前回のあらすじ
50cmオーバーのヤシオマスを仕留めたグリーン。思わぬ棚ぼたに気分は最高潮。そして終焉を迎える。
ついに発光路にヤシオマスの王が君臨!激闘の3分間をヤシ王が語る!
午前中に願ってもないヤシオマスを手に入れてしまった私。そのまま捌き場に持ち込んで処理をします。
ここでタカ氏から仕入れた信じられない情報を公開します。
「発光路の捌き場はお湯が出る」
発光路の捌き場は極寒地獄。赤い蛇口があるのは知っていましたがまさかホンモノだとは思いませんでした。フェイク蛇口だと思っていたのですが、なんと本当にお湯が出る…!発光路最大の衝撃ポイントでした。
11時半。ヤシオマスの処理が終わりました。そして私の釣りモチベーションは急落しました。
だって、5匹も釣れた後にヤシオマスが釣れたんですよ?普通の人なら帰っていてもおかしくはない満足度ですから。
ヤシ王はハンモックに揺られながら貧民達の様子を優雅に眺めます。
しかし私の仕事はここからです。本命はこれからですから。
発光路のカレーです。これだけを食べに来たといっても過言ではないのですから。
まるでプロ。この発光路のレストランは化け物です。絶対にプロの料理人がいるはずです。
次回は丸々一話分発光路のカレーです。カレーが嫌いな方は読まないよう注意してください。
しかし私の仕事はカレーを食べるだけではない。もう一つだけあるのです。
それは、「ミニプアーカップの開催」。今回もやってしまいましょう。
ルールは「完全子供優位制」。大人は1匹1ポイントのところ、子供は3ポイントです。今回参加している4人の子達のデッドヒートに期待しましょう。
なぜなら、今回の景品は大奮発。「次世代型最新ゲーム機」ですから。
見てください。コントローラーだけで大画面プレーが楽しめる。任天堂Switchのもう一歩先をいってますよね。
ゲームソフトなんていりません。データの時代ですから。コントローラーにインストールされている数多くの64ビットゲームを楽しみ放題です。
しかしこれに乗ってきたのはtakion氏の息子1名のみ。みんなまだ今のゲーム機に満足しているのでしょう。
さあ、1時間の熱き戦いが開始しました。
舞台は2号池。実力さえあれば数が釣れる池です。
なんと先制点は私!パニクラDRで深場の魚をゲットしました。さすが管釣りポンドの「医者」。DRですからね。
しかしまぐれはここまで、あっという間に他のメンバーに抜かされていきます。
特にハイペースなのがta氏。一投一匹的な入れ食いモードに入っています。
ta氏に聞くと、「カメムシパターンで攻めてます。ここに多く出没するカメムシのカラーのスプーンをチョイスしてるんですよ。」と。
そこまで見て戦略を立てているのか!私とは違うわけです。
なんとか「メッキのはがれたcomp」で追加をした私ですがその後は伸びず。私もカメムシパターンにあやかって茶色いスプーンを投げてみます。
ホントだ!効く!
連発しました。ビリは逃れられそうです。
デッドヒートが続きますがta氏の爆発力には誰もついていけない。前半で大勢が決しました。
結果、優勝ta氏18匹!2位ユッケ氏9匹!3位、takion氏の息子6ポイント(2匹)!
無論優勝などできませんでしたが、次点が予想外でした。
ユッケ兄、タカ氏、私が5匹で同率。すごいでしょう。一応は戦いに参加できてましたよ。
「貧乏タックルはプラス20ポイント」というルールなら私がダントツの優勝でした。次回のルールはそうしましょう。
これで私の仕事は終わりました。寝ます。
・・・・・
一時間後、漆黒の闇から魔王ルシファーが蘇りました。
完全に力を蓄えた魔王ルシファーは1号池の完全攻略に向かいます。2号池、3号池を完全攻略したうえでさらに1号池の攻略に向かうとはなんたる無慈悲。仏も斬らんとする勢いです。
本日何気に好調のペレスプ2.3gを使います。
なぜペレスプ2.3gを使うのか。私の思惑は「底ら辺をトロトロ動かしたい」です。
底にルアーを完全に落としてからテロテロと動かす作戦でクロボール向井が決まりました。では、他に底をテロテロ動かせるルアーといったら何か。ペレスプしかありませんよね。
底まで完全に落とすのがポイントです。どれくらいが底なのか分からないので投げてからはしばらく放置。完全に底についたであろうと判断したら竿を上げ気味にしてゆっくりと巻き始めます。
ヒット!「Re:底から始めるテロテロ生活」、「リソコ」作戦がまんまとハマりました。
ほら、そっくりでしょう?これは先程釣られた鱒が「釣られ戻り」したのです。ありえないリソコ生活で連発しました。
これも先程の魚と同じですね。「釣られ戻り」です。釣られ戻りを繰り返すのでこの池に魚が一匹しかいなくても釣り続けることができますね。
なぜそんな不可解なことが起きるのかって?それは…、
ペレスプが古すぎて黄ばんでいるからです。
このペレスプには釣られ戻りの呪いがかけられているのですね。
さあ、冗談はさておき、サクラマスを釣りたいためタカ氏直伝のパニッシュを使います。これは以前発光路の森でタカ氏から借りパクしたもの。それをタカ氏の眼前で堂々と使います。さすがヤシ王ですね。
しかし釣れず…!やはり借りパクはいけませんよね。タカ氏がいるのにも関わらず堂々とまた自分のタックルボックスにしまいます。
終了!全ての欲を満たし、発光路の森を完全攻略せしめました。
完全に満足。何一つ落ち度がない完璧な釣行でしたね。ミスターパーフェクトと呼んでください。
しかし家に帰るとミスターパーフェクトの牙城が無残にも崩れ落ちます。
な、無い…!携帯がないぞぉーーーっ!!
ポケットに入れていた仕事用のガラケーがありません!
発光路から家まではドアtoドアでした。ということは発光路の釣り場にあるはずです。
発光路の釣り場にあるということは…?
陸or水…!!
携帯版デッドオアアライブ、陸or水の恐怖が押し寄せました。
自分の携帯番号にかけてみるも誰も出ません。誰も拾っていないことが濃厚ですから水中の可能性も高まりますね。
結局その日は電話は繋がらず、枕を涙で濡らして翌日を迎えました。
次の日の朝、発光路の森フィッシングエリアに電話をかけます。
店員さんに事情を説明すると、「分かりました、場内を探してみますよ!見つかったら電話しますね。」と。
そして10分かかるやいなや、見つかったとの電話をいただきました!
おそらくすぐに場内に探しに行ってくれたのでしょう。ありがたい反面申し訳ない。さらに「本日中に郵送しますね!」と。申し訳なさ過ぎて昨日釣ったヤシオマスを返却したいくらいです。
良かった…!まさに地獄から天国…!発光路で天国から地獄に落ち、蜘蛛の糸でまた現世界に戻ることができました。
翌日。なんと翌日に落とした携帯が到着しました。
見てください、この丁寧な梱包。お忙しいのにこんなにお手間をかけさせてしまって申し訳ない。
しかし、「ヤシオマス」、「レストラン」、「携帯の梱包」と管釣りに重要な三拍子が揃っているなんて理想の管理釣り場ですね。
こんなにスリリングな展開を楽しめる発光路の森フィッシングエリア。次回、ついに管釣太郎が発光路のカレーに挑む…!
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コメント
電話良かったですね!
毎度毎度ネタがあって笑います!
発光路、良い所ですよね。
カレー編楽しみです。
いやー、助かりました。あれがなければ再購入しなければなりませんでしたからね!
おそらくあの大ヤシオマスとの激闘中に失われたのですね。大ヤシオマス。