またもチャンMの話ですが、まだチャンMを知らないという方に簡単に説明しておきます。
勇者です。
今までも伝説を数多く作ってきたのですが、今回は雷魚と格闘した話をあげさせていただきます。
[ip5_divider style=”dashed” margin_top=”20″ margin_bottom=”20″]
これは中学3年生の話なので、今からは約20年前位の話になります。
チャンMと私グリーンは夏休みと言えば毎日サッカー部の練習に明け暮れていました。
いや、厳密に言えば「明け」は違います。
「明け」は毎日釣りをしていました。
家から自転車で30分位の所に大きめの野池があり、ヘラブナ師やバサーで賑わっている人気スポットでした。
そこで毎日のように釣りをしていましたが、私はほとんどボウズでした。
チャンMはなぜかというぐらいに釣れるのですが、それでも爆釣という訳ではありませんでした。
釣りに飽きると近くのゴルフ場のポンドに行ってロストボールを投げ込んでみたり、バンカーで寝転んでみたり、今で言えば迷惑触法少年のヤンチャリカでした。
そんな二人でしたが、ある時その野池のヌシと対峙することになったのです。
朝5時のちょうどいい時間に私はスピナーベイト、チャンMはジッターバグを投げています。
周りには数名の釣り人しかいない静かな状況です。
すると突然「ガボっ!」とすごい音がしたのです。
チャンM「ヒットだ!!」
グリーン「えぇーーー!!」
あり得ないような魚がジッターバグに食いついてきたのが見えました。
最初は鯉かと思ったくらいです。
幸い村田基を師事していた私たちなのでベイトタックルのラインは16ポンドです。
ジム・ムラタに言わせると「ライトタックル」ですね。
ラインには自信を持ってガチンコ勝負にいけると思ったチャンMですが、全然リールが巻けません。逆にリールから出ていくラインの割合のほうが多いぐらいです。
チャンM「・・・これはやばい・・・」
最初のアタックの時におぼろげに魚体を見せたのちからは未だ姿を現していません。
チャンMいはく「多分バスじゃない」とのことでしたが、それはこの異常事態により私にも容易にわかりました。
おそらく朝鮮からやってきた池のヌシ「ライジングギョプサム」ではないでしょうか。
それが違うというのなら「ウツボ」です。それ以外には考えられなかったのです。
チャンM「雷魚っぽいな・・・」
とチャンMがつぶやいたその瞬間、魚体が姿を現しました!
やはり「ライジングギョプサム」よろしく「雷魚」でした。しかもドデカい!
初めて生LIVE雷魚を見た二人はその不気味ともいえる姿に若干引きました。
しかしひょうきんもので有名な松木のおじさんが「絶対に負けられない戦いがそこにはある」と熱弁するその戦いがここにはあったのです。
これでは16ポンドラインでも全然安心できません。
草葉の陰からジム・ムラタがため息をついていることでしょう。
「それ見たことか」と・・・
野池の陸地から水面までは2mはあるという特殊な形状でした。
バスであれば16ポンドのラインですからぶっこ抜きで全然平気なのですが、これだけの大物がかかるとは思っていません。
当然タモなんてありませんでした。
大鯉編でもタモがなかったため「それぐらい用意しとけよ」と思っている方もいるとは思いますが、当時マウンテンバイク型の自転車に乗っていた二人にはタモを持ち運ぶのはきつかったのです。
さて、どうするか。チャンMの判断は・・・?
巨大雷魚がかかってしまったチャンM。今はラインブレイクさせないようにドラグを調節して状態をキープしているのがやっとだ。
この状況を打破するには、やはりグリーンが人肌脱ぐのか!?
怒りにふるえる池のヌシは池の水を全て飲み干す様相だ!
池の水が干からびたらそこを農業用水に使っている農民たちはどうする!?
立ち上がれ五時レンジャー!農民とチャンMのために!
次回、五時レンジャー貧乏釣り部!「雷魚との格闘の末に見えたものは・・・【真実の扉を開けるのはアタシ】」
雷魚との格闘の末に見えたものは…【真実の扉を開くのはアタシ】
今日の記事まあまあ良かったぞ!という方投票お願いします!
コメント