ニジマス刺身は昆布締めで！簡単節約の切出しコンブで旨味が倍増に！

刺身を一番美味しく食べる方法は何か。

 

 

 

「昆布締め」である。

 

そう答える美食家の話を聞いたことがあります。味王とか海原雄山とかのマンガの話ではありません。

 

 

でも刺身を「昆布締め」ってどうやるの？

 

酢締めは酢に漬ける。それなら昆布がわんさか入った袋に漬けておくのでしょうか。イメージが湧きません。

 

そもそもそんな大量の昆布を使ったら高いのでは無いか？ワカメでは駄目でしょうか。増えますからね。

 

 

 

そんな昆布締めに対して何も知識が無かった私に読者から急報が！

 

 

 

「上永野の参謀」タカ氏です。

 

 

「ニジマスの刺身を昆布締めすると激ウマですよ！」

 

 

 

なにぃ！？遂にニジマスも高級料亭からお呼びが掛かったか？

 

 

お座敷遊びの傍らにニジマスの昆布締め。財界の定番シーンになり得るのでしょうか。

 

 

 

しかし私は昆布締めを知りません。お金がかかりそうという勝手なイメージしかありません。

 

 

「昆布を刻んでしまうと激安で出来ますよ！」

 

 

ななななーにぃーっ！さすがタカ氏。私の懐まで配慮し、事前に策を打ってきたか。

 

ならばやらせていただきましょう。ニジマスの昆布締めとやらを！

 

 

 

まず用意するのはニジマスの切り身です。今回は普通の白身のニジマスを用意しました。

赤身なんて使ったら卑怯です。普通の白身のニジマスを高級料亭の味にすることに価値があるのです。

 

 

そして買ってきたのはこちら。鍋などのダシ取りに使う「切出し昆布」というヤツです。

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これは安い！一袋200円～300円で買えます。さらに今回はこれもケチって使う。「刻む」わけです。

 

細かく刻んでお得に昆布締めをやってしまいましょう。昆布で挟んだり巻いたりするのは富豪のやることです。

 

 

 

うまくニジマスの切り身の上下に敷き詰めた。敷き詰めたが昆布締めは日本酒等で昆布を濡らしてからやるそうで、乾いたままの昆布を敷き詰めてしまった私は急遽日本酒をかけます。

 

そして時間を置く。私は丸１日置きました。

 

 

じっくりと置いたニジマスの切り身から昆布をはがします。案の定昆布は貼りついており、あらかじめ日本酒でしめらせなかったことを後悔しましたね。

 

 

完成！昆布が多少貼りついたままだがこれがまたいいはず！花の慶次的には、「だがそれがいい！」ですね。

 

 

はがした昆布は捨てることなかれ。煮物に入れるなどして再利用できます。ちょうど嫁が肉じゃがを作っていたので鍋に入れてと言ったら俄然拒否。もったいないオバケが部屋の片隅で号泣していました。

 

 

この一見カビが生えてる感じのニジマスがどんな食味になっているのか。当然スタンダードな醤油とワサビですね。

 

こ、これは旨い！

 

何だか「トロッと」している！

 

 

昆布の粘り気なのか、食味が一気に変わりましたね。昆布の粘り気は「アルギン酸」だの「フコイダン」だのという水溶性食物繊維なのだとか。

 

そして旨味成分のグルタミン酸の恩恵を受けたニジマスはもはや商品価値1.5倍！大衆食堂の味ではありません。

 

さすがプロの仕事は違いますね。しっかりと濡らした昆布でやったらもっと美味しいのでしょうね。ちゃんとクックパッドを読まなかった私が悪いのでしょうね。

 

 

完成！また１つニジマスの可能性を広げる料理法が完成！これは試してみる価値アリだぞ！もっとちゃんとやろう！！

 

 

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