ベールに包まれた魅惑のメーカー「フナイ」を知っているか?
「フナイ」。ご存知でしょうか?
「FUNAI」。これならご存知でしょうか。
「FUNAIのテレビデオ」。これならばもう40代以上の方はご存知でしょう。
平成初期に一斉を風靡した「フナイのテレビデオ」。なぜ一斉を風靡したかと言うと、「安い」から。他の国産メーカーと比較すると破格の値段で購入できたことから個人部屋用にとテレビデオを購入する者が多くいました。思春期の中高生を救った幻の逸品です。
しかし日本ではしばらく姿を消していました。それはなぜか?今回はベールに包まれていた謎の国産メーカー「FUNAI(フナイ)」のひみつに迫ってみましょう。
老舗国産メーカー「FUNAI」の概要
フナイの正式な会社名は「船井電機株式会社」。大阪府大東市に本社があります。
1961年創業という、60年の歴史を誇る老舗会社。東証一部上場も果たしている「信頼と安心のフナイ」ですね。
テレビやビデオなどのAV機器を主に製造している電機メーカーですので、「テレビデオのフナイ」のイメージを持つ40代〜50代の方は多いはずです。
しかし現在の日本でのイメージは、「そんなメーカー知らん」。特に若者達に「フナイ」などと言っても、「は?フライ?行田名物?」なんて言われてしまう危険性をはらみます。
なぜ日本の大老舗AV機器メーカーのフナイの知名度は上がっていないのでしょうか。そこには驚愕の秘密が隠されていたのです…!
フナイはなぜ日本で姿を消していたのか?
フナイがなぜ日本で姿を消していたのか。大きく2つの理由があります。「日本で」というところがポイントですね。
アメリカNo.1シェアの日本テレビメーカーとなっていた!
なんと、アメリカでフナイは日本メーカーとしてはNo.1の出荷数を誇っていたのです。
恐ろしい。日本で「FUNAI」と言っても国民に通じないのに、アメリカで「FUNAI」と言えば、「Oh!FUNAI!ニンジャ、ハラキリ、FUNAI!」などと言ってもらえるかもしれないのですね(個人の意見です)。
さらに大谷翔平が属するメジャーリーグチーム「ロサンゼルスエンゼルス」とスポンサー契約しているというよほどのスポーツマニアで無ければ知らない事実が!
やりました。「世界のFUNAI」です。ちなみにこの情報は私がヤマダ電機で激安テレビを見ていた際に店員さんに教えてもらった情報です。
店員から次々と伝えられる驚愕の真実にいつ膝が砕けてもおかしくないといった状況に陥りましたよ。「も、もうやめてくれ…!おれの脳をフナイの真実でこれ以上支配しないでくれぇーーーっ!」と言ってテレビコーナーから逃げ出しました。
しかし、家に帰ってからパンドラの箱を開けるようにフナイの秘密について調べてしまいました。するとさらに驚愕の事実が判明してしまったのです!
実は知らずにFUNAI製品を使っている日本国民が多数いる!
この事実については伏せようかと思いましたが、真実を伝えるのがファミリーフィッシングジャーナリストとしての指名。どんなに恐ろしく、国が傾くような出来事でも勇気を出して告発しなければなりません。
なんと、「日本国民が知らずにFUNAI製品を使っている」という可能性が高いのです!
というのもフナイが日本でしばらく姿を消していた理由が、「OEMに徹していた」ということなのです。
フナイは東芝や三菱のAV機器などのOEM供給を行っており、しばらくの間自社ブランドの製品として発売をすることはありませんでした。しかし2017年にヤマダ電機と独占販売契約を結び、独自のブランド製品としてテレビを中心に販売を開始したと言うのです。
東芝や三菱などの製品を使っていた皆さん、懺悔してください。フナイを「クナイ?あのニンジャが投げてくるやつ?」なんて言ったことを後悔してください。
フライは、もとい、フナイは日本人の心に生き続けていたのです!
ということで、私は一世一代の大博打「フナイの大型テレビを買う」という人類未踏のチャレンジに及ぶことになりました。
フナイの4K対応大型テレビを購入!
さあ、買ってしまいましたよ。フナイの55型4K対応テレビを。
税別59,800円。安すぎてヘソで茶を沸かします。
そして一週間後、フナイの55型テレビが我が家に到着しました。
電化製品素人にまさかの洗礼!
これで4K映像が見られるのか…。感慨深い気持ちでテレビの配達員に聞きました。
「で、これってそのまま4K放送が見られるんですか?」
すると…、
「4Kチューナーが無いと見られませんよ。」
な、なにぃーーーっ!
知らなかった…。4Kテレビと4K対応テレビは違う物なのだとか。4Kテレビは4Kチューナーが内蔵されており、4K対応テレビは4Kチューナーを外付けすれば4K映像が見られるとか。
急いでヤマダ電機に駆け込みます。そして店員に聞きました。
「このチューナーを買えば4K映像が見られるんですよね?」
すると…、
「衛星放送のアンテナが設置してあればですけどね。」
な、ななななにぃーーーっ!
全くの無知。厚顔無恥のとんだ貧乏人が馳せ参じました。
とんだ早とちり、とんだフナイングを見せてしまいました。これだから家電素人は困りますね。
4K対応テレビで4K映像を見るには「チューナー」と「BSアンテナ」が必要!
4K放送とはそもそも衛星放送の一部だったのです。
私は普通に地デジの映像が高画質になったものだと思っていました。全日本人を二分化すれば、私は世の中の電化の仕組みにまるでついていけなくなった後期高齢者と同じグループに分類されたのです。
仕方ない…。ただ大きいテレビを楽しむか。
私は特に映像にこだわりなどないため、テレビが大きくなっただけで大満足です。あとは世界のフナイの性能を見せていただきましょう。
フナイのテレビ「FL-55U3020」の実力は…?
フナイの格安テレビシリーズ「FL-55U3020」の性能はどんなものでしょうか。貧乏人を満足させられるものでしょうか。
メーカーエンブレムは小さくて良し
外見は全く不満無し。機器の下部にあるFUNAIのエンブレムがとっても小さいのがお気に入りです。
大々的にメーカー名が表示されているわけではないため、パッと見は分かりません。
しかもエンブレムはプリント。フナイの奥ゆかしさに脱帽です。
脚が小さいので少々不安…?
しかしテレビの脚部が何だか心もとない感じがします。両脚合わせて4点ポジションとなっていますが巨大であるがゆえ、上部を揺らすと不安を感じます。
さらに強く揺らすと後部の2点の脚が少し浮きました。これは至急耐震対策が必要だと思います。
脚の設置点が非常に小さいため、耐震ジェルでは対応できなそうです。耐震ベルトや耐震ポールなどが必要でしょう。
映像はまずまず
さて、映像はどうでしょうか。いわゆる普通のハイビジョン映像です。可もなく不可もなく、以前のテレビと変わらない感じですが、やはり巨大なディスプレイなので迫力が違いますね。
これは私のような「電化製品に全くこだわりはないけれど大きいことは良いことだ」と思うズボラ人間には最適ですね。そして私のような貧乏には最貧ですね。
アンテナコードが付属されていない
注意点としては、ヤマダ電機で購入するとアンテナコードが付属されていないため別途購入することが必要です。1,000円程度で買えますが。
しかし息子の夢、「大型テレビでDAZNを見る」を叶えられて感無量です。65,000円で形だけVIP気分を味わえました。
メーカーにこだわらなければ50,000円代で買える大型テレビはまだまだあるぞ!富豪気分を味わいたい人はチェックだ!
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コメント
いよいよフナ釣りかと、久々に腕がなるぜ!と思いきや
ふ フナイかー
しかも斜め下目線の家電情報貧弱にもわかりやすい
4Kテレビと4K対応テレビの違いを読者はここで知ることになる…
釣り道具屋筋でナイロンとかPEとかポンド?池?号?とか、膨大なフックやルアーに絶望し、目方釣りプールの貸し竹のべ竿と錆びた針に、これで釣れるんだけどね!
と高笑いする我輩のような、家電情報貧弱かつ釣り道具屋筋放浪者には一筋の光明たるであろう!
4Kなんて貧乏人の私には理解ができない世界なんですね…。さらに8Kなんていう未曾有の世界が繰り広げられているとは…!
恐ろしい。海外旅行すらできない我が家に宇宙旅行の話が来るようなものです。
なんということでしょう…。
あれこれ手を加えないと、求めて性能が使えないだなんて、ひどい話ですね。
でも、息子さんの夢を叶えられたのであれば、父親として大勝利ですね!お疲れ様でした。
今回は私の電化製品への知識の低さに反省しました。
しかし…、大きいことは良いことだ!これに気付けただけでも幸いです!
ハイセンスのテレビが無い!
ダメ!記事のリライトを要求します!
・・・ハイセンスのテレビ良いですよ。
同じ値段で4Kチューナー内蔵ですよ。
買う前に連絡してくれれば良かったのにー!!!
ポテポテさんが大型テレビを買っていたので欲しくなりました…。
私は値段的にアイリスオーヤマにしたかったのですが家族会議の結果「大谷翔平のフナイ」に決定しました…。
家族会議でフナイになったんですね・・・。
ではしょうがないですね。
でも、フナイは結構安心ですよ。
私のハイセンスは当たり外れがあるみたいなので、ちょっとドキドキです。
今のところは問題なさそうですけど。
・・・しかし、グリーンさんの家はちょっとお金掛かっている感じが・・・!!
今度ハンモック付けましょう!ハンモック!
グリーンさん。こんばんは。
4K… ちょっと騙された気分になりますよね。4Kチューナーがつくと一気に高くなりますからね。
因みに私が頻繁に行くヨドバ◯カメ◯の店員さん曰く、『4Kチューナーを買うのはもう少し待て!』との事です。技術的にまだ安定してなそうです。
しかし、55インチは羨ましい!うちは壁面家具のため最大50インチまでしか入りません。今はSONYの49インチです。
最近の電化用語にはついていけなくなりました。しかしフナイで始まりフナイで終わる。私のテレビ人生は19インチに始まり55インチで終わりました…。
大丈夫。チューナーは買いませんよ。アンテナ自体を買うお金がありませんからね…。