わせるも難なく会得しすでに2桁を超えています。間違った方向にノンストップひばりくんですね。
ここで私は北斗カラコン伝承者として最終奥義を出します。
「鱒ボール召喚」です。
私ぐらいのレベルになると鱒ボールを誘発するなんて朝飯前。ヒットしたトラウトを表層に上げ、ゆっくりと足元に寄せていきます。
するとローマ皇帝にひれ伏す民衆。鱒ボールが完全に足元に引き寄せられました。
「今だ!ここにブチ込むんだ!」
私の足元50cmに激タイトキャストさせます。
もはや合わせとかよくわからないほどの狂喜乱舞。ローマの民衆から米騒動に発展しました。
爆釣を体験したkan氏の息子。20匹には到達したでしょうか。
カラコン奥義承継者がまた誕生しました。残念なアングラーをまた一人生み出してしまったのです。
しかし午前中だけで20超え。本日の甲信越で一番釣った小3なことは間違いないでしょう。
私が北斗伝承者となっている隙にみんなは続々と甲斐サーモンを釣り上げています。私とは違う上流階級の楽しみ方ですね。
しかし私は甲斐サーモンよりも昼食に興味が湧きます。昼食を食べなければ甲斐サーモンを釣る気も起きません。
次回、甲斐サーモン一本に絞ったグリーンの運命は…?
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コメント
グリーン様
先日は本当にお世話になりました。釣行前にカラコンの神様が来ると伝えたところ、物凄く楽しみにしていました。弟子入りまで果たせたので、もう普通のアングラーには戻れませね!(笑)
亀仙人ばりの(貧)マークのシャツを作らなきゃですかね?
カラコンの創始者、Jリーグで言えば元読売ヴェルディのマイヤーぐらいの価値がありますからね。
しかしカラコンで20超えは小学生界初の快挙ではないでしょうか!
グリーン様
kan氏の息子さんに強烈な体験をさせてしまいましたね。
あの体験を何度も求めたくて小菅に通うようになってしまうんです。
カラコン脳になってしまいます!
刺激が強すぎますね、あのポイントは・・・。
私はもう一年前からカラコン脳です。
カラコンが釣れない→他のものでも釣れる気がしない
ですからね!しかしブレイブハートはいつも釣れる気がするのですが…。