魚には大脳があるようです。
どうしてあんなに賢いのかと思うことはありませんか?
1500円位で買った、人間から見ても魚としか思えないようなアクションをするルアーにも見向きもしません。
どうなんですか。1500円ですよ。
今回はそんなトラウト達の頭の中をのぞいてみることとします。
対象となるトラウトのいる場所は埼玉県朝霞市にある朝霞ガーデン。
「タマっ子トラウト」達です。
朝霞ガーデンはクリアな水質(一部マッド)。基本的に魚達は丸見えです。
魚からは光の屈曲により結構な遠くの人の姿まで見えるようですから、人の多さは把握しているはずです。
「今日は入ってるな-、土日か-。」位はわかるのかもしれません。
「めんどくせーなー。なんでこんなに人入ってんだよ。こいつら釣り以外にやることねえのかよ。」
なんて思われてたらイヤですよね。
そして今日もポンドを取り仕切っている支配人トラウトから放送が入ります。
「Aエリア(水車周り)トップからシャローにかけてハイバーストのチャートイエローが入りました-。対応お願いしまーす。」
支配人には朝霞ガーデン事務所から無線で指示が入ってくるのです。(あくまでも想像です)
「おい、お前行けよ。」
「やだよ。お前さっきから全然アタックしねえじゃねえかよ。支配人に見られてたぞ。」
仕方なくチャートイエローのスプーンにアタックします。
ヒット!釣り人はリリースをしたようです。
「おかえりー。」
「ふー、助かったぜ。さっきのハイバーストのアクションなんなんだよ。あんなんじゃ葉っぱにも見えないぜ。支配人最近甘すぎじゃねえか?」
「まあ腐るなよ。リリーサーだから甘めなんだろ。ノルマだけ釣らせてあとは無視してりゃいいんだよ。それやっときゃ支配人も顔が立つだろ。」
「Cエリアにフリーザー(たくさん持ち帰ってトラウトを冷凍庫に保管しておく人のこと)が入ってるな。バンバン魚の数が減ってるぜ。お気の毒に。」
支配人トラウトは無線で朝霞ガーデンの事務所に補充の要請をします。(あくまでも想像です)
「補充入りました-。Bエリアに提携様入りましたー。どんどん回ってくださーい。」
「提携様」とは朝霞ガーデンをテストポンドにしているルアーメーカーです。
「ぐるぐるかよー!これ2回に1回アタックしなきゃいけないヤツじゃないか!?提携にいい顔しすぎだろ。」
「ぶつくさ言うなよ。提携様に釣ってもらってナンボだろ。特にニューカラーなんて毎回アタックするつもりで行けよ。激しくな。」
トラウト達にも色々な事情があるのです。
管理釣り場が栄えれば餌のペレットのランクだって上がるし、水質だって快適になります。
そのためには涙なしでは見られない企業努力が必要なのです。
そう考えるとこれからは
「釣られてくれてありがとう・・・」
と素直に言えるようになりますよ・・・
今日の記事がほんの少し面白かったという方!投票お願いします!
にほんブログ村
コメント