初のゴルフデビューでホールインワン！【日本人初の快挙を成し遂げた貧乏ゴルファー】

さて、道具を全て借りて揃えたという貧乏ゴルファーが初のゴルフコースに出ます。

貧乏人がゴルフに挑む！無料でセレブのスポーツは出来るのか！？

 

 

平日4500円の格安コースを備えた群馬県の上武カントリークラブ。ここでプアーゴルファーが輝かしいデビューを果たそうとしています。

 

 

受付を済ませラウンド開始時間を待ちます。

 

受付で住所や氏名を記入する→道具をカートに乗せる（スタッフの方がやってくれる）→時間になったら勝手に開始

 

こんな流れでした。

 

 

 

しかし開始までの時間はかなりありましたのでその間一緒にコースを回る友人にレクチャーを受けます。

 

私はコースデビューは初めて。しかし経験が全くないというわけではないのですよ。

 

 

 

打ちっ放し

 

と

 

モニターゴルフ

 

です。

 

 

もはや素人ではありません。かじり虫。ゴルフかじり虫です。

 

 

 

素振り場でドライバーの素振りを５回し、練習用グリーンでパターの練習を10分やりました。

 

遙かなるオーガスタへの準備はバッチリです。

 

 

 

時間が来ました。ラウンド開始です。

 

 

 

まずは第一打。ショートホールなので７番アイアンを使います。

 

 

「おれの７番が火を噴くぜ！」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

スイングが空を切りました。

 

 

 

 

２回目。今度はヒット！

 

 

飛んでいく！グングン飛んでいく！

 

 

コースのなかほどに。

 

 

 

そこから四苦八苦して、いや、切磋琢磨して何とかグリーンに乗りました。

 

 

８セーブ。パー３のショートホールで見事８セーブを見せました。

 

 

 

難しい…！思っていたよりも難しいではないか…！ゴルフよ！遙かなるオーガスタよ！！

 

 

 

その後、

 

2ホール（パー5）：13

3ホール（パー4）：9

4ホール（パー5）：12

5ホール（パー3）：6

6ホール（パー3）：5

7ホール（パー4）：9

8ホール（パー5）：8

9ホール（パー4）：8

ハーフ計78打

 

 

 

まあこれぐらいにしてやろうかな。

 

とにかくアイアンが思い通りにいかない。２メートルの飛距離しか出ないこともしばしばです。

 

 

 

空を見上げ「風の大地」さながら思いにふけります。

「宇賀神さん…。小針先生…。オーガスタの空からあなた達を想っています…。」

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ハーフを終了し、無料の昼食（ラーメン＆チャーハンセット）にありつきます。

 

 

 

後半戦。空腹を満たした貧乏人はボルテージマックスです。

 

 

後半の目標は「二桁を出さないこと」。宇賀神さんに誓います。

 

 

 

そして小針先生の「棒の球」を打てるようになりたいですね。小針先生と２人だけで練習した、あの「棒の球」をオーガスタでも出せるようになりたいです。（「風の大地」より）

 

 

 

調子は上々。10ホール（パー4）を7打、11ホール（パー4）を9打で終えます。

 

 

 

そして12ホール（パー3）を迎えます。

 

思い切ったダウンヒルのショートホール。高低差が激しく距離感が掴めません。（グリーンは右）

しかし距離感など掴もうが掴まなろうが初心者には関係ありません。７番アイアンを選択します。

 

 

 

「小針先生…。棒の球、このオーガスタでも棒の球を打てれば大丈夫だと思います。」

 

 

ほぼ無風。７番アイアンに魂を込めます！

 

 

 

 

カンッ！

 

 

 

「こ、これは…！」

 

 

真っ直ぐにピンに向かっていきます。しかし私が思い描いていた放物線とは異なり距離が届いていなそう。

 

 

 

「ありゃー。」

 

 

グリーンの手前に落ちます。

 

私が思い描いていた小針先生の「棒の球」の軌道とは異なり落下してからコロコロと前進していきます。

 

 

 

失敗したと思っていた私をよそに友人たちは騒然。

 

 

 

「おい、いいぞ！やばいぞ！」

 

 

もはや私はボールの軌跡を失いました。しかし友人達はさらに騒然。

 

 

 

そして・・・、

 

 

 

 

 

 

「うわぁーっ！入ったーっ！！」

 

 

友人達が歓喜の抱擁をしてきますが私は頭が真っ白。本当に入ったのかなんて分かりません。見えていませんでしたから。

 

 

 

 

「ま、マジか！？入ったのか！？」

 

 

大団円の中、私は冷静になりボールを確認してきます。これだけ入っていると言われて入っていなかった時の落胆感を味わうわけにはいかなかったのです。

 

 

しかしとりあえず撮っておきました。「本当だった時の記念写真」を。

 

 

その後、グリーンへ移動し、カップの中を確認します。

 

 

・・・・・

 

 

 

 

MAGIKA…

 

 

 

 

 

マジか！？

 

 

入っていました！ホールインワンです！！

 

 

初めてのコースデビューでホールインワンを達成してしまいました！！

 

 

 

これは奇跡！ホールインワンがすごいということは知っていましたが初のコースデビューでそれが出るとは。

 

 

しかし私は貧乏なので焦るばかり。なぜならホールインワンをすると周りに祝いを振る舞わなければならず、そのための保険もあるのだとか。

 

 

ホールインワンをしただけで周囲の赤の他人にまで酒池肉林を提供しなければならないのか！？

 

 

 

しかしそれは大会などでの場合だと聞き一安心。良かった。幸運が不運とならなくて本当に良かった。キャディーさんがいないから認定されないとのことでしたがチップを払わされなくて良かった…。

 

 

「小針先生…。先生と練習してきた棒の球が打てました。これなら全豪オープンでも通用すると思います…。」

 

 

何も考えずホールインワンしたボールを即次のコースでOBさせてロストするという大盤振る舞いをかまします。

 

 

そしてその後は大した活躍も見せずハーフ計69。18ホールで147というスコアでした。

 

 

ノーボギー、ノーパー、ノーバーディー、１ホールインワン。奇跡の結果で初コースデビューを終えました。

 

 

 

しかし貧乏人でもホールインワンを取れることを証明できただけでも幸いです。貧乏人が道具を０円で揃えてもホールインワンが取れたというのは全米が泣いたことでしょう。

 

 

まさにプアー界騒然。全プアー界が財布の紐を緩めた瞬間です。

 

 

 

貧乏な皆様もぜひビギナーズラックを狙って初コースデビューを果たしていただきたいと思います。

 

ちなみに後日ネットでざっくり調べてみたところ、初コースデビューで初ホールインワンを成し遂げたイギリスの女性がいるとか。日本人では見つからなかったのでおそらく日本初の初コースデビューホールインワン。これから自称日本人初を名乗り続けます。

 

でも…、

 

 

 

 

死なないよなぁ！？なあ、オレ車とかに轢かれて死なないよなぁ！？

 

 

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