栃木県北でのおすすめホテルは「山西」!どこがおすすめかは読めばわかる!
栃木県北エリア(那須塩原・大田原等)には優秀な管理釣り場が多くありますね。
ただ、遠方から行く場合は朝イチから釣りをするために未明に出発しなければならないということもあります。
「早朝に起きるのがツラい…」、「でも朝イチから釣りをしたい…」、そんなお悩みを抱えるあなたに朗報です。
「前泊」という手段があります。
もちろん、時間に余裕がある方が取れる手法ですが、それほどお金がかかるわけではない。なぜなら、栃木県北エリアにはミラクルな「激安ホテル」があるからです。
今回はそのミラクルなホテルの一つ、「ビジネスホテル山西」をご紹介したいと思います。ただし、これからビジネスホテル山西を楽しみたいと思っている方は絶対に読まないでください。
いざビジネスホテル山西へ…!
未曾有のイベント「管釣りフェスってなんだ!?」の前日から前乗りするために大田原市内の宿泊施設をネットで探していました。
すると…、
や…、安い…!安すぎる…!!
なんと素泊まり税込3,980円というスペクタクルな価格のホテルを発見!それが「ビジネスホテル山西」です。
管釣りフェス会場のアングラーズパークキングフィッシャーへは車で15分ほど。こんなに立地に適したホテルはありません。
さらにちょびっとだけ遠くにある「ホテルアジサイ」は4,800円とこちらもリーズナブル。どちらも休前日価格というのだから驚きです。
私がビジネスホテル山西の予約を取ったのは宿泊日前日。しかしビジネスホテル山西の予約ページは威風堂々たる空き状況を惜しげもなくさらしています。
キングフィッシャーでの管釣りフェスの打合せもすぐに終わり(全て準備してもらっていたため)、いざ山西へ!
3,980円の素泊まりプラン。ビジネスホテル山西には居酒屋が併設されているため、その様子を見に一旦現地に行きました。
玄関を見てみると…、
く、暗い…!やっているのか…!?
居酒屋はもとよりホテル自体やっているのかを疑わせる装い。さすが山西、最後まで安心させませんね。
駐車場には車が何台か止まっていたため、とりあえず安心して車で2分くらいのセブンイレブンに行きました。
そしてチェックインへ。
「宿泊客は自分だけなのか…?」と思わせるロビーには誰もいません。フロントにはキーアイテム「魔物の呼び鈴」が置いてあったため、それを鳴らしてみます。
すると、奥から声がし、支配人らしき人がフロントに来ました。
料金は前払い制。3,980円を支払いルームキーを受け取りました。
すると、玄関から入ってくる中高年の夫婦が。
良かった…。宿泊客は私だけじゃなかったんだ…。
同士がいる。当たり前です。土日でこんな激安なんだからたくさんの部屋が埋まっていないわけがありません。
しかし安心した私の耳に衝撃の言葉が突き刺さります…!
「暗い…!お化けが出そうなんでキャンセルさせてください!」
その中高年夫婦の奥さんは支配人らしき人の眼前でそう言い切りました。出会って5秒でキャンセルです。
しかもホテルにとって「お化けが出そう」はタブー中のタブー。宿泊業としてのプライドがズタズタにされる禁断の言葉なのです。
キャンセル手続きを始めた中高年夫婦を置いて私は階段で2階に上がります。「エレベーターもないの!?」という奥さんの声を背中で受けながら…。
さあ、私の宿泊部屋のある2階廊下です。
おそらく初代バイオハザードはこのホテルの廊下をモチーフにしていたのでしょう。大人気ゲーム開発のきっかけとなっています。
あの中高年夫婦が「お化けが出そう」なんてビビっているなんてとんだお門違いです。お化けではなくゾンビが出そうなのですから。
しかし私にとってはテンションが上がる。このノスタルジー溢れる館内のデザインは逆に安心と好奇心を増長させます。
なんたって3,980円。地域最安値ですから。地域最安値なのに普通のホテルだったら逆に拍子抜けです。このロマンを待っていたのです。
キーを開けて部屋に入ります。右手にはベレッタをしっかりと握っています。
なるほど。いい感じです。ザ・男の一人旅行と言わんばかりの趣きですね。
室内はなかなかどうして、快適そうな感じではありませんか。
壁にはスイッチが。押してみます。
そしてまたつけてみる。すると先ほどとは違い暗めのライトがつきました。
…で、これどうやって明るくするんだ…?
スイッチに調光機能はついていません。ライト自体にヒモが伸びているわけでもありません。私は狼狽しながら部屋を隅々までチェックしましたがこの部屋を明るくする術は見つかりませんでした。
仕方なくもう一度スイッチを切ってみます。そしてまたつける。
おおっ!明るくなりました!なんと山西のライトはつけた回数により明るさが切り替わる旅館業界初の「マルチプッシュ方式」を採用していたのです。
最初の謎解きをクリアした私はセブンイレブンで買ってきた食料の入っている袋を開きます。
しまった、お茶を買ってくるのを忘れた…。
コンビニで多量の酒を買ってきたのにお茶を買うのを忘れてしまいました。仕方なく1階の自販機に買いに行きます。
すると、またもアクシデントが私を襲います。
な、なにぃーっ!!なんと、自販機が無い。外で買ってこいというのです。
しかも郵便局は歩くとそこそこの距離。雨が降っており傘も無い私はまたも車に乗って先ほどのセブンイレブンまでいくハメになりました。
「まあしょうがないか…。」車に乗り、駐車場から車道に出ようとします。すると…、
ガコッ!!
ぐわっ!なんと車体が地面に打ち付けられました!
なぜだ!確かに「段差解消プレート」が置いてあったはず…!段差部分を確認してみます。
な、なんと…!2枚だけ「サイズ完全錯誤」のプレートが敷いてあったのです!またしてもやられた…!またも山西のトリックにまんまとハメられたのです。
ここまでは山西に翻弄されまくりです。しかし私だってダテに座右の銘を「トラブルと遊べ」にしていない。山西を至極快適に過ごしてやります。
コロナの影響で大浴場が閉鎖されているためユニットバスのみしかなくてもヘッチャラ。
冷蔵庫に電源が入っておらず、電源を入れてから冷えるまで相当かかったこともヘッチャラ。CHA-LA-HEAD-CHA-LAです。
ビジネスホテル山西を完膚なきまでに完全攻略しました。
さあ、明日は早い。英気を養うため早めの就寝です。未曾有の管釣りフェスの成功を祈って…!
・・・・・
・・・・・
ガンガンガン!!
ヒイッ…!!
ドアから鳴る音で飛び起きます。何が起きているのか分からずパニックとなりました。
ガチャガチャガチャ…!
そしてドアをカギで開けようとする音…!つ、ついに来たのか…!タイラントが…!!
・・・・・
音は鳴り止みました。私は担いでいたロケットランチャーを静かに下ろします。
時計を見ると深夜1時。山西最後の罠「デリバリータイラント」に安眠を妨害されました。やはりすんなりとは終わらせない山西の最恐サプライズに敬意を表します。
やはり山西は最高だ!思い出作りにも!
翌朝4時半。なんとか睡眠を確保することができ、快適に目を覚ますことができました。
もちろんフロントに人なんていません。ルームキーボックスにキーを入れてビジネスホテル山西を後にします。
しかしここまで楽しませてくれるホテルだとは思わなかった。もう栃木県北エリアの宿泊先はビジネスホテル山西に決まりですね。なんといっても旅人を飽きさせない。真・おもてなし旅館ナンバーワンの座をほしいままにしています。
さあ、みんなもビジネスホテル山西に泊まろう!退屈な一人旅を緊張感あるものにしてくれるはずだ!
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