新型コロナウイルスは子供達にどう影響するのか
新型コロナウイルスの全国への蔓延を鑑み、国は全国の学校に一斉休校要請を出しました。
そのため、子供達への影響も出始めています。
子供は社会不安を敏感に感じ取っています。東日本大震災の際には心に傷を負ってしまった子供達も多くいました。
今回もテレビ等のメディアや物資不足の問題から子供達は不安を感じていることでしょう。
そこで、今回は新型コロナウイルスが子供達に及ぼす影響とその対策についてお話したいと思います。
子供が新型コロナウイルスにかかったら
日本でかかることが多い感染症としては、インフルエンザウイルスによる感染症やノロウイルスによる感染症などが代表的です。
この二つの感染症は、症状や対策が異なりますが、新型コロナウイルスは前者、インフルエンザウイルスによる感染症と同種と見てよいでしょう。
インフルエンザウイルスによる感染症と新型コロナウイルスによる感染症の主な類似点は以下のとおりです。
・主な症状はせき、発熱のような風邪症状。
・感染すると肺炎を引き起こすことが多い。
・アルコールによる除菌が可能。
ちなみにノロウイルスによる感染症については「主な症状は下痢、嘔吐」、「アルコールでは不活化できず、塩素系薬剤を使用しなければならない」などの点でインフルエンザによる感染症や新型コロナウイルスによる感染症とは大きく違います。
インフルエンザウイルスによる感染症で一番気を付けなければならないことは「肺炎」です。これも新型コロナウイルスでも同様。
勘違いしやすいのが、新型コロナウイルスにより直接人が死んでしまうと思ってしまうこと。これは大きな間違いです。
新型コロナウイルスに感染し、肺炎を引き起こして死亡するのです。インフルエンザでも同じです。
そして一番死亡率が高いのが「高齢者や高血圧・糖尿病・循環器系の有病者」。特に新型コロナウイルスでは中国での高齢者の死亡率が20%を超えるとか。高齢者のいるご家庭では大変不安なことと思います。
逆に子供の死亡率は全体から見ると低い傾向にあります。そのため、子供のいる家庭は過度に不安にならないことが必要です。
この点もインフルエンザによる感染症と同様。では新型コロナウイルスによる感染症の子供への影響と対策はどう考えていけばよいのか。
インフルエンザと同様です。
日本ではインフルエンザに関しては少々感覚が麻痺してきています。いわば「慣れ」です。インフルエンザは怖くないと思ってしまっているのです。
しかし、インフルエンザも毎年死亡者が出ています。その割合も新型コロナウイルスによる死亡者と近似していると考えられているのです。
1000人に対して数名。特に高齢者が高く、若年者の死亡率はかなり低いものです。
はっきり言ってインフルエンザもコロナウイルスもただの風邪。何の名前もついていない風邪でも毎年何人もの高齢者が肺炎となってしまい亡くなっています。
新型コロナウイルスの感染者のうち、世界においては中国での死亡率が高いことになっていますが、現在武漢周辺は医療崩壊が起きています。助けられるはずの命が助からないといった問題が生じているのですね。
そのため、我々にできることはインフルエンザや風邪予防と同様の対策。これしかありません。
手洗いとガラガラではなくグチュグチュのうがい。人ごみにはいかず、やむなく外に出る時はマスクをする。それぐらいです。
毎年インフルエンザの罹患者が多数発生しているのにアルコール不足や使い捨てマスク不足は起きていません。ということは新型コロナウイルスにおいては日本人の関心は非常に高いということ。
インフルエンザと同様の感染症なのにインフルエンザよりも注意して対策をとろうとしている人が多いのですから、インフルエンザと同じような数の感染者は発生しないように思えます。もし大きな感染を起こすとすれば「長期間潜伏しやすい」という特徴が影響してしまった場合でしょう。
もしインフルエンザが蔓延している中、一斉休校となった場合には全国の子供達は外に出てはしゃぎますね。しかし、今回の場合はそれもなかなか難しい。全国でイベントの中止や娯楽施設の臨時休業が多くみられていますから。
というわけであまり過敏になる必要はありません。強いて言えば「かかってしまったら病院に長期間閉じ込められて世間から病原菌扱いされる」というデメリットがあるくらいですね。実際はそれが一番嫌かもしれませんが…。
とは言っても子供には特に注意したいと思うのが親の心情です。そこで、子供特有の対策方法について触れたいと思います。
手洗い・消毒後はハンドケアが重要!
この時期、いつもに増して手洗いや手指消毒を子供に行わせることになると思います。
それは大変良いことですが、その際特に注意しないとならないことがあります。それがハンドケアです。
ハンドケアは肌荒れの防止や改善のために行うということはご承知でしょうが、これには新型コロナウイルス対策としても大変良い効果があるのです。
実は荒れている肌や乾燥している肌というのは菌やウイルスが付着しやすいのです。肌のしわも同様です。
潤った肌を保つことはウイルスの付着や定着を防ぐための効果を見込むことができます。ということはハンドケアやスキンケアは新型コロナウイルス対策に直接の効果があると言っても良いのかもしれません。
使い捨てマスクは子供の喉を潤すのに効果的!
ということは子供の喉を潤わすことも新型コロナウイルスの感染防止に効果的です。
そのため、使い捨てマスクはとても重要です。
もし、自身が感染していない場合、感染を防ぐという意味での効果はあまりないと言われています。インフルエンザや新型コロナウイルスは大変小さいため、マスクの網目を通過してしまうからです。
感染者から出る飛沫はマスクの網目よりも大きいことが多いですから「感染者が他者に感染させないこと」については大変効果的と言われているのです。
しかし、感想を防ぎ喉を潤わすという点についてのマスクの使用はとても効果があります。むしろその点についてをメインに考えた方が良いかと思います。
そのため、布マスクでも良いですし、使い捨てマスクを洗って再利用しても大丈夫です。現在マスクは手に入りませんからね。ただし、衛生を保てるように洗浄してください。アルコール等を吹きかけるだけでは駄目です。
使い捨てマスク不足は洗って再利用で対応できる!安心の洗浄方法とは?
適度に外に出してあげよう!
子供に不安を生じさせないことが大切であることは前述しましたが、長期間子供を家に閉じ込めておくとストレスが生じるのは当然です。そのため、子供のストレスを発散させることも考えましょう。
家の近くで遊んだり、人の少ないところで遊ぶのであればそれほど影響はありません。
コロナ感染リスクの低いレジャーは釣り!子供のストレスを安全に発散!
もちろん電車に乗ることは禁忌。車でのドアtoドアが一番理想的ですね。
マスクと携帯消毒液は必須。ハンドケアやスキンケアができる道具も持っていきましょう。
ウエットティッシュはアルコールがないものでも良い
ウエットティッシュについてもアルコールが含まれていないものでも構いません。必ず持参しましょう。
実は「除菌」というのはアルコールがなくてもできるのです。除菌というのは菌を取り除くこと。濡れたタオルでテーブルを拭くことだって除菌として大変効果があります。
ということはアルコールの含まれていないウエットティッシュで手を拭き、消毒液を塗布すれば全く同じ効果が見込めるわけです。
もちろん石鹸で手を良く洗うことがベストなわけですが、それができない場面でも上記の対応ができれば問題はありません。
手洗い(または手を拭く)⇒消毒液⇒ハンドケア
この流れをとれるようにしておくことが重要なのです。
もし子供が熱発した場合やせきが出始めた場合はマスクをさせて様子を観察します。あとは国のガイドラインにしたがった受診を行うしかありません。
特に注意したいのは軽度な症状での病院受診です。実は新型コロナウイルスに最も感染しやすい施設は「病院」なのです。
もしただの風邪だった場合、病院を受診することにより他者から新型コロナウイルスを感染されてしまったらどうでしょう。体調不良で抵抗力がない状態で新型コロナウイルスにかかってしまうことは大変危険です。
そのため、国のガイドラインを守ることはとても大切なのです。
もし新型コロナウイルスに罹患していることが分かったとしても、重症化していなければ風邪に対する処置や投薬と同様の対処方法を取ることになります。そのため、軽症であった場合は病院に行くデメリットのほうが高くなってしまうと考えたほうが良いでしょう。
以上、新型コロナウイルスの子供への影響と対策について解説させていただきました。新型コロナウイルスの終息まではまだまだ先が長そうです。あまり過敏にならず、子供を不安にさせない対応を考えていきましょう。
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コメント
グリーンさん。こんにちは。
おっしゃる通り、必要以上にウィルスを怖がることはない気がします。インフルの方がよっぽど怖いです。
東京オリンピックに向けて、万全を期す意味があるとは思いますが、冷静に対応したいものですね。
インフルでこのような体制をとらずにコロナでとる。10年後世界の黒歴史になっているかもしれません…。