前回のあらすじ
ツマアカベッコウ(ツマアカクモバチ)の侵略にあった我が家。人類のプライドを賭けた撃退作戦が今始まる…!
黒と赤のハチが関東来襲!「ツマアカベッコウ」と人類との全面戦争勃発!
【画像引用】https://www.shigei.or.jp/kurakon/sugao_tumaakakumobati01.htm
ツマアカベッコウ撃退作戦
ツマアカベッコウ撃退作戦の概要はこうです。
まずはツマアカベッコウの巣に殺虫スプレーを吹きかけて要塞を無力化させる。そして攻撃力の無くなった要塞を破壊し、ツマアカベッコウ軍全てを亡きものとする。鬼のような作戦ですね。
人は私をこう呼ぶでしょう。「悪鬼羅刹の貧乏釣り師」と。
やってやりましょう。いざ歴史上に悪名を残す将とならん!
ツマアカベッコウの巣に殺虫スプレーをかける
まずは巣に殺虫スプレーを吹きかける作戦、「竜の砂塵(ドラゴンストーム)」です。
ドラゴンストーム部隊(私のみ)は完全防備をまといます。少しでも手を抜いたら死(刺された所が腫れる)が待っているため、一切の油断を排除します。
ご覧ください。
「ハイパー聖闘士クロス」です。これに軍手を二重、バイクのヘルメットを被り、首周りにバスタオルを巻きました。
負ける気がしません。勝利のためには一切の妥協を許さない。一瞬でも気を緩めたら死(刺されたところが腫れる)ですからね。
ハイパー聖闘士クロスに身を包み、玄関の扉を開けました。
すぐさま通行人に見られました。
どうでしょう。あなたが「バイクのヘルメットを被り首にバスタオルを巻きつけて雨が降ってもいないのに100均の雨合羽を着た人間がスプレー缶を握りしめて外にいる」のを見たら。
よしんば警察に通報しないとしても、絶対に家族や友達には話すでしょう。後世に語り継がれる将となりました。もう後には退けません。
「やってやる…!ウララーーーっ!!」
殺虫スプレーを巣に向かって噴射します!
「出てくるなら出てこい…!オレのハイパー聖闘士クロスを打ち破れる自信があるのならな…!」
そしてすぐにバグズディスタンス(虫との距離)を取る…!
・・・・・
ツマアカベッコウは出てきません。
「それでもやるしかない…!2億4千万の瞳を守るためには君達を殺さなければいけないんだぁー!南無三!」
念には念を入れてさらに噴射!真夏でのこの防備で興奮状態だったため、ヘルメットのシールドは完全に曇っています。
・・・・・
終わりました。作戦成功です。
敵の要塞は完全に沈黙。虚をつかれたツマアカベッコウ軍は反撃も出来ぬまま人類に撃退されたのです。
「やった…!完全勝利だ…!俺はやったんだ!人類軍が勝ったんだーっ!」
後は巣を破壊するだけ。人類軍による破壊と略奪が始まるのです。
・・・・・
「ま、まあ念の為明日にするかな…。」
それでもビビる人類軍!ツマアカベッコウの最後の反撃を恐れて自軍(家の中)に退却しました!
仕方ありません。10cm程度の巣でしたが、中に5匹ぐらい潜んでいたら逆転敗北もありえますからね。
ツマアカベッコウの巣を破壊
勝負は次の日の早朝です。早朝に最後の作戦「サマーウォールクリーン(真夏の掃討)」を行います。
使用するのはこの武器。「キャプテンフックの右手」です。
隙間に自作のトラウトフックリリーサーを差し込んで巣を掻き出してやります。
フックリリーサーがダイソーで3本100円で売られていた件【屈辱とお詫び】
貧乏釣り部の公式アニマルコンサルタント、タカ氏から有力な情報を入手しました。どうやらツマアカベッコウの巣の成分は硬化した魔石などではなく「泥を固めた物」だとか。それならばフックリリーサーでの攻撃が有効です。
朝五時。ツマアカベッコウの巣に奇襲をかけます。
昨晩の夜襲で完全に機能を破壊されたツマアカベッコウの要塞。無慈悲な連続奇襲で無抵抗、非服従のまま壊滅を余儀なくされるでしょう。
「ドラゴンストーム(竜の砂塵)!」
さらにイヤな虫キンチョールスプレーを噴射します!
・・・・・
やはり出てきません。すでにツマアカベッコウ軍の兵は全て死に絶えたか…。
2時間後、自作リリーサー「キャプテンフックの右手」を隙間に入れて巣を掻き出します。
やはりゴリゴリと固めの土のような感覚。キャプテンフックの右手でなければ苦戦しているところでした。これならば簡単に巣を破壊できます。
破壊完了。悪の要塞は人類の壊滅という目的を果たせずにその機能を全停止しました。
しかしツマアカベッコウの姿が見えない。下の隙間はさらに狭く、落ちてきたツマアカベッコウを確認することもできません。
まあ良いでしょう。破壊したあとにも殺虫スプレーを撒きましたので巣に帰ってきたツマアカベッコウも住み着くことはできません。
完全勝利。人類が虫からの侵略を食い止めました。この模様はハリウッドが映画化するのに十分な内容でしょう。
しかしツマアカベッコウは徐々に生息地を北上させ、今後も多くの日本の家屋に侵入を繰り返し続けるでしょう。その時は最大の防御をし、最大の攻撃力で叩く。少しでも油断したら全てを失います。
後に貧乏釣り部公式アニマルコンサルタントのタカ氏にこの激闘を報告すると…、
「ああ、ツマアカベッコウなんて普通のキンチョールかけて終わりですよ。」
とのこと。
・・・・・
PVを増やすにはまずブログ村から!応援お願いします!
にほんブログ村
コメント
グリーンさん。おはようございます。
あっさりとした結末でしたね(笑)。キンチョール強し!なんですね。
先日、風呂場にゴキがでたのですが、ゴキジェット一発で退治できました。昔の殺虫剤よりも性能が上がっている気がします。
人類代表として国家最強の兵器メーカー金鳥とタイアップを結びました。国家予算の1/4を使う大戦争でしたね。
グリーン様
最後のタカさんの一言が・・・。
ハチはそんなに殺虫剤耐性無いですからね~。
ちなみにアシナガバチは周りの害虫を凄い食べますので、あまり気にならないようなら「生物兵器」として残してあげたほうが平和ですよ(・∀・)
ハチ型最終兵器アシナガリオンが完成したのですか。
昨日アシナガバチにおののいてプールの中に潜りました。私にとっては脅威の虫ですね。
グリーン様
(笑)
だって、そもそもベッコウバチなんて攻撃性がほとんど無いんですから~!
多分、クモを食べにきただけだと思いますよ。
まぁ、ほとんどのハチはキンチョールで一発です(笑)
やらなきゃやられる。虫に対しても最大級の敬意をもって戦わせていただきました。
しかし倫理的に問題のある毒兵器を使ったことで世界からの批判を受けますね。