私はトーナメントに参加しません。
なぜなら「怖いから」です。
負けるのが怖いわけではありません。私が出場したって5回コールドぐらいの結果が出るのが関の山。そんなことはわかっています。
それでは何が怖いのか。それは「空気」ですね。
トーナメントのピリピリした空気。この空気は私にとっては毒ガスと一緒です。
試合中に普段通り「やっぱ堀江由衣っていいよね〜」なんて話しかけようものなら無視されること請け合い。無視どころか「場違いの貧乏堀江由衣好き」というレッテルを貼られることでしょう。
昼ご飯なんて喉も通らない。まさに「受験日の昼」状態でしょう。周りは全てライバル。隙を見せたら負けです。
そんな私もそのトーナメントに出場する日が来ました。
トーナメント名は「よきにはからえ俺の竿選手権」。トップトーナメントの一つです。
ユッケ氏としもきん氏が「オレは出る!トップオブトップになってやるんだぁー!」と意気込んでいたので仕方なく出場することにしました。
しかし主催者の管釣りユーチューバー「ポンコツくん」から嬉しいお知らせが。
「トライアングルレインボー活動もやっていいですよ。」
な、なにぃーっ!
なんと、貸し切りの足柄キャスティングエリアを使用してニジマスを集めても良いと言うのです。
そして…、
なになにぃーーーっ!!
天下のスポーツ誌「スポーツニッポン」様から取材の申込みが…!
まさに渡りに舟。管釣りで言うなら「ちょっと離れたポイントで釣りしてたらヒットの瞬間すぐ近くに備え置きの無料レンタルランディングネット」です。
※この様子は9/29のスポニチ誌面、スポニチアネックスサイト、スポニチyoutubeチャンネルで公開される予定です。(日時は変更となることがありますのでご了承ください。)
ということで行ってきました足柄キャスティングエリア。3回目のチャレンジです。
今回の大会はダ◯ソータックル限定という鬼畜なルール。しかし私にとっては大したハンデじゃありません。
なにせ、普段ダイソー以下のタックルを使っているからです。
購入したのはロッド1100円、リール550円。私のレギュラー「タックルベリーで買ったロッド55円、リール55円」とは比べ物にならないほどの高性能です。
ほら、
竿先が少し曲がっているだけでしょう。
こんなもの誤差。曲がっていようが曲がっていまいが私には感じ取れません。
大会のルールはシンプルかつ複雑。基本は一対一のバトルでポイントを稼ぎます。ポイント上位4名が決勝戦に出場できます。
参加者は約40名。ということは倍率は10%です。
「隠れよう…」
出場者にはお子さんや高校生もいます。下手に恥をかくのならこのまま隠れて何事もなくやり過ごすのも手です。
協賛品テーブルの裏に立ちスタッフを装います。
しかし…、
「そろそろやりましょうか。」
とユッケ氏。
ユッケ氏は初戦のしもきん戦に激闘の末敗北。戦いに飢えているというわけです。
仕方なく初戦を行うことになりました。
本日の足柄キャスティングエリアは水抜き清掃前の激スレ状態。いつもの足柄とは違います。
試合開始!
しかし互いに釣れない…!
30分は経過したでしょうか。なんとどちらも釣れていません。
私はスプーン、セニョール、カラコンハリウッドを駆使しましたが音沙汰なし。一方ユッケ氏は当たりルアーを見つけたようです。
カラコンでヒット!
な、なにぃーっ!!
ルアー業界初「開発者が一番釣れない」という魔性のルアー、カラコン。ユッケ氏にしてやられました。
結局カラコンで2発取ったユッケ氏の勝利。12ポイントをゲットされました。
まあ私にはそれほど関係ない。今度は「大会に参加してない人」を装います。
チェアに深々と座り高みの見物です。
しかし…、
「グリーンさん、やりましょう。」
な、なにぃ!なぜだ…!なぜ見破られたんだぁーっ!
次回!新たな刺客がグリーンを襲う…!
大会中盤。デッドヒートとは全く無縁のサイドで行われるバトル!決して必見ではないぞ…!
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