前回登場した中学生バカアニメ三銃士(グリーン、イエロー、マクレガーT)ですが、実はエースが存在します。
それが
「チャンM」です。
チャンMは三人の幼なじみなのですが、勇気ある行動を常にとることで、三人からの絶大なる信頼を得ていました。
多くの武勇伝があるのですが、ぱっと思いつくものと言えば、チャンMが高校生の時、サッカー部の部室に数名でいたところ怪しげな中年男性が入ってきて「ゲイ雑誌のモデルになって欲しい」と頼まれたとのこと。
そしてチャンMを含めた数名で全裸の写真を20カットも「撮らせてやった」と。
それもたった2000円で!
なんたる奉仕の心と勇気がある行動なのか!見習おうと思ってもなかなか出来ることではありません。
今回はそんなチャンMとの霞ヶ浦釣行記を載せさせていただきます。
時を遡ること20年以上前の話になりますが、中学生釣り師4人は関東のバス釣りメッカの一つでもある茨城県の霞ヶ浦へ旅立つことになりました。
牛久沼でもボウズだったバカアニメ三銃士は仲間内では最強の釣りの腕前だったチャンMを頼り、「これで釣れなければバスフィッシングとはララバイ」という覚悟まで決めていました。
当時のチャンMはバス、ナマズ、ライギョの野池ルアーフィッシング三大魚を制覇しているという孤高の存在でした。
そんなチャンMにあやかってバスを爆釣させるコツを会得したかったのです。
またも電車を駆使して霞ヶ浦に到着することができました。前回は運良くボートを調達できましたが、今回は当然陸っぱりです。
朝マヅメのチャンスはまだ終わっていなかったようでいきなりチャンMがヒット!格の違いを見せつけます。
その他三人はいつものように釣れない時間が続きました。
早くも昼過ぎ、チャンMも最初の一匹のみでしたが、集中を切らさずキャストを続けます。
その他の三人も何とか釣ろうと頑張って無メーカールアーを投げ続けています。
霞ヶ浦のどこのポイントだったかは覚えていませんが、水面下4メートル以上ある、絶壁風になっている場所だったと思います。
当時からスピナーベイトが好きだった私グリーンが880円のスピナーベイトをガン投げしています。
しかしヘチ(岸際)を果敢に攻めた結果、ちょうど水面と絶壁の際にスピナーベイトが引っかかってしまいました。
スピナーベイトは見えています。
大人になってからはルアーが引っかかってしまったらぶち抜きかラインカットですぐに諦めてしまうのですが、当時のお金がない中学生ではなかなか諦めきれません。
一度引っかかってしまえば10分は必死にルアーを回収しようと頑張っていました。しかも大好きな高級(880円)スピナーベイトです。
グリーンもかなりの時間を費やし、回収しようとしていました。しかし、10分頑張ってもスピナーベイトは外れません。
目に見えているのがさらに悔しさを増大させます。
「仕方ない、ぶち切るか」そう言ってラインをぶち抜こうとした時、そばにいたチャンMが言ったのです。
「俺が行く・・・」
「・・・チャ、チャンMゥ!」
スピナーベイト回収をあきらめたグリーン。
しかし我らが希望の星、チャンMが決死のチャレンジを申し出る。
命の手綱を握るのはグリーン、イエロー、マクレガーT、お爺ちゃん、お婆ちゃん、そして疾風のZIN。
最後に栄冠を手にするのは誰だ!
次回五時レンジャー貧乏釣り部!「霞ヶ浦の栄光!生死の狭間に見えた生命の輝き!」
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